少し前に「もしも世界が100人の村」というのが流行った? 一読すると、たしかに、わかりやすいが、世の中こんなに単純なものじゃないだろう!! 子供に読ませると、道を踏み誤ると思った(おおげさ!!)

そこで――
もしも朝鮮民主主義人民共和国
100人の村だったら


誰かが私に興味深い話を聞かせてくれました――
もし現在、わたしたちが入手できる統計をきちんと盛りこんで、
朝鮮民主主義人民共和国を100人の村に縮小するとどうなるでしょう。

52人が女性で
48人が男性です。

26人が14歳以下の子供で、
68人が成人、
6人が65歳以上のお年よりです

14人が党員で
5人が軍人
37人が農民で
5人が市民を監視する末端の情報員です

一人当たりの所得は706ドル
そのうちの8ドルは麻薬とミサイルを売って稼いだものです
過去5年間で12人が餓死しました

その村には、
100人の市民がいます。

もしこのように縮小された全体図からみたら、市民ではない1人の独裁者も、
外国から拉致された人、匿われているテロリストの数も見えてこないことが良くわかると思います。

また次のような視点からもじっくり考えて見ましょう

もしあなたが今朝目が覚めた時、病気でなく健康だなと感じることが出来たなら、
……あなたは今週生き残る事のできないであろう北朝鮮の人たちより恵まれています。
……でも、都心のマンションを所有し、毎晩のように外食し、銀行に預金を持ち、年に一度は海外旅行に出かける日本人よりは恵まれていません。

もしあなたが戦いの危険や投獄される孤独や獄門の苦悩、
あるいは飢えの悲痛を一度も経験したことがないのなら……、
あなたは北朝鮮の人たちよりも恵まれています。
でも、わたしたちがすべてのものからに自由だとは限りません。

もしあなたが逮捕拷問、迫害、
または死の恐怖を感じることなしに無邪気に神を信じる事が出来るとしても……
その神と首領様のどちらが優れているのか判断することはできません。

もし銀行に預金がありお財布にお金があり
家のどこかに小銭が入った入れ物があるなら……
あなたはこの世界の中で最も裕福な上位8%のうちの一人です
だからといって、わたしたちがすべてを手に入れられるわけではありません。

もしこのメッセ−ジを読む事ができるあなたは北朝鮮の多くの人々よりは
物質的にずっと恵まれていることだけは確かです。
でもこの世の出来事のすべてを知ることは出来ないのです。

独裁者は「大切な国民のために重油をください」という代わりに「ミサイルを打ちこむ」と強がります。
独裁者は「大切な国民のために食料をください」という代わりに「核開発をする」と強がります。
独裁者は「大切な私の息子が大好きなディズニーランドに行きたいので国交を結んでください」という代わりに「拉致拉致吼える犬だ」と嘲ります。

偉いお坊さんがこう言いました。あの国を一言で書き表すならば「哀」だと。

首領様に執着することなく喜んで働きましょう。
かって一度も傷ついたことがないかのごとく首領様を愛しましょう。
スパイが見ていないかのごとく自由に踊りましょう。
スパイが聞いてないかのごとくのびやかに歌いましょう。
あたかも北朝鮮が地上の天国であるかのように生きていきましょう。
わたしたちにはあなたがたを助けることはできません。

このメッセ−ジを北朝鮮の人に伝えて下さい。
そしてその人の明日を照らしてください。



参照 「もしも世界が100人の村だったら」作:K.Leipold 訳:なかのひろみ


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