アメリカ音楽紀行

 

…いつからだろう、アメリカに行ってみたいと思い始めたのは―。
10代最後のシーズンを ダウン&アウトというような中、
偶然か、運命か、ブルースと出会ったんだ。
出会ったというよりは、空からいきなり悪魔が降りてきて、
僕の心をとらえては放さなかったという様な、
それはあまりにも衝撃的な出来事だった。

おそらく時間的な差はあるにせよ、同じ空の下、
同じようにブルースに心をとらえられた連中が確かにいたんだな。
その頃は世間を知らなかったけど。

 

それから数年が経ち、僕の心の中で確実に育っていった
掴みようのないそれへの憧れと、また無邪気にルーツへの好奇心と相なって
再び同じような場所から、スタートすることを決意した。

それは決して大げさなことではなくて、とても自然なことだったんだな。


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