ゆき@セオドア様からのいただき物

   ラフ画リクエスト企画の 「シャーロック・ホームズ&ドクター・ワトスン」

 私がホーム・ページを開設しようと思うに至るには、「CLOUDBURST」のウェッブマスターであるゆき@セオドアさんの存在が欠かせません。何と言っても私の「三銃士世界」の構築に多大な影響を与え下さったのですから。のみならず、ご自身の素的な作品群と、ホームページ,そして訪れる人々に対するとても誠実な対応など、私は非常に多くの感銘を受けたのです。そして、絵心皆無な私は、まず「絵を描く」という能力の素晴らしさと、より良い絵を描こうとする努力には敬意を抱かずにはいられません。先だって、ゆきさんのHPでCGイラストの製作過程を公開した事がありました。一つの絵を仕上げるのに想像以上の時間と努力、配慮をなさっているのには、本当に驚きました。

 そんなゆきさんが、リクエストに応じてラフ画を書いてくださるという企画を立てられたことがありました。私はここぞとばかりに、迷惑も顧みずにリクエストをしたのです。ずばり、「シャーロック・ホームズ&ドクター・ワトスン」。ゆきさんの専門分野を逸脱している上に、「ホームズはシルクハットにフロックコート」という、グラナダを知らない人には意味不明な注釈つき。迷惑この上なかった事でしょう。しかし、ゆきさんは見事に応えた下さいました。それが、この若くて可愛くてスタイリッシュなホームズ&ワトスンです。
 ゆきさんによると、帰宅して開口一番
「ただいま、ワトソン。今夜は僕を科学調合してくれ」
と、かなりキテいる探偵と、
「な、なに言ってるんだホームズ?きみのどこを調合しろって言うんだよ!きみはもう完璧じゃないか!」
と、かなり本気で怒っているらしい医者なのだそうです。ゆきさんは、私のパスティーシュをお読みになってこのように設定なさったとか。そう言えば「リンゼイ家の犬」ではワトスンがホームズに説教をしていますからね。おそらく、ホームズは仕事で失敗をしたか、コカイン切れか、アヘンの吸いすぎ(本人は仕事だと言い張るだろう)と思われます。ワトスンは薬の調合をベーカー街221bに持ち込んでたのでしょう。仕事中だけど、友人を勇気付け、励ますことは忘れないドクターはさすがです
(でも怒っている。愛ある怒りというのは良いですね)。

 ゆきさんにリクエストをするに当って、私はあれやこれやと考えました。何と言っても尊敬するゆきさんに描いて頂けるのですから!この上ないチャンスです。私が、ホームズ&ワトスンに決定するまでには、紆余曲折がありました。その過程を列挙してみますと…「アトス&ポルトス」(これは親切で大人な選択),「ハル&デイヴィッド」(私にしか分からない),「ミカ・ハッキネン&ジョニー・ハーバート」(何年前の話だ?),「秋山好古&秋山真之」(オヤジ趣味),「トム・ジョーンズ&パートリッジ」(これを知っている方、居ます?),「ベートーヴェン先生&チェルニー君」(15年以上前の乱歩賞),「ジョージ・ハリスン&エリック・クラプトン」(これはかなり本気で見てみたい)…と、まあ最初の一つを除いてことごとく迷惑この上ない物ばかりでした。
 このイラストをゆきさんがアップなさった時は、私がすっかり浮かれてしまったのは言うまでもありません。そして今も浮かれています。本当にありがとうございました。
 こんな素的なイラストをお書きになるゆきさんと、そのホームページ「CLOUDBURST」のファンの方も沢山いらっしゃいます。モノクロのラフ画でこれなのですから、カラーの作品となると、本当に素晴らしいものです。是非ともいらしてみてください。そしてゆきさん、今後ともよろしくお願いします。もう一度、ありがとうございました。



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