※ 1はLTTEが東京会議の延期を要望し、不参加を表明したことを指し、2は日本が開催する東京会議は権威ある会議であることを示し、3・4は東京会議提起者の日本に落ち度のないことを表し、5は東京会議に参加すればLTTE側に復興支援の道が開けることを言い、6で不参加の意思を翻すよう促した。東京会議開催1ヶ月前の、この慌しい声明は東京会議の破綻を会議開催前に日本が強く意識していたことを表す。LTTEが欲しているのは「平和の分け前」でなく、言語と宗教に固有の文化を持つタミルの自立である。同時にシンハラが欲するのもシンハラの自立である。両者の和平を築こうとしたはずの日本政府の声明はその重要な問題点に触れていない。 (かしゃぐら通信2006-09-19) |