ほおずき

走馬灯に照らされて
僕はほおずきをかんで
風鈴の唄に合わせてきみが
団扇で そっと風をくれた
僕の肩越しに
子供の花火をみつめ
きみは小さくつぶやいた
消えない花火があるなら欲しいと


収録アルバム:せせらぎ
発売日:1975年5月25日
撮影場所/東京・浅草寺「ほおずき市」にて(2000.7.10撮影)

<浅草寺・ほおずき市>
毎年7月9、10日に行われます。
10日は、「四万六千日(しまんろくせんにち)」といわれ、この日にお参りすると46000日(127年分)の功徳 に預かれる。 「四万六千日」の前日の9日から2日間、境内で「ほおずき市」が開かれます。
浅草寺のお守りに「雷除け」がありますが、浅草寺の「ほおずき市」で売られているほおずきにも 同じ効果があるとか。
はっぴ姿の威勢のいい売り声があちこちから聞こえていました。 緑の葉とほおずきの朱のコントラストが鮮やか。
買うと竹かごに入れて、ガラスの風鈴をつけて くれました。一鉢2,500円。


「ほおずき」の歌詞に見られるのどかなお祭りの風景は、ますます失われていってますね。
歌詞のように、彼女の下駄の鼻緒をすげかえてあげられるような若い男の子も、もういないでしょうね。


〜あの日のお祭りに 今夜はひとりで行ったよ
想い出のほかに ひろったものは
誰かが忘れた ほおずきをひとつ〜




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