DVDのリージョンコード

1999.09.26

 9.25の日記にもちょっと書いたんだけど、またうっかりPCのパーツを買っちゃったのよ。こんな奴を。

東芝 DVD-ROM SD-M1212  9,980円 (DVD-ROMドライブ)
InterVideo WinDVD  2,000円 (ソフトウェアDVDプレーヤー)

 買っちゃったからには使いこなさなきゃ、と思ってDVDドライブについてちょっと調べてみたのよ。そしたらドライブのリージョンコードの状態を調べるツールを発見したわ。
 ご存知ない方のために書いておくと、DVDにはリージョンコード (正確には regional codesっていうらしい) って奴があるのよ。
 要は、国や地域ごとに使えるディスクが制限されてるの。DVDのディスクとプレーヤー (ドライブ)のリージョンコードが一致しないと、再生できないのよ。
 コードの一覧を書いておくわ。

1: 北米
2: 日本、ヨーロッパ、南アフリカ、中東
3: 東南アジア、東アジア
4: オセアニア、中南米
5: ロシア、アフリカ、北朝鮮、モンゴル
6: 中国
7: (未使用)
8: その他、航空機内など

 なんでこんなのがあるかってえと、映画配給会社の陰謀なのよ。
 映画の公開時期って、国によって違うでしょ。アメリカで公開を終えて DVDも発売した映画を、日本でこれから公開しましょってときに、既に発売済みの DVDが輸入されて出回ってると、奴らには都合が悪いのよ。配給権を売るって立場上、独占市場を保証したいわけ。
 消費者には何のメリットもないわ。

 つまり、アメリカ産のDVDを日本に持ち込んでも、まっとうな手段じゃ見れない可能性が高いってことなのよ。中には、リージョン制限がかかってないディスクもあるらしいから、絶対に見れないってわけじゃないけど。
 これは困るわ。CDだって輸入CDの方が安いのが普通だし、日本で発売されないDVDタイトルだってたくさんあるだろうし。
 なにより、アメリカ産のモザイクなしエロDVDをこっそりスーツケースに隠して、ドキドキしながら税関をくぐり抜けて持ち帰っても、見れなきゃ意味ないわよね。

 で、ドライブのリージョン設定を調べるツールの話に戻るんだけど、早速 http://www.visualdomain.net/からGetして調べてみたところ、昨日購入したドライブはリージョン制限がかかってないという結果が出たの。どうやらフェーズ 1 (RPC-1)ドライブっていう奴らしい。ちなみにフェーズ 2ってのが、リージョンコードの書き換え回数制限があるんだって。一般的には 5回までらしい。
 この判定結果が正しければ、ソフトウェアDVDプレーヤーのリージョンを設定し直すだけで、どのリージョンコードのDVDでも再生できる筈よ。

 ここで問題になるのは、ソフトウェアDVDプレーヤーにもリージョンコードの変更回数に制限があるってこと。私が買った WinDVDって奴も、どうやら 5回が限度らしいわ。
 まあ、そうなったら再インストールすりゃ済む話なんだけど、純粋にソフトウェアで設定するだけってことは、レジストリかどっかに変更回数を持ってる筈。
 ってことで、インストール直後のレジストリのバックアップを取っておいたわ。これを書き戻せば多分、好きなようにリージョンコードをいじれる筈よ。
 仮にそれがダメだとしても、世の中には同じこと考える奴が多いらしくて、ちゃんと WinDVDのリージョンコードを書き換えるツールってのも存在するのよね。http://www.inmatrix.com/に、フリーで公開されてるのよ。あ〜インターネットって便利だわ。

 ちょっと不安なのは、私が買ったのがほんとにフェーズ 1ドライブなのかってこと。ほら、ソフトウェアにはバグがつきものだし。
 というわけで、東芝 DVD-ROM SD-M1212ってドライブが確実にフェーズ 1だって言い切れる人がいたら、教えてね。
 あ、これ書いてて気づいたけど、うっかり東芝製品なんか買ってたのね私。ま、安かったからいいや。どうせユーザーサポートになんか連絡することもないだろうし。(毒)

 追加情報。
 エロ系のDVDは、どうやらリージョン制限のないものが多いらしい。しまった。NYで何枚か買ってくりゃよかったわ。


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