Foolscapへのいただき物/Hal & David

　いつもお世話になっているあさみさんに、可愛いイラストを頂きました！あさみさん曰く「らくがき」だそうですが…そんな馬鹿な。
　ハルデヴィ第二作「モンマスの祝宴」から、「寝起きの悪い皇太子（１９）、無駄なことはしないその親友（１９）、一人だけ苦労人のジョン王子（１７）の図」です。

　横目で見ているのなら助けてやれよデイヴィッドとか、いくら言っても無駄だぞジョンとか、素敵ポイントは沢山あるのですが、今回は完全に皇太子殿下にすべてを持っていかれました！私が勝手に捏造した「寝起きが悪い」という設定は、中々好評のようですね。とりあえずジョンにベッドから引きずり出されたハルですが、丸っきり寝ぼけているので、服をまともに着てくれません！要するに、ハルが脱いでおります！ここで喜ぶ私は変態作者としか言いようが無いでしょう。

　ここで思い出すのが、「胸毛裁判」です。「胸毛裁判」とは。私がロック好き仲間と展開した実に下らない議論です。その発端は、友人がとあるロックシンガーのファンだった事です。あまりにもその容姿についてキャイキャイ言うので、私が「この人、胸毛がボーボーすぎるぞ」と突っ込んでやりました。すると友人は「あんたの好きなジョージ（ハリスン，デイヴィッドのモデルさん）の方が胸毛ボーボーだろうが！」と反撃。
　確かにジョージは、毛髪も髭も腕毛も脛毛も眉毛もボーボーの大爆発ではありますが、胸毛については証拠が無く、論争となりました。彼は意外とガードが固く、なかなか半裸の映像がないのです。ビートルズ時代の写真には、胸毛がないぞとか、いや60年代だから映像が不鮮明なんだとか、まだ小僧だったから無いだけだなどと、この論争には中々決着がつきませんでした。
　その過程でありとあらゆるロッカーが血祭りに上げられました。ミック･ジャガーはツルツル。ジョン･レノンもツルツル。ポール･マッカートニーは鳩胸。ボブ･ディランは見事にボーボー。ロビー･ロバートソンは微妙に…。金髪の人は確認しにくい。そして最強の胸毛男の誉れをほしいままにしたのは、他でもないエリック･クラプトンでした。
　…下らない話が長くなりましたね。結局ジョージについては今年の2月、彼のソロワークの一部が再販され、そこで新たに公表された「ご立派なパンツ一丁写真」で、見事に無罪（？）を勝ち取りました。

　そのような訳で、デイヴィッドには胸毛がありません。では、ハルはいかに？！あさみさん的には胸毛なし。いや、普通なしで描きますよね。王子様というイメージ上も、ない方が無難でしょうか。そのような訳で、このたびハルについての設定が一つ決まりました。ハルには胸毛はありません！…ごめんなさい、あさみさん。素敵なローブやらハルのラブリーな寝ぼけ顔とか、焦りジョンとか、幾らでも言うべきことはあるのに、胸毛に終始してしまって…

　さて、あさみさんのイラストのお楽しみ！今回もオマケを頂きました！

　あさみさん曰く、ジョンは「いじられっ子キャラ」になりつつあるとか。
　そりゃ、17にもなってあにうえ命で、元婚約者（男）をライバル視しているようでは、いじられもするというものです。
　ハルの寒い台詞を真に受けるジョン王子、将来の国王の補佐役としてはまだまだ修行が足りません。この程度のイジメで腑抜けにならないで下さい。ライバルの無視顔を見習いたまえ！

　今回も本当にあさみさんのイラストには楽しませて頂きました！
　主役のみならず、脇役も気に入っていただけるのは、書いている側としても、とても嬉しいです。本当にありがとうございました。
　これからもよろしくお願いします！