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2002年5月18日  ごま粒大の困った甲虫たち 

ヒメマルカツオブシムシ
マーガレットなど、キク科の花の中でよく見かけます。
花粉を食べているのでしょう・・・
小型のテントウムシに似た甲虫です。
大きさは、約3ミリほど。
可愛い♪って思っていません?

彼?彼女?の名は、

「ヒメマルカツオブシムシ」
ヒメマルカツオブシムシ・・・

そう。。。衣類に食い穴をあけてしまう憎き虫です。
その成虫が彼?彼女?なのです。
悪さをするのは、幼虫だけです。
成虫になった彼らは花粉や蜜などを食べて暮らしています。
成虫は白い色の花を好むらしく、白い洗濯物を花と間違えてくっついて家に入り込みます。
そして家の中の暗い場所で、さらに幼虫のエサとなるものの周辺で産卵するのです。
・・・そして、卵から孵化し、幼虫が衣類を食害する。
特に、ウール製品などが大好物。
でも、彼らは雑食のようで、ウールのような動物性繊維だけでなく
木綿などの植物性繊維にも手を出すとか・・・
彼らの食べ跡は、丸くキレイにくり抜かれたような特徴的な食穴です。
ウジムシに毛を生やしたようなモジャモジャの幼虫ですよ・・・見たことありませんか?
我が家でもやられましたネェ〜〜
セーターにスーツ。。。安くないものばかり(笑)
防虫剤、あまり大量に使いたくないんですけど・・・使わざるを得ないですよね。


ゾウムシ

これは、クロケシツブチョッキリとは別種で
イチゴハナゾウムシ(模様が特徴的で少し大き目)

クロケシツブチョッキリ
数ミリの小さな黒い甲虫です。
別名・・・バラのゾウムシ

長い口が特徴的な虫です。

意外にも身のこなしの軽い虫で
捕まえようと手を差し出すと
自らコロンと落っこちてしまいます。
蕾をつけたバラの茎の先の方に尖った口を刺し、傷を付け、そこへ卵を産み付けます。
黒い斑点(刺し傷)があれば、それはゾウムシの仕業です。
でもあの傷は産卵のためだけではないようなんですよね・・・
右の写真のように蕾の首が折れ曲がり、
やがてその部分は、軽く触れると簡単に落っこちます。
茎や蕾に産み付けられた卵は、その中で孵化し、その幼虫は
枯死した茎や蕾を食べて育ちます。
卵・・・ちょっと探してみたんですけど、時期が悪かったのかしら??運が悪かったのかしら?
折れ曲がったり、落っこちたりしたもの全部が産卵されたものではないそうなので
あたりくじを引くようなものだったのかも??
う〜ん、見つけられなかったです・・・悔しい。。。



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