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7/21 恐怖のイラガ

ヒロヘリアオイラガ
見て見て・・・この蛍光色☆★
「ヒロヘリアオイラガの幼虫」
小さな頃には群でいるのよ!
あんな派手だった幼虫が
木と同化してしまった
「ヒロヘリアオイラガのマユ」


大きくなったら単独で行動します



イラガ

左写真は初齢幼虫で群になって食害します
右写真は何度か脱皮して大きくなったイラガです
これがかの有名な(?)
「イラガ」のマユ
ちょっとブチュっといってみました。
勇気のある方だけクリック!

とうとう、今年も現れたイラガ軍団!!我が家のヤマボウシの葉っぱに群がっているのを発見しました。
この毛虫が刺すと痛い!!!!らしいのです・・・(被害者はいつも父なのだ)
小さな頃には軍団を形成し、葉っぱをスカスカに囓ってしまう。少し成長すると単独で行動して食害もひどくなる。
時にはバラに飛び火して「マユ」をつくったりする。このマユの中でトゲトゲ蛍光色から地味な蛾へのステップを踏むのです。→その後、バラにも産卵し発生すると判明(-_-;)
だから「マユ」を見つけたらすかさず潰す・・・私は潰した!!というより潰れた(^^ゞのです。
まだ完全に固くなっていなかった「マユ」は私の親指と人差し指で潰され中から不気味なモノが覗いている。
うぅぅぅ・・・・怖いモノ見たさに小さな細い木ぎれでほじくり出す。少し湿気を持ちちょうど孵化したての鳥のヒナのような質感・・・。
うっ動いているぅ〜(汗)なんとも形容しがたいグロテスクな姿・・・・。確かに面影は残っているが・・。

これからこのイラガは変態します。冬を越して春にマユの中で脱皮して蛹になり、そして羽化をしてマユから出てくるのです。
また、冬を越す前の前蛹は釣り人の間では玉むしと呼ばれてタナゴ釣りのエサとして珍重されているそうですよ。
前蛹は白く変化していてもう刺すことはないのです。
しかし、あのマユを喜んで割って釣りエサにする人もいるんですね・・・・・(^^;)
あっ、釣り具店では売られているそうですよ。(ただ、人間が集めるので人件費がかかり、お高いとか・・・)

それにしても「ヒロヘリアオイラガ」と「イラガ」の蛹は随分と違いますねぇ・・・
「ヒロヘリアオイラガ」のマユは柔らかいのですが木と同じ色のマユを作ります。保護色ですね。
「イラガ」のマユは木に付いていても一目でわかるような卵形のマユを作ります。しかしとても硬くて簡単に壊すことができません。どちらも鳥などから身を守る手段なんでしょうね。
イラガのマユは「スズメノショウベンタゴ」とも呼ばれています。タゴとは肥たごのこと。
「雀がおしっこをためておく桶」と言う意味です。

イラガの幼虫は英名でスラグ・キャタピラー(ナメクジ青虫)と呼ばれているそうです。
それは、蛾の幼虫のくせに足が退化したために、お腹が平らな吸盤のようになっていてベタァ〜と葉っぱにくっついているからですって・・・。学名のリマコデデイもナメクジの意味なのだそうです。
どちらにしても気持ち悪いですよね〜〜



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