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自分の老いの暮らしを考えることは、実は、いまを気持ちよく暮らすことにつながるように思います。下宿屋「雨宿り」は、ホームや施設じゃない新しい空間の設立を目指します。みなさんのご参加をお待ちしております。
■マニフェスト わたしたちは「自分たち」が、「老い」を暮らす空間の設立を目指します。 その空間は、「老人しかいない」老人ホームとはことなり、世代や性別、境遇を超えた空間であることを想定します。 強いて言えば---- 軒下で雨宿りをする性別も世代も雑多な人々。一見、家族や恋人同士のように見えた人々も、雨が上がると、別々の方角へと出ていく ----そのような場でありたいと考えています。 ■なぜ「下宿」なのか? マンションやホームにしなかったのは、部屋のドアを開けた時に、人のいない通路があるのではなく、ある意味煩わしさを伴なう「社会」もしくは「世間」がある空間が人間には必要だと考えているからです。 さらには、退職金や資産を注ぎ込んで購入、定住する「終の棲家」ではなく、ある時期を過ごす場である、参加も離脱も自由な空間でありたいからです。 ■どういう空間なのか? この命題はこそがメールグループの設立の第一目的です。まずは、自分の願望や希望を言葉にすることからはじめたいと思います。 自分の老いの暮らしを考えることは、実は、いまを気持ちよく暮らすことにつながる部分が多いように思います。 たとえば---- ・住空間のほかに、老人や子どもをあずかるデイケアセンターやユースホステルを併設。 ・ユースホステルは、世間にはつきものの旅人」を取りこみたいと考えるから。 ・火の絶えない暖炉や囲炉裏をつくって、夜行性の人間にも優しい空間にしたい。 ・障害者や高齢者が自力やほんの少しの介助で利用できる風呂が欲しい。 ・湯治場の台所から生みだされるような、旨い料理(栄養学やカロリー計算から出発するのではない料理)を提供したい。 また---- 雨宿りをする軒先は、混んでる時は詰めあい、すいてる時はゆったりと、フレキシブルな空間です。だから、パーテーション(壁面家具)も階段も可動式で、家族構成や来客に応じてササっとかわる、早野凡平の帽子みたい(古い(^^ゞ)な空間が欲しい。さらに、その場に留まる「家」ではなくて、出たり帰ったり、人を縛らない、観念のフレキシビリティをもった場にしたい。 ----というものでもかまいません。 みなさんの「わがまま」をお待ちしております。 [管理人:ぶんろく] |