KIKI休暇をちょっぴりカンボジアで過ごす

'98 飛行機の関係で5日しかいれないけど、アンコールワット行けたら
いっかぁなノリでカンボジアに行ってみました。
折角の世界遺産だったのに、おバカなKIKIが写るンですで写したものだから
写真はボケボケ。(-_-;) 口惜しくて帰国後一眼レフを購入しちゃいました。
後でただ単に腕が悪いだけだったつーことがイヤとゆうほど分かったけどね。
では行ってみよー。


出発は関空で孤独やわぁ

タイ航空でバンコク経由(乗り換え)でプノンペンに向かう。が、関空発の
時間は朝の5時。チェックインは3時、夜中やんけー。始発でも間に合わない。
仕方あるめぃ!終電で関空行って夜明かしだ。今回ちょっとドキドキなのは、
KIKI忙しくてドルにも両替してないし保険にも入ってない!ってことであった。
ホンマどこ行こうとしてるんでしょうね。この人は…。

人がほとんどいない夜中の関空。バイトくんか職員かわかんないけど広いフロアを
もくもくと2人ぐらいで掃除機かけてた。寂しい光景だぁ。
することないのでベンチで横になってカバンを枕に寝てみる。
休暇第1日目がこんなんでなんだか寂しいぞ〜。両替所も開いてないし…。
(最悪バンコクの空港で両替できるわっ)←なんでこんなに楽観的なのか謎

3時チェックインと同時に両替所も開き、保険屋も現れる。な〜んださっすが
一応24時間空港ね。


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一気にシェムリアップなのだ

朝のうちにバンコクに着き直ぐ乗り換え。プノンペンにはお昼ちょっと前に
着きました。VISAは10分ぐらいですぐに取れ、空港でアンコール遺跡
観光足場のシェムリアップ行きの国内線もさっさと買ってしまう。($55)

ロイヤル・カンボジア航空だよ〜ん。ロイヤルってついていると意味なく
嬉しいKIKIでした。ほんでもってその飛行機に乗ってしまえばあっちゅー
間にシェムリアップ!朝方関空出発で昼だいぶ過ぎにはもうシェムリアップ。
いや〜意外と近いもんだね〜。

ちっこい空港をでるとワラワラと客引き兼運ちゃんがよってくる。ん〜〜
ア・ジ・アだわぁ〜。「$1。$1。」へ?$1で宿屋に連れてってくれんの?
ハハーンマージンとるからタクシー代は安いのね。さっすがKIKI、だてに
アジアを旅してないぞ〜。賢い!「OK!行きましょ。」とさっさとタクシー
に乗りこむKIKIでした。

さ〜てどんな宿に泊まろうかしらん。社会人だからいいトコ連れてってよ〜。
お金はちゃんとあるんだから〜。
やっぱ冷房ついてて〜。ホットシャワーはもちろんで〜。
あ、でもカンボジアの安宿もちょっと見ときたいな。ちょっと!アナタ!
安宿先に見してちょうだいっ!

こうして連れてきてもらったゲストハウス。興味深々で見学するKIKI。
(あ〜この人世の中なめてるよ)蚊帳付きのベットに枕元に扇風機。
共同トイレにシャワー。あ、なんだか懐かしい感じ。。。
「ここでいいです。」
あれ?KIKIいいとこ泊まるんちゃうん!?何故か貧乏性が抜けきれなかった
のかOKしてしまったKIKIでした…。根っから贅沢できんのかしら…。

夜は超暑くてたまりませんでした。ミネラルウォーターを体にかけて涼しくし
ようと試みた。ちょっとは涼しく感じたが、やっぱり暑くて 眠りにくかった。
暑いよ〜。扇風機つけてもダメや〜ん。アホな自分を恨みました。
誰もこの宿に泊まるよう要求しなかったのに…お金も持ってるのに…。
なんでこんな目にあってるねん〜。


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アンコール遺跡ッスよ!!

