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No.16




龍く〜ん!会いたかったよ!











ボク達、賢いんです!







気持ちの良いお散歩コース








2匹で並んで外を眺める…



「布団を独り占め」の図
2013.6.4(Long Drive & Ryu)
サスケ日記「龍兄さんに認められた日」

みなさん、こんにちは。サスケです。1号に「たまには自分で日記を書いて、2号をラクにしてあげなさい」と言われたから、今日はボクが『お出かけ日記』を書くことにしました。横で2号が苦笑いしながら、「どっちも一緒だし!」とブツクサ言ってるけど、気にせず書こうと思います。

このあいだ(4日)、リーダー達がお休みだったからドライブに出かけました。慣れたドライブです。行き先も行ったことある河口湖だったから、ボクは余裕でした。もう子犬じゃないからワクワクするけど落ち着いていられます。どうせ到着するまでは遊べないとわかっているから、車が走り出すとすぐ寝ます。この日もずっと寝てました。
途中、暑くて目が覚めました。気が付くとエアコンの風量がいつの間にか「微弱」に設定されてて、後ろで寝ているボクまで涼しい風がきません。そんな時は前方に身を乗り出して、1号と2号のなるべく耳元に近いところで「ハァハァ」とアピールをします。そうすると、「うわ、弱くしたらバレた〜」と、笑いながら2号がエアコンを「強」にしてくれます。「自分さえ良ければイイ」という考え方はボクは良くないと思います。リーダー達は笑ってないで、後ろで寝ているボクの事をもっと気遣ってほしいです。

河口湖では小さなお山に登りました。1号と2号は頂上で「涼しいね〜」と言ってたけど、ボクは暑くてどうにかなりそうだったから、「下まで降りたら河口湖に飛び込むぞ」と心に決めていました。だけど、降りたら「今日は泳がないよ」とサラっと言われ、ボクの夢はあっけなく破れました。
そのあと、西湖「野鳥の森」に移動しました。最近、リーダー達は鳥が好きみたいです。北海道でオジロワシやシマフクロウ、クマゲラ達と出会ってその魅力にやられたんだって。北海道ではボクも土手の散歩で、草の中からヒバリを出すのが日課だったので、その魅力はわかります。
っと、ここで2号の電話が鳴りました。2号の声が1オクターブ高くなったので、ボクはピーンときました。さては、今日はこれから何かあるな?

ボクの予感は大当たり!「野鳥の森」のあと、向かった先は山中湖にある龍くんちでした。山中湖といえば、ジャン君ちの山荘には行ったことあるけど、龍くんちは初めて。久しぶりに会えるのは嬉しいけど、ドキドキしちゃうなぁ。大丈夫かなぁ?
実は、龍くんって優しいお兄さんだけど、ちょっと、その…、すごいボクのことを好きでいてくれるから、ずっと背後についてきて、ちょっとの隙にガシーン!と抱き着いてくるんです。(苦笑)今まで何度か会ってるけど、そういう記憶しかなくて…。だから、会うまでボクは少し戸惑っていました。
だけど、久しぶりに会った龍くんは全く違っていました!挨拶で匂いを嗅がれた時、どうなるか!?と緊張したけど、「おぅ、よく来たね!」という普通の挨拶だけでした。だから、ボクは一気に気持ちがラクになりリラックス!広いお庭を走り回りました。1号と2号が龍ママさんと話しをしている隙に何気なく遠くの方に行ってウンチをして、スグに食べたりもしました。エヘ♪調子に乗り過ぎたかな?
そのあとは、おウチの中に入れてもらいました。あちこち冒険です。どう考えても、ニャンコさんがいる匂い&気配なのに、ニャンコさんが見つけらないのが不思議でした。そうそう、水飲み容器にお水が入ってなかったから、おねだりしてお水をもらいました。そして、飲み終わった後、口からポタポタ垂らしながら歩き回りました。「うわ、こぼさないの!」とリーダー達は呆れていたけど、龍ママさんは優しく「しょうがないよね〜」と言いながら床を拭いてくれました。ボクは、いつも2号から「水をこぼすな、こら、カッパ犬!」と言われるので、龍くんのママは優しくてイイな〜と羨ましく思いました。

