●2002.2.1-3 国民デパリ公演『フェブラの恋』@中野・テルプシコール
別役実『天神さまのほそみち』のコピーを渡され、
それ=夢と、オリジナルの話=現実の2本立てにしたいので上下+上着にしたい、
しかも夢のほうは口が隠れるくらいの超ハイネックにして欲しい、ってリクエスト。

で、一応読んでみるも「あなたの家の前を虎が通りましたか?」ってな話でわけわからん。
バスタブのセットがあるので
夢=深層心理=裸の自分=お風呂、って連想していって
頭からシャワーあびた感じを出そうと、白系の上着を水色で染めてみた。
女の子はいちおう流行を意識して超ロングスパッツを着用。
フェブラだけは夢を見ている本人=実体なので一人だけ黒っぽい衣裳。

現実のほうは、天神、ってことばがあったので
カラフルついでに和服を意識して柄どうしの合わせに挑戦。
双子は色違いのお揃い。
研究所員は白衣を意識した羽織り。
殺し屋はロング丈で宮廷衣裳を少し意識。
その他の双子はショート丈にして差をつけた。

それにしても、話が難しすぎ。
この公演を観た方々、『天神さまのほそみち』を読んでみてください。
訳わかんないから。

story
紙の存在が珍しくなった、双子ばかりの世界。
エコロジーに処理する為、紙を食べる動物(テリー)のクローン研究所に勤めるフェブラ。
その研究所では双子の妹・メイを中心に研究をすすめていた。
それぞれ双子の兄弟が死んでしまった、他人だが仲のいい淳とマー、
双子のジャニとエイプに囲まれ
賑やかな仕事場で働くフェブラだったが
不思議な夢を見出してから、あまり眠れない日々が続いていた。

夢の中では、現実で他人の淳とマーが双子で、その姉にメイ。
どうやらそこで何かがあるらしく、
場所をめぐって言い合う男や子供を探す女などが集まっている。
そこへ「あなたの家の前を虎が通りましたか?」とたずねる男が現れる。

殺し屋の鳥羽と久我についてまわる奔放な姉・しわすを探す双子の妹・王華。
王華につきあって姉探しをするジュラと能弁。

淳とマーの兄弟殺しと研究の関係で、メイが鳥羽と久我に殺され
次第にフェブラの現実と夢があやふやになっていく…。
 
 

出演者と衣装、役。
 
伯美乃里 吉田亜貴代 野坂実 庄司健一
フェブラ+女1 メイ+女1 久我+男3 鳥羽+男1
日栄洋祐 中川智明 宮本拓也 中里一生
淳+ヨシオ マー+ヨシオ ジャニ+男6 エイプ
千賀玲奈 佐藤麻梨子 加藤裕 江見嘉昭
しわす+女5 王華+女2 ジュラ+女3 能弁+男4

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