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2/20  クモみっけ♪

冬・・・庭には虫の姿もなく寂しい日々を送っています。
しかし、家の中では外の寒さもなんのその!!壁や窓を元気よくピョンピョン飛び跳ねているクモがいます。
ハエトリグモです。
あまり虫と出会わないこの季節ですがハエトリグモを見つけたので今回はクモのお話です。
ちなみにクモは昆虫ではありません。(昆虫とは足が6本あるものを言うそうです)
クモと言えば「クモの網」を思い浮かべますが、全てのクモが網を張るわけではありません。
日本で知られているクモは約1200種といわれています。その半数が網を張ります。
クモが網を張るのはご存じの通り、獲物を捕まえる為の道具です。
運良く獲物がその網に引っかかればラッキー♪♪そんな気の長いクモなのです(^^ゞ
そして残りの半数のクモは獲物がやって来るのを待つ「待ち伏せ型」か、獲物を探し回る「徘徊型」のクモです。




バラの葉の裏に潜んでいました。
なんというクモかわかりませんが捕まえようとすると糸を垂らしスルル〜〜っと下へ逃げていきます。
待ち伏せ型のクモでしょう・・・


ハエトリグモの仲間(徘徊型のクモ)
よく家に出没します。小さな虫を探してあちらこちらをピョンピョン飛び跳ねていませんか?
全体的にクモは視力が弱く、主に震動で周りの状況を感じています。しかし、そのクモの中でこのハエトリグモは大変視力が良いのが特長です。それは「狩り」をするクモだからなのです。
ハエトリグモの顔をよく見てください!
正面にまん丸の大きな目が2つ付いています。そしてその両脇に1つずつ。
さらにその奥に2つずつ、計8つの目を持っているのです。
とっても愛くるしい顔をしています♪
そしてあの行動ですっ!!とっても可愛いハエトリちゃんなのです♪
でも・・・「朝蜘蛛は縁起がいいけど夜蜘蛛はダメ〜!」って言いませんか?
そんなことは人間の身勝手ですよね(怒)
夜、このハエトリグモもよく出てきます。たぶん電灯に寄ってくる虫を狙ってでしょう。
殺さないでいただきたいなぁ〜

ジョロウグモ(網を張るクモ)

メス

オス
この写真は秋に撮りました。
家の庇から約2mくらい下の植え込みまでの大きな網を張りました。とても目の細かいきれいな網です。
その真ん中にメスがジッとしています。メスの大きさ、カラダは2〜3pくらい、足をいれると10pくらいにはなるでしょうか。見ていると恐ろしく、気味悪い姿をしていますが、怖がりでおとなしそうなクモのようです。
その大きな網の上の方に申し訳なさそうにチョコンと小さなクモがいます。オスです。
メスよりも遙かに小さく、ひ弱そうで、一見子どもかと思うようなクモです。
カラダは1pあるかないかくらいで細い足をいれても5〜6pくらいでしょうか・・・
メスの近くにオスがいるということは交尾のチャンスをうかがっているのです。
クモの交尾はオスがメスの下に回り込んで行われます。この行動はオスにとって、大変危険な行動です。
もし、メスのご機嫌を損ねてしまったら・・・一巻の終わりです(^^;
実際にご機嫌を損ねないようにオスグモも努力しているようなのです!
音や振動で求愛を知らせたり、糸でくるんだ獲物をプレゼントするものもいます。
ジョロウグモの場合はメスが夢中で獲物を平らげているその隙を狙って行動するみたいです・・・
「ちょっとぉ〜〜、もっと努力してよ〜〜!!!」と言われそうです(^^ゞ


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