あさみ様からのいただき物

  ハルとデイヴィッド、12歳の図 … and now !

 イラストごった煮サイト「はっちぽっち。」の管理人,あさみさんから、またまたハル&デイヴィッドのイラストを頂きました!あさみさんのコメントです。

 「幼馴染がいきなり皇太子になってしまう、というのはどんな感じなのだろう、と思いつつ描きました。
自分は伯爵家の六男坊、友人は未来のイングランド国王。
子供心ながらに複雑なデイヴィッド。」

 あさみさんは、本当にハルデヴィを贔屓にしてくださっているのですよ!細かい設定のところまでしっかり読んでくださって、嬉しい限りです!
 そう、ハルは生まれながらの王子様ではないんですね。彼が12歳の時、突然皇太子になってしまったのです。「突飛にも」国王になったヘンリー四世とか、ウィンチェスター司教はどう思っていたかは別として、ハルとデイヴィッドにとっては急な事でびっくりしたでしょうね。
 ハルデヴィの第一作「甲冑職人の失踪」ではあまり描かなかったのですが、この辺りの経緯は、ハルデヴィをシリーズ化していく上では重要なテーマなのです。
 ランカスター公爵家の跡取りから、やおら皇太子に飛躍してしまったハル12歳の心境やいかに?一応余裕をかました笑顔で、乗り切るのか?心中大パニックか?それとも、天然で大喜びなのか?
 そして相棒がやおら皇太子になってしまった、セグゼスター伯爵の“土地なし”六男坊デイヴィッドの心境やいかに?!やっぱり女に生まれるべきだったのか?!立場を利用して立身出世を企てるか?…いろいろと想像をめぐらす余地のある、ネタですね。

 そして、あさみさんイラストのお楽しみ・オマケ!これ、笑います。現在(19歳)の二人。
 「あ、それクソオヤジの作り話だから」
セグゼスター伯爵、馬鹿息子に言われてまっせ〜!いいなあ、冷静デイヴィッド♪

 あさみさんは、本当にハルとデイヴィッドの関係をよく掴んでいらっしゃると思うのです。その上、行間や設定から、イメージを膨らませてくださる!書き物をしている人間としては、これほど嬉しい事はありません。
 そもそも私がホームズや三銃士のパスティーシュを書くのも、行間や設定を膨らませる「ファン心理」の表れなのです。そう思うと、あさみさんのこの贈り物には、鳥肌が立つような感動を覚えるのです。
 あさみさん、本当にありがとうございました。今後もどうぞよろしくお願いします。

                   21st March 2004

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