Foolscapへのいただき物

「何てことだ。私はパリに出てくるなり、文無しになってしまったじゃないか。」
今度は、ポルトスとアトスが動きを止める番だった。ポルトスが緑色に輝く瞳を一杯に見開いて、アラミスに詰め寄った。
「まさか、連行されるときに、財布を持たなかったのか？」
「…聖書と剣なら持ったが。」
ポルトスとアトスは黙り込むと、残りの料理とワインを矢継ぎ早に口へ運び始めた。それを見たアラミスも状況を把握し、急いで手を動かし始めた。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「立派な銃士の作り方」　4．アトスの見解より

　可愛くて、綺麗で、お洒落なイラスト満載のページ「はっちぽっち」の管理人，あさみ様から頂いたイラストです。私がはっちぽっちさんのカウンター700hitsをゲットし、そのキリリクで「立派な銃士の作り方の一場面！」という図々しいお願いをしました。すると、こんなに素的な食い逃げ三銃士が！あさみ様、本当にありがとうございます。
　本文には食い逃げの直前と直後しか書いていないのですが、見事にその間に展開された場面を再現して下さいました。服装や髪型、三人の表情など、とても細かく描かれていて、感動します。本当にあのパスティーシュを愛読してくださったんだという実感が沸き起こり、次の三銃士ものが書きたくて仕方ありません。
　あさみ様は、これに加えてこんなかわいいオマケも描いてくださいました。

可愛い…。特にポルトス（←見るべきところ違う？）。私が小説を書くときって、この手の小さなネタが、頭のなかに散りばめられていて、それらをつなぎ合わせて構成していきます。あさみ様のこのイラストは、そんな「ネタの断片」のビジョンそのものです。感激だなあ…僕は君のイラストを見ている時が、一番感激だよ…二人を～♪ゆ～ぅやみがぁ～♪（なぜ加山雄三なのかは謎）。

こんな素的なイラスト満載の、あさみ様のサイトはこちら。ぜひともお出かけくださいませ。