Line  パーティションのおはなし
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今回はハードディスク(HD)のパーティションについてです。

パーティションとは「区切り」のことです。
ハードディスクを一定の容量で区切り、ドライブの数を変化させることを指します。

「ドライブって何?」という人は、とりあえず自分のPCの「マイコンピュータ」を開いてみましょう。
ハードディスクドライブ(HDD)に「ローカルディスク(C:)」というのがあるでしょう。
それをCドライブと呼び、OSがインストールされているシステムドライブです。
マシンによっては、Cドライブの他にDドライブ、Eドライブなどが存在しているものもあります。

ここでは例として、「Cドライブ」と「Dドライブ」の二つを持つPCを想定して話します。
この場合、HDDが「パーティションによって2つのドライブに区切られている」という言い方をします。
この「Cドライブ」と「Dドライブ」は、何でできているのでしょうか?

パーティションには、「物理パーティション」と「論理パーティション」の二つがあります。
PCのデータは全て「ハードディスク」に格納されるという話はメモリのお話の中で以前しましたが、
・物理パーティションはハードディスクが物理的に区切られていること、
・論理パーティションはハードディスクが論理的に区切られていること

を指します。(そのままやん)
HDDが2つのドライブに区切られている場合、これが物理パーティションだとすると、
PCの中にHDDがもともと2つあって、そのためにドライブも2つあることになります。
論理パーティションであるとすると、PCの中にHDDは1つしかないけれども、
論理的な「区切り」によって、仮想的に2つのドライブとして扱われているということになります。

論理パーティションは固定ではなく、好みで自由に区切ることができます。
OSのインストールされている論理ドライブの含まれるHDD(わかりにくいかな)を区切り直す場合は
OSの再インストールが必要になりますが、
パーティションマジックなどのソフトを使うとOSの再インストール無しでも区切り直すことができます。
例えば50GBの容量を持ったHDDを1つのドライブ(Cドライブ)として使った場合
OSを再インストールする度に全てのデータを退避・復元する必要がありますが、
ここで論理的に(Cドライブ:20GB)(Dドライブ:30GB)に区切り、
データは主にDドライブの方に保存しておくようにすれば、
OSの再インストールで初期化されるのはCドライブのみなので、Dドライブはバックアップの必要がなくなり、
バックアップの手間もフォーマットの手間も省ける、という利点があったりします。

ただしここで注意点が2つ。
ひとつは、論理的パーティションはあくまで「論理的に」区切っているだけであり、HDDは1つなので、
HDDが物理的に壊れた場合、そのHDDに含まれるドライブは同時に死んでしまいます。
また、上の例で「Cドライブのみ初期化で大丈夫」と書きましたが、万一初期化に失敗とかしたりすると、
Dドライブのデータも同時に失われる可能性は高いです。
論理パーティションによる区切りは、物理パーティションほど完全な区切りではないことは注意しましょう。
もうひとつ、DELLマシンのようにOS再インストールCDが同梱されているマシンはパーティションを自由に区切って問題ありませんが、
リカバリCDを使って再インストールするタイプのPCの場合、HDDのパーティションに関係なく
勝手にHDD全体を初期化してしまうことがあります。
その場合はどのように論理パーティションを区切ってみても結局元に戻されてしまうので注意が必要です。
(特にノートPCの場合は自由度が低いことが多いです)

HDD容量に余裕があって、空きをもてあましていたりする人は、
試してみてはいかがでしょうか?
パーティションを自在に操れるようになれば、OSのデュアルブートも夢ではありません。

今日はここまで〜