リーダー達がお喋りしている間、ボクは暇だったから床に置いてあった鹿のツノを齧りました。すると、龍くんがこっちを見ていて目が合ったので、ボクは鹿ツノを床に置いてその場を離れました。すると、龍くんがそれを齧じ始めました。こんなことが何回もありました。普段、鹿ツノには興味ないらしいから不思議です。ボクが齧っているのを見て、やりたくなったのかな?鹿ツノの美味しさがわかったのかな?
そうそう、ボクが龍くんから教わったこともありました。龍くんは時々、ボクがびっくりするくらい大胆に2号に抱き着きます。割り込めないくらいベッタリです。そのたびに2号が龍くんのことを「可愛い、可愛い」と言うので、ボクは寂しい気持ちになりました。だけど、これが「甘え上手」っていうものなんだな、と勉強になりました。ボクは普段、他人に呼ばれても大好きな人じゃない限り聞こえないふりをしてそっけない態度をとってしまいます。甘え上手なワンコさんはきっと誰からもから愛されるんだよね。ボクも龍くんを見習おうと思いました。

リーダー達は食べたり飲んだりしながらお話ししっぱなしです。ひたすら喋っているのかと思いきや、外に出てハンモックに揺られ、いい年した大人なのにはしゃいだりもしていました。「繭になった気分〜♪」とユ〜ラユラ。近くにいたボクも乗せられそうになり、かなり焦りました。

日暮れ、龍くんと一緒にお散歩に出ました。龍ママさんが2号のために素敵な野鳥スポットを案内してくれたのです。別荘地のお散歩は本当に気持ちがいいなぁ〜。あちこちから鳥の鳴き声が聞こえ、木と葉の匂いが漂ってきます。迷子になりそうな道を右左に曲がりながら進み、谷を降りていくと、いました、いました。鳥さんです。
2号はもう大興奮。会えると嬉しい綺麗なキビタキ(♂)、そして今回初見のクロツグミが見られたようで、興奮のあまり「野鳥オタク」っぽい変なテンションになってて、ボクは龍ママさんに気付かれやしないかとドキドキしてしまいました。それにしても、爽やかで気持ちの良いお散歩でした。

家に戻ると、床に取り込まれたお布団がおいてありました。「フカフカ布団」と言ったらボクの大好物です。ほどよく疲れたところに、この布団…。あまりにも魅力的すぎます。だから、リーダー達がお喋りに夢中になってる隙に布団の上で寝ちゃおうと企みました。だけど、つい癖でクルクルと「寝床作り」を始めてしまってバレてしまい、2号に「何やってんの!」と止められました。だけど優しい龍ママさんが許してくれました。だからボクは布団を使わせてもらいました。龍くんも布団を使いたいみたいだったけど、譲ってくれました。そして、近くで優しく見守ってくれていました。
少しウトウトしていたら、途中、何かの気配を感じました。龍くんがパトロールに行ったので、ボクも窓の外を見に行きました。2人で並んで窓から薄暗くなった外をジッと見ました。ちょっと怖かったけど、龍くんが隣りにいたから心強かったです。
そうこうしているうちに、日も暮れて夜になってしまったので、もう帰る時間です。1号と2号は、龍ママさんちの居心地が良すぎたみたいで名残惜しそうでした。何度も何度も「また来ます!ホント、また来ますね!」と言っていたので、あまりの図々しさに恥ずかしくなりました。だから、さっさと車に乗り込みました。

その後、ボクは車に揺られながら、龍くんのことを考えていました。龍くんは、甘え上手でお茶目で、だけど頼りになる優しいお兄さんです。ボクは、龍くんと一緒に過ごす時間がこんなに心地良いと思っていなかったので、正直ビックリでした。それはリーダー達、そして龍ママさんもそうだったみたいです。ボクが若かった頃、龍くんは「コイツ、まだまだ青2歳め〜」と、きっと、からかっていたんだと思います。今回、7歳になったボクを、ようやく「大人の男」「話の分かるヤツ」として認めてくれたのかな?そう考えると何だか嬉しくなりました。
車内には、龍ママさんが庭で取ってくれた「三つ葉」のいい香りが立ち込めていました。その匂いを嗅ぎながら、ボクは気が付くと眠りについていました。

とっても楽しいお休みでした。もっと龍くんと仲良くなれる気がしたし、一緒に遊べると思いました。お散歩もまた一緒に行きたいです。だから、まだまだ元気でいてほしいです。
龍ママさん、龍くん、ありがとうございました。