暑くてなかなか眠りにつけず、よーやくぐっすり眠れたのは明け方でした。
パッチリと目をさましたのはAM9:00。ん!?9時?
ハッと思い出すと、昨日ここの宿でバイタクの兄ちゃんにアンコール遺跡の
観光を申し込んで、その約束が9時だったような。。。約束のテラス(宿内)
に行ってみると兄ちゃんはしっかり待っていた。
早速KIKI寝坊かよ…
(やる気ないよこの人…)

「ひょっとして今、起きました?」と寝起きボケボケのKIKIを見て兄ちゃん。
「はぁ。悪いけど朝ご飯食べてくるから待っててちょ。」と遅れてるくせにメシは
しっかり食おう
とするKIKI。

一人だけのツアーで良かったわ。ちょっと遅れたけど、観光開始!
バイタクの後ろに乗ってて緑のトンネルをくぐっていると気持ちいい♪
遺跡を見て回るのもいいけど、バイクで風を切るほうが良かったぐらい。
アンンコール遺跡はジャンングルに取り囲まれてるからいいのかも。

ほとんどの遺跡で苦労したのがチビガイド。
「やとってやとって!!」とウルサイウルサイ。
KIKI子供嫌いだからたまんない。「いらない」といってもまとわりついてくる。
ハッキリ言ってうっとうしくて観光どころじゃない。
(※バイタクの兄ちゃんはガイドまではしてくれないの)
途中あんまりウルサイので一人ガイドつけたら、「私も」「僕も」とまたウルサイ。
ガイドは一人で十分だっつーの。

アンコールトムでのチビガイド五月蝿い! タ・プロム木の力ってすんごいねぇ。
      
--アンコールトム、バイヨン              タ・プロム(わかりにくいね…)


タ・プロムは遺跡が木に侵食されてるので有名ですが、本当に神秘的。
一番気に入りました。
ここで
イギリスの御大に出会う。いいホテルに泊まっていて、食事もそのホテル
以外で食べたことないっておっしゃってたのに、KIKIの惚れたのか、
昼ご飯はKIKIが食べていた安食堂にまで追いかけてきた。
あのねー。誰が一緒にメシ食うって約束したんだよ。

(※勝手にKIKIがつけただけ、ただのオヤジ)

悪い人じゃないんだろうけど、晩御飯も一緒に食べたいだの明日の観光を一緒に
したいだのなんだかコワイ。なんでオヤジによくもてるんだろうねぇ…。
アタシャ…。もちろん丁重にお断りいたしました。

午後からは憧れのアンコールワット。
暑いさなか表参道をアンコールワットに向かう。
遺跡の中自体は石造りなので涼しい。
ここでは大学生のY君とポリシーがいっぱいのSさんに出会う。

2人はプノンペンで知り合って一緒に旅してるそう。Y君は関西人らしくせっかちな
男の子。Sさんは初対面のKIKIにシャッターを頼む時でも黄昏ポーズをとってくれ
る 愉快な人であった。普通一人で旅行していてシャッター頼む時ってピースサイン
ぐらいまでしかしないよね?それをSさんは

「あっ。この角度で撮って下さい。僕の顔は四分の一ぐらいで!」
と指示が細かい。細かい。
「この写真のタイトルは『アンコールで黄昏るオレ』なんです。」
「あ、もう1枚いいですか?次は『アンコールに感動するオレ』なんです!」
「…知るかよ…。」
(小声で)
世の中色々いはります。でもこうゆう人結構好きです。

KIKI暑いとこではスカートはくねん。涼しくていいよん。 おばちゃん悪いけどオヤツおいしなかったわ…
アンコールワット前でえばるKIKI!          参道でオヤツ売ってたおばちゃん


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観光2日目なのだ

宿変えるのめんどくさかったので相変わらず暑いまま。起きるとまた9時を回ってた
目覚ましかけてんだけどなぁ一応。約束のテラスに行くと兄ちゃんはアキレテた。
「今日もまだご飯食べてないんだろうねぇ。」
よく分かってるや〜ん。日本人は時間にうるさいって言うけどKIKIは別だからねー
ちなみにKIKIは会社にもよく遅刻していってた(5分ぐらいよ)ダメ人間です(笑)。

