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チョウは鱗翅目(りんしもく)(羽に細かい毛のような鱗粉が生えている種類)に属します。
鱗翅目には、ガも含まれます。鱗翅目は、世界で約20万種いて、90%はガです。
日本には約260種類・世界では約1万5000種のチョウがいると記録されています。
チョウとガをはっきりと区別する基準はありません。
しかし、いくつかの点で一般的に分けることはできます(ただし、例外も多いのが現実です・・・)
| チョウとガの違い |
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チョウ |
ガ |
| 活動時間 |
昼間活動する |
夜活動するものが多い |
| 止まり方 |
羽を立てて止まる |
羽を開いて止まる |
| 触 角 |
こんぼう状 |
くしの歯状 |
口がストローのようになっているのもチョウの特長です。
また、チョウは種類によって卵を産み付ける場所が決まっており、それぞれの幼虫が食べる草(食草)も異なっています。多くのチョウは、幼虫の食草に卵を産み付けます。
チョウは他の虫たちと同じように周りの気温に体温が左右される変温動物で、活発に飛び回るには30度くらいの体温を維持しなくてはなりません。そこで体温を上げるために日光に体を当てます。輻射熱によって体温を上げるためには、チョウは種類ごとに決まった方法で日光浴をするのです。
| @ |
翅を開いて背中を日光に当てる |
| A |
翅を閉じて体の横を日光に当てる |
| B |
光をよく反射する白い翅を半開きにして背中に光を集める |
これら3つの方法のいずれかで体温を上げるのです。
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