熱海・来宮支部

「活元運動・個別指導」のお知らせ

熱海・来宮支部
近藤佐和子

      

 私は当会塾生の近藤佐和子と申します。このたび、活元運動の個別指導を始めることといたしました。
 人の体と心を受けとる自身の構えが不可欠であるという先生の言葉を肝に銘じつつ、及ばずながら自身で実践してみたいという気持ちで、あらたな道へと踏み出す決意をしました。
 今後とも宜しくお願いいたします。

現代の生活と身心に対する信頼の喪失

 いつの時代にも、その時代の価値観というものがあります。その影響を全く受けずに生きていくことはできません。
 現代における価値観は、合理性と客観性というもので、その基準に従って物事を判断することが「正しい」ことだとされています。そして頭の中を新しい知識や情報でいっぱいにし、時代に追いついていくのが重要だとされています。そして、英語ができるのが良い、学校は偏差値が高いのが良い、公務員になるのが良い、病院は最新設備が整っているのが良い、症状がある時は早く薬を飲むのが良い、といった常識が形成されています。そして、その正当性の根拠は科学的見地というものです。

 実際に多くの人がそれを以ってすれば失敗や問題は起こらない、すべてはうまくいくと信じてきたのですが、その基準で「活き活きと生きる」ことは不可能である、ということが、師金井省蒼から学び得た真理であったと思います。なぜなら、そこには「自分(主観)」というものが排除されているからです。
 たまたまそれが自分に適ったものであったり、意味や目的を感じられるものであるならば良いのですが、自分はどうしたいのかや、感情は表に出ないようにして、その基準に適応することに一生懸命になるのでは、他人の評価を得ることはできても充実感や自分にとっての意味は感じられませんし、経験を通じて成長していくこともできないのです。

 しかし、自分の感じたことが移ろいやすく、信頼を持つことができないと、どうしても客観的・合理的と思われる基準に頼りたくなるのも事実です。そういう中で、自分の感情や身体を、理性的に支配し、抑えようとする習慣が根付いていくのでしょう。
 しかし、そうすることで次第に身体は緊張状態が続き、脱力することができなくなります。すると感覚は鈍り、自分と体が切り離されていきます。そして感情は無意識の中に潜りこんで自覚することができなくなっていきます。「考える頭」と、「感じる身体」が互いにそっぽをむいてしまうようになるのです。現代人における身心の不調和にはこのような背景があると考えます。

指導の目標

 では、自分に対する信頼を取り戻すにはどうすればよいのかというと、自分の基盤は身体にあることを自覚し、生命に対する信頼を培っていくことによって可能となるのです。(このことは、師から活元運動と「正しい正坐」を通して教わるまで、誰も私に教えてくれませんでした。現代の教育から抜け落ちている大きな問題と言えるでしょう。)
 私が野口整体を理解する基礎となった野口晴哉先生の文章に次のようなものがあります。

 昔、私がスタートした最初から、私は人間の中には自分で治っていく力があるのだ、私はそれを教えるのだ、その力によって誰もが丈夫になり健康に生きられるということを事実によって実証するのだ、人間が生きている働きと、その人の体力の裡にある自然の働きを各自に自覚させるのだと、こういうことが私の出発点でありました。その為に、当時から整体協会が社団法人になるまで、私は自然健康保持会という看板を出して、その名の如き指導をしておりました。病気を治療するということは考えなかった。健康を獲得させるということも考えなかった。健康を恢復させるということも考えない。只、人間本来の持っているところの健康である生命を、自然に在る可きよう保つにはどうしたらいいかということを教え、その為す技術の方法を野口法と言っておりました。
 活元運動の誘導も、人間の裡に健康を保っていく力の有ることを立証する方法の一つであります。

 自分に対する信頼は、自分を生かしている生命に対する信頼によって成り立つものです。私はこれを目標に置き、ともに生命に対する信頼を深めながら仕事をしていきたいと思っています。

身心のありようを自覚する

 このために、個別指導では、「今、あなたが自分の身体をどのように感じているか」という問いかけから始めたいと思います。そこには、痛みや不快に止まらず、「感じていない(感覚がない)」ことを自覚することや呼吸や安定感を感じることも含まれています。自身の心と体のありようを自覚することが基礎となるのです。

 このように、「内側から感じる」身体(生きている身体)を中心とするところが、健康診断や医療など、西洋医学的な身体の見方(外側から見る身体)とは大きく異なる点です。

 そしてもう一つ、私が注目していきたいことは、意識できない「情動」です。私は心の滞りに流れを取り戻すことで、活元運動が伸びやかに、勢いあるものとなり、身心の自然を取り戻す方向に向かっていけることを師から学びました。
 心の動きを対話を通じて振り返り、心と体は一つであることを確かめながら、進めていきたいと思っています。

   

服装
 薄手で白い長そでの、ゆったりしたTシャツとゆったりした綿のパンツ(落ち着きのある色あい)

予約制
 指導日・指導時間・指導料はお問い合わせください。

指導の所要時間は一時間半程度を目安としてください。
★火曜・木曜・金曜はお休みです。

連絡方法 

 e-mail   kotsuban0731@gmail.com

お名前・住所・電話番号(携帯・自宅)・メールアドレス・年齢を明記してください。

 電話 080 ‐3659 ‐3559(携帯)

    0557 - 81 - 9816

留守番電話にお名前と電話番号をお入れください。
こちらからお電話します。
★はがきやお手紙も歓迎です。

場所 来宮支部

 〒413-0039
 熱海市相の原 24-5 久保方

最寄駅 JR伊東線 来宮駅

★駅からの交通機関はバスが便利です。
JR熱海駅前・来宮駅前発 相の原団地行
「上相の原」バス停より徒歩一分