河口湖町 活元指導の会

── 一回目の活元会を終えて ──

     

長山 恵

2009年7月17日

 大変ご無沙汰しています。活元会の感想がなかなかまとまらないうちに、次から次からいろんな出来事が起こり、ひとつ、ひとつ、乗り越えていっています。とも子先生の河口湖での活元会で、私自身にも、周りにも、大きな内面的変化がありました。毎日、感謝しています。

 うまくまとまらないので、一人一人について感じた事を書いていきたいと思います。

 典子さん(主人の母):とも子先生の話を熱心に聞いていました。(「久しぶりに本当に、いい話を聞いた」と、感想を行っていました。)ただ、活元運動を周りがしだすと、驚いたようで、きょろきょろしていました。とも子先生が、背中に手を置くと、「もう、いやになっちゃったんです。」と、言ったそうです。手を置いたとも子先生も、母の疲れを感じて泣けてきたそうです。そして、「しばらく、休んだほうがいいですね。一月くらい休むといいですね、疲れすぎていますよ。」と、声をかけていただいて、母は、少し気持ちが楽になったのか、表情が明るくなりました。

 それから、とも子先生や、皆さんと話をしている中で、店を一ヶ月も休めないから、二週間くらい湯治に行くことを勧めてみることにしました。主人と、私で、父を説得して、両親は七月五日から七月十二日まで南アルプス市の芦安温泉で湯治してきました。結婚して初めて二人でゆっくり過ごす時間だったようです。また、疲れていたのは母だけではなく、父も同じで、毎日何時間も寝ていたようです。

 私が温泉に迎えに行ったのですが、二人の表情はやさしく、夢の中にいるように、ゆったりとしあわせそうな感じがありましたので、現実世界(日常)につれて帰るのがかわいそうに思いました。でも、そんな私の心配をよそに、二人は帰ったその日から、楽しく仕事したそうです。ゆっくり休んだのと、湯治した旅館で働く人の温かさと、心のこもった料理が、また、働きたいという意欲をもたせてくれたようです。母は、毎回一時間半もかけて食事をしたそうですし、一週間泊まって、同じ料理は一度もなかったそうです。その大変さは、料理人の自分にはよくわかる!と、父も感心していました。

 湯治から帰ってきて、母はよく働きながら、「疲れた、かったるい!」と、いいながら茶の間でごろんと寝転がっていますが、切羽詰まった様子は無く開き直った様に感じますし、父は、楽しそうです。表情が、とても柔らかくなりました。

 活元会に参加して、活元運動がでたとかでないとかいう事ではないけれど、この活元会で、母の人生の中で動かなかった何かが、動き始めた予感がします。