●2002.8.8-11 国民デパリ公演『×××(じゅうばつエックス)』@西荻窪・WENZスタジオ + 8.12 利賀演出家コンクール『或る別の話』@富山県利賀村

まず、なぜか仮チラシ作りを担当 →→→

その時に”F××K & PE×CE”ということばを入れていたのと
黒板のセットがあって、たて笛で♪蛍の光(スコットランド民謡)などを吹く、
笛を背から出したい、っていうことから
学生+パンク、スコットランドの民族衣装+イングランドで
チェックとストライプの組み合わせに。
当初は、外見的に年をとらない世界、って話だったゆえ
笛入れは密かに年齢を表わすメジャーになっています。

演出家コンクールの一次審査を通ったことにより
当初の企画から大幅な変更がありまして。
わりと余裕を持って予定を組んでいたのに
結局タイトな製作期間となりました。

なので、多少nappu商品のリメイクもあったり、
今までの商品の形を利用しつつの仕上げ。

あと、顔を隠すものが欲しいっていう話から
新聞紙を使ったうさぎのお面も考案。
そいや、仮チラシ用に作ったF××K & PE×CEマークがうさぎの形に似てる。

とても暑い日、屋上で布を広げて
白い染料を飛ばしまくって、なんだか楽しかった。
  

story
ダメな おとこ 
つよい おんな
いまと かこの
いえない3モジのはなし。

スーパー”マ・ルミ屋”には店主のマ・ルミと働かない夫の無冠の元ボクサー、ヘイ・ユーが
従業員のハナオと暮らしていた。
ハナオは娼婦のハク・リーに憧れている。
リーには新米娼婦でハナオに好意を抱いているト・タユがいつも一緒にいる。

マ・ルミ屋の前で雨宿りをしていたタ・キヨは会社の同僚ル・カノと会う。
ル・カノには看護婦の妻リノコがいる。

飲んで帰ってきたヘイ・ユーがたまたま会ったエイ・ヨーをノリだけで連れて帰る。
密かにルミに一目ボレしてしまったヨーはそのまま店員として居座ってしまう。

5年後。
マ・ルミ屋の場所はカレー屋ト・ツに。
しっかり者の姉トウマと妹ツ・サエ、その夫で口数の少ないナカザ・トーが暮らしていた。
ナカザトーは密かにトウマに憧れている。

モトタとル・カノはカレー屋の常連。
ル・カノはリノコと離婚していた。
モトタは作家で、タ・キヨの夫。
モトタの人とは違った趣味にだんだんタ・キヨはついていけなくなる。

そして、タ・キヨとル・カノは何度も同じ場所で再会する。
 

出演者と衣装、役。
ル・カノ/野坂実 リノコ/狩野智子(電動夏子安置システム) タ・キヨ/吉田亜貴代 モトタ/宮本拓也
マ・ルミ/島野春美 ヘイ・ユー/小原雄平(電動夏子安置システム) ヘイ・ヨー/日栄洋祐
ハク・リー/伯美乃里 ト・タユ/遠田友香 ハナオ/播田直之
トウマ/佐藤麻梨子 ツ・サエ/植松久恵 ナカザ・トー/中里一生

 

●作・別役実『或る別の話』

最初の企画では『×××』の登場人物ル・カノ(野坂)とタ・キヨ(吉田)の40年後って事で。
そのへんも踏まえて、野坂と吉田のパンツは白黒ストライプ=葬式カラーに。
男(播田)は作者、娘が仕向けた別離、っていう解釈でやるという前提のもと、
娘は蜘蛛、父母は捕われた虫、男が蜘蛛の糸、ってイメージで作ってみた。

story
食卓を囲む老夫婦とその娘は会話をしている。
居るはずのない男の耳打ちで
夫婦はこれから起きることを知る。
娘は何も知らない、と言う。
そして、最後の時間がやって来る。

出演者と衣装、役。
父/野坂実 母/吉田亜貴代 娘/伯美乃里 男/播田直之

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