今日もバイタクでジャングルの中遺跡を巡ります。前から疑問だったんだけど、
日本の女の子達よ、何でバイクの後ろ乗る時運ちゃんの腰を持つの?
腰や肩持たなくても 落ちないよん。座ってるとこの土台持ってても大丈夫だよ。
まぁ運ちゃんがハンサムだから腰にしがみつくつーのなら分かるけど…。

すんません。ロリュオス遺跡ではないの う〜ん暑そうだU^ェ^U わん
プレアカーンの前                    カンボジアの犬

ま、んなことはどーでもいいことなんだけどね。今日は郊外にあるロリュオス遺
跡も見てまわる。遺跡からは草がボーボーと生え放題。ホント何とかしないと
このまま 朽ち果ててしまうんだろうな。もったいない。

晩御飯は昨日アンコールワットで会った彼ら(Y君、Sさん)と待ち合わせ。
ビール飲みながら待っていたら、Sさんがやって来た。
「あ〜!もう飲んでるんですか?今から学校行くんですよ!」
学校〜!?」とKIKI。なっ何の話やねん?
Sさんが泊まってる宿の従業員の女の子が夜日本語学校に通ってるらしく、
それを見学に行こうというのだ。フム〜。おもしろそうだ。行きましょ♪

屋根だけの建物だが、黒板にはしっかり日本語が書かれてる。思ったより
生徒はいて、15人ぐらい。先生(カンボジア人)も
KIKI達の訪問を喜んでくれた。
月謝が高くて休む生徒も多いそうだが、皆頑張って勉強していた。
一緒に机に座って授業をきいたが、本場の日本語(?)と
ふれあいしたいらしく、質問攻め。

「名前は?」「仕事は?」「いくつ?」等々基本的な質問から、お決まりの
「日本語で愛してるっていうのは?」「かわいいっていうのは?」って
何につかうつもりなんやー的な質問まで。

お陰様で大変楽しい一時を過ごすことができました。
たまにはこうゆう出来事もいいよね。
(写真はボケボケでないの)

お水は冷たかったでー。うるさくない子は好きなんですよ。
ロリュオス遺跡前で、足こぎ井戸で水を出す姉弟


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プノンペンへ行くぞー

今日はスピードボートでプノンペンに向かいます。飛行機で往復だけだったら
つまんないかなーって思って乗ることにしました。
宿を出発するのが
朝の6時
船着場まで送ってくれるバイタクの兄ちゃんはとても不安そう。
こいつ絶対寝坊すんのちゃうの〜!?ってかなりちゃんと起きるよう
注意されるKIKI。
情けない。自分でもかなり不安だった。。。

5時には兄ちゃんに頼まれてたのか宿屋の人(だと思う。兄ちゃんか?)が、
ドアをガンガン叩いて起こしてくれた。おかげで起きれて舟にも乗れました。

思ったよか立派な舟で、5時間でプノンペンに着きました。旅行者ばっかり乗っ
ていて、日本人の人もいたが、舟せまいのにタバコをプカプカさせてた。
しかも隣の西洋人のお姉ちゃんがタバコを辞めるように
注意したのに、
知らん顔してプカプカ、、、
ひっ非常識な奴〜!

タバコ吸うのは自由だけど、嫌だって意志表示する人が近くにいたら我慢する
のがマナーだろ!!もちろん口もきかなかったけどなんだかねー。

シェムリアップの船着場。あ、いまいちな写真だ(ーー;)

船着場に着く。あ〜だるかったぁ〜。って伸びしながら降りようとしたら、一人の
カンボジア人の青年が人を押しのけズンズンやって来る。そしてKIKIの腕をムンズ
と 掴み舟からKIKIを引きずりだし、バイタク乗り場まで引っ張っていこうとする。
なっなんじゃこいつはぁ〜!?KIKIもビックリだけどまわりの旅行者も驚いてた。
しかも無言。「NO!」っていってやっと腕をはなしてもらったけど
なっ何やねん!?KIKIに一目ボレか?(←金づる)

