アブラムシの天敵は、これまでにもたくさん虫日記に載せてきました。 |
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テントウムシ成虫(左:ヒメカメノコテントウ)と幼虫(右:ナミテントウ)
多くの種類のテントウムシは、成虫幼虫ともアブラムシを食べます。
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クサカゲロウの幼虫(左)と成虫(右)
幼虫・成虫ともアブラムシを食べます。
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ヒラタアブ幼虫(左)と成虫(右)
幼虫はアブラムシを食べますが、成虫は花粉を食べます。
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アブラバチ成虫(左)・アブラバチのマミー(右)
アブラバチはアブラムシに卵を産み付けます。
アブラムシの体内で孵化したアブラバチの幼虫は、アブラムシの中身を食べて育ちます。(マミー)
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よく目にする天敵をざっと揚げましたが、他にも、アブラムシの天敵はたくさんいるそうです。
先日、何気なくアブラムシを見ていたら、
字を描くようにフラフラと飛んでいる小さな虫を見つけました。
その動きをじっと見ていると、徐にアブラムシがたくさんいる場所に近づき
素早くアブラムシをくわえ、飛び去っていきました。
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福音館書店のたくさんの不思議傑作集
「ノイバラと虫たち」の中に、
同じようなハチが出てきます。
そこでは「コシボソアナバチの仲間」だと
記されていました。
大きな顎でアブラムシを掴まえた後、
直ぐに、空中で身体をくの字に曲げ
アブラムシに麻酔を施します。
一瞬の出来事です。
そして、アブラムシを咥えたまま巣に向います。
しばらくすると、また同じ場所に戻ってきて
再びアブラムシを捕まえます。
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アブラムシを狩るハチは「アリマキバチ」が知られていますし、本には「コシボソアナバチ」の名前も出てきます。
一体、このハチの正体は・・・
ということで、厚かましく「大阪自然史博物館」に質問させてもらいました。
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実物を見ないとはっきりしたことはいえませんが,写真から判断すると
イスカバチ属Passaloecusのハチだと思います.
獲物はアブラムシのみを狩り,巣は材の小さい穴を利用してつくられ,
植物のヤニや木くずなどで仕切をするようです.一つの部屋に20〜50頭
もの獲物を蓄えることが知られています。
アリマキバチも近いなかまですが,もう少し腰が細くなりますね。
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久しぶりに面白いシーンに出会い、興奮しました。
それから何日もこのハチを見るため、同じ場所に立っている私でした(笑)
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