あさみ様からのいただき物

  
納涼! 仏頂面 六月の花嫁!

 ジューン・ブライドという言葉があります。結婚の女神ヘラ(ユノ)の月にちなむとか、欧米では気候が良いからとか言われています。もっとも、ヘラは嫉妬深くて色々とんでもない事をする女神でもありますが。

 とにかく、そんなジューン・ブライドにちなみ、そして梅雨もどこかに行ってしまったかの如き暑さに、涼を供する意味もあり…あさみさんが、またもや素敵なイラストを描いて下さいました!

 
嫁です!花嫁です!花嫁さんです!でも、中身がデイヴィッドです!!仏頂面野郎にドレスを着せて、ひゃっと寒い思いをして、暑さを乗り切ろう!という趣向です!

 す、すみません。私、普通に爆笑しちゃいました。こんな仏頂面で、威勢の良い花嫁がいたら、面白すぎるではありませんか!

 女に生れていたら、ハルと結婚するはずだった…と、いうセグゼスター伯爵の敗れた夢を、強引に叶えております!エリザベスの花嫁姿を夢見る伯爵は、コワモテ花嫁にさえ、涙腺が緩むようです。

 まともな男が女装をする時の行動には、二種類あると思います。一つは、仕種も喋りも、女性っぽくなり切って、結構綺麗だったり、さまになったりする場合(パイソンで言うと、テリーJのオバサンとか、エリックの美女とか)。
 もう一つは、衣裳はお構いなしで男っぷりを貫き通し、そのギャップを前面に出す場合(パイソンで言うと、ジョンの赤頭巾ちゃん…恐い…)。

  デイヴィッドは、明らかに後者ですね。仏頂面を崩さず、足をおっ広げ、肘を張ってガンを付ける辺り、ノコノコやってきた花婿に右ストレートをお見舞いする気満々、と言った所でしょうか。
 そのついでに、ヴァージンロードを腕を組んで歩こうとする親父には、左アッパー!(中世にヴァージンロードがあったかどうか、知りませんが…)

Gifts   Foolscapへのいただき物

  ハル & デイヴィッド  
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 私が思うに、ジョン王子はこの花嫁を見るなり卒倒しそうですね。ウィンチェスター司教は何かの陰謀に使えないかと策をめぐらし、フォールスタッフをはじめとするレッド・ホロウの連中は「わーい。結婚式だ、結婚式だ、披露宴だ、宴会だ!」と、普通に喜んでいそうです。
 肝心なハルは…十分、涼しくなったようで。「俺、結婚相手はもっと上を狙ってるから、お前は愛人で我慢しとけ。」とか、余計な事を言って張り倒されていそうです。

 この花嫁デイヴィッドのイラストを拝見した時、私は「あさみさんはエスパーだろうか?」と思いました。
 なぜか?…それは、ハルデヴィ第二作「モンマスの祝宴」に登場する小ネタが関係しているのです。大ネタではないのですが。
 それをどう察知したのでしょうか?いや、もしやあさみさんは名うてのハッカーなのか?!それとも、ハルデヴィ・ファンの超能力か?!謎は深まるばかりです。
 ともあれ、素敵な納涼と、爽やかな(?)笑いを提供して下さったあさみさんに、改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました。
絵描きさんの心をくすぐるような小説、頑張って書いていきたいです!!



涙、涙の花嫁の父!

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