バイクの前でようやくソヤツは自分が客引きでバイタクの運ちゃんだと言った。
最初に言えよ〜。こんな強引な客引き初めてだよー。もちろんかなり疑った。
でも、まわりの運ちゃん達のとりなしで、ソヤツ、サワンのバイタクでカンボジア
なのに「SINGAPOL HOTEL」という名のホテルに行くことになった。

華僑系のホテルで冷房、トイレシャワー、冷蔵庫、テレビ付きで$10。
受付のお姉ちゃんがまともそうだったので、決定。明日の昼には帰るので、
早速観光することにする。運ちゃんはもちろんサワン。。。だってずっとホテルの
前にいて他の運ちゃんもKIKIの運ちゃんはサワンって
決めつけているんやもん。

ポル・ポト政権下に刑務所として使用されていたトゥオル・スレン博物館へ。
ここはホントに胸がキリキリします。拷問などで殺された人々の顔写真が
はってある部屋にいると、どうして人間同士でこんな酷い殺し方ができるんだろうか。
と考えさせられます。その後はお決まりのキリング・フィールドへ。
ほんと何もない原っぱなんですが、髑髏だけは沢山ありました。

死体が埋められた穴ぼこだけがある この髑髏さわれるのよ。
キリング・フィールド

サワンは観光の合間に椰子のみジュースや、カンボジアのお菓子プラウソクチャー
(甘すぎた。ま、KIKIが食べたいって言ったんだけど)などを奢ってくれる。
しかも観光地で日本人に会って挨拶がてら話込んでいると「さっき男と話てただろ」
ってつっこんでくる。アンタはアタシの彼氏か!?バイクに乗りながら
「家に遊びに来い。」とか「サングラスとった方がかわいい。」だのなんかウルサイ。
アンタKIKIのなんなのサ。まだんなに親しくないっしょー。

だんだんブルーになってしまった。
あんまりしゃべるガイドって疲れるよな。しかもガイド料を聞くと
「As you like」だって。
マジで$1とかにしてやろうかと思ったけど、気弱なKIKIは相場の$5払っとき
ました。 KIKIっていい奴〜。
(自分で言うなよ…)

次の朝ごはんようやくクイチョウ(うどんみたいなの)を食べる。
カンボジアのご飯ってベトナムと一緒で薄味でKIKIの味覚にぴったりこん。
おいしくて好き。ちなみにこれもサワンの奢りだった。なんとKIKIはカンボジ
アのお金持ってなかったんだな。だから奢られっぱなしなのサ。

シェムリアップでは全て米ドルで済んでたにしろ両替ぐらいしとけって…。

シルバーパゴダだけ観光してそのまま空港へ向かう。
これにてカンボジアの旅は終了。
やる気のみられないへなちょこ旅になりましたが、5日間で結構ぴったりまわれました。
治安も思ったよりのどかだったし(たまたまかもしれないけど)、
アンコール遺跡はやっぱ最高やで!




※たま〜に会社勤めの諸君らから、5日間でカンボジア!?どやって?
と聞かれるので旅行記ででは分かりづらい日程をまとめてみた

0日 仕事を終える→終電で関空に向かう→空港で夜明かし
1日 明け方5時の便でバンコクへ→バンコクで乗り換え
   →昼12時前にはプノンペン着→空港でチケット買ってシェムリアップへ
   →夕方4時前には宿にたどり着きビールをあおって寝る
  (明け方5時頃に出る便が今もあるかどうかは知りません
   今はバンコクからシェムリアップへ直行便があるらしい)
2日 アンコールワット観光
3日 アンコールワット観光
4日 朝からスピードボートでプノンペンへ昼頃には着く(多分)
   →せっかくなのでプノンペン観光
5日 午前プノンペン観光→飛行機でバンコクへ→深夜便で関空へ
6日 7時頃関空着→頑張れる人はそのまま仕事をしよう♪ (私はせんが)


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