VMWare vSphere Hypervisor 6 無償版
vSphere web Client
CentOS7
Win10Pro
mac Mojava
まず、前段階として、win10の「コントロールパネル」→「プログラムと機能」→「Windowsの機能の有効化または無効化」の「SMB 1.0/CIFSファイル共有のサポート」箇所のここの項目すべてにチェックが入っている必要があります。
win7だとデフォルトで有効化をしてありますが、たいていのWin10環境下ではoffになっています。
これにより、ネットワークから共有フォルダが見えず、アクセスも出来ませんので必ずやって下さい。
また、これを行わないと mac から win10 も見る事もアクセスも出来ません。
仮想化OSはVMWare ESXi 6.7.0を使いますので、そのままCentOS7をinstallする人には必要ありません。
VMWare vSphereはそれだけで一分野ですので、ここには記しません。
一応設定は、シンプロビジョニング、VM Network、データストアISOファイル(CentOS7のISOを指定します)としてます。
とりあえずcentOS7を最小の構成でインストール。インストール言語は日本語を選んで下さい。左上がusキーになっていても気にせずに進めます。
まず、デバイスを確認
nmcli d[enter]
eth0が表示されたので(環境によって変わります。自分の所はens192)、インターフェイスを自動的に有効化する設定をします。
nmcli c m eth0 connection.autoconnect yes[enter]
インターフェースとネットワークを再起動して設定を反映させます
nmcli c down eth0[enter]
nmcli c up eth0[enter]
systemctl restart network[enter]
セキュリティー上の問題点はありますが、SELinuxをoffにします。
vi /etc/selinux/config
でviを起動し設定ファイルを編集します。
[ins]を押してviのインサートモードにしてください。
SELINUX=enforcin
を
SELINUX=disabled
に変更して下さい。
その後、[esc]を押して、
:wq![enter]
で、viは強制上書きします。覚えて下さい。
ファイル名を間違えた場合は、[esc]を押して、
:q![enter]
で、強制的に変更しないで閉じます。
reboot[enter]
rootでログイン
nmcli d[enter]
で、無事に eth0 が connected になっていれば成功です。
vi /etc/hostname[enter]
でひらくと、localhost.localdomainになっていたら、[ins]を押して、これを削除して smbsv にでもしてください。
その後、[esc]を押して、
:wq![enter]
で、viは強制上書きします。覚えて下さい。
ファイル名を間違えた場合は、[esc]を押して、
:q![enter]
で、強制的に変更しないで閉じます。
まずはsambaのインストールをします。
yum install samba samba-client samba-common -y[enter]
また、vi で sambaの設定ファイルをいじります。
vi /etc/samba/smb.conf[enter]
今回はプリンタ共有は使わないので内容は全部消してかまいません。気になる方はコメントアウトかコピーしておいて下さい。
[global]
workgroup = WORKGROUP
security = user
server role = AUTO
server string = SAMBA SERVER Version %v
netbios name = smbsv
passdb backend = tdbsam
dos charset = CP932
wins support = yes
load printers = no
disable spoolss = yes
[homes]
comment = Home Directories
valid users = %S, %D%w%S
browseable = No
read only = No
inherit acls = Yes
[share]
comment = Share Folder
path = /home/share/
browsable = yes
read only = no
その後、[esc]を押して、
:wq![enter]
WORKGROUPのところは、適時換えて下さい。winのデフォルトは殆どWORKGROUPになっています。
testparm -s[enter]
で、ファイルのチェックをします。
mkdir /home/share[enter]
chmod 0777 /home/share[enter]
chown nobody:nobody /home/share
systemctl enable smb nmb[enter]
systemctl restart smb[enter]
systemctl restart nmb[enter]
firewall-cmd --add-service=samba --permanent
firewall-cmd --reload
reboot[enter]
ローカルIPの固定はCentOS7側か、DHCP側でやると良いでしょう。
自信の無い方はルータのDHCP側で固定して下さい。以下は自信のある方の方法です。
CentOS7側でIPアドレスを192.168.1.110に固定します。
/etc/sysconfig/network-scriptsディレクトリの配下にeth0ならば、ifcfg-eth0というファイルが有ります。確認してみます。
ll /etc/sysconfig/network-scripts
192.168.1.110に固定とします。
vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
BOOTPROTO="dhcp"をコメントアウトして固定IPを振られるようにします。
#BOOTPROTO="dhcp"
BOOTPROTO=static
以下を追記します。
IPADDR="192.168.1.110"
NETMASK="255.255.255.0"
GATEWAY="192.168.1.1"
DNS1="192.168.1.1"
viを上書き終了して下さい。[esc]:wq![enter]です。
設定が終わりましたら、networkのリスタートです。
service network restart
ipアドレスが嫌な方はhosts版を見て下さい。
エクスプローラーの上のバーから\\192.168.1.110でログイン画面が出ます。
ユーザー名は先ほどのsmbuserと設定したパスワードを入力して下さい。
情報は記憶させて下さい。
shareの方にドライブレター等を振って下さい。
ipが嫌な方は、win10側のhostsファイルを編集し追記します。メモ帳を管理者で実行して以下を追記します。
[C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts]
192.168.1.110 FILESERVER
エクスプローラーの上のバーから\\FILESERVERでアクセスが出来ます。
ユーザー名は先ほどのsmbuserと設定したパスワードを入力して下さい。
情報は記憶させて下さい。
shareの方にドライブレター等を振って下さい。
[Finder]−>[移動]−>[サーバへ接続]で、smb://192.168.1.110でshareとsmbuserの二つが現れるので、shareをマウントすればよいでしょう。
ログイン時に再マウントしたい場合には、[システム環境設定]−>[ユーザとグループ]−>[アカウント名]−>[ログイン項目]で追加可能です。
shareディレクトリではなく、smbuserディレクトリの方を見ると何個かファイルがあるのを確認できると思います。ここに例えばprivateとかディレクトリを切ればsmbuserのプライベートディレクトリになります。
ユーザー管理は結構大変なので、VMWare vSphereとかを使って居るならば、sambaサーバーをもう一個インストールして、192.168.1.111とかにすれば良いんですけどね。
i7-6700(無印)は4コア8スレッドなので、ゲスト用のストレージと社内用を完全に分けるならば自分ならばそうします。sambasv00,sambasv01とかですね。smbuserもsmbsv00user000,smbsv01user000とかにしますね。
ラズパイ4でも良いのでは無いかと思います。