PC今昔

1999.08.04

 PCのパーツって、腹立つくらい安くなったわよね。
 私が最初に自作機をでっちあげた頃と比べると、今のパーツの価格なんて、腹立ちを通り越して、溜め息ついて呆然としちゃうくらいよ。
 つい最近のパーツ交換で3台目のマシンになるんだけど、スペックと価格を比べてみると、すごいものがあるわ。

初代 (1995秋) 価格 二代目 (1997春〜秋) 価格 三代目 (1999夏) 価格
ケース ATミドルタワー 13,800 ATXミドルタワー 14,800 ATXミドルタワー 11,800
CPU Pentium120 39,800 K6-200 19,800 Celeron400 10,500
マザー PCI-54IT 29,800 MS-5148 19,800 ZM6 8,970
HDD Quantum FB 1.0GB 24,800 Quantum FBST 3.2GB 32,800 IBM DTTA 8.4GB 22,800
メモリ 32MB (16MB×2) 90,000 64MB (初代+16MB×2) 18,000 128MB DIMM 11,950
ビデオ PowerWindow868 27,800 GA-PGDX4 19,800 PWR128P 10,000
CDROM 4倍速 9,800 CD4倍速/PD 39,800 36倍速 5,980
音源 SB16-SCSI2 9,800 初代から流用 0 YMF724のバルク 2,980

 これにあと、マウスとかキーボードとかFDDとかいろいろついて、最初のマシン組んだときってディスプレイも入れて 35万近くかかったような記憶があるわ。それでも、同じスペックのメーカー製マシンを買うより安かったのよ、当時は。

 それが今は何よ。Celerom400にメモリ64MB、HDDが6.4GBで 17インチディスプレイつけて 12万しないですって。ふざけてるわ。Pentium120にメモリ32MB、HDD 1GBで30万以上払った私の立場はどーしてくれんのよ。
 ま、ある程度は覚悟してたけどね。486DX2 にメモリ16MB、HDD 540MB で30万以上だった時代もあったわけだし。もっと過去の話だと、NECのPC9801全盛期には、80MBくらいのHDDが 10万円以上したわよね。

 で、ちょっと前までは、高性能のマシンが30万くらい、低価格マシンでも20万弱はしてて、スペックは上がってもこの価格帯ってあんまり動かなかったのよね。それが最近、低価格マシンは10万切るのが出てきたじゃない。しかも性能が底上げされてるから、低価格マシンでもかなりの性能があるわけだし。

 特に安くなったのはメモリね。4年前は 16MBで 5万円くらいしてたのが、今じゃ 128MBで 1万円くらい。1MB当たりの単価が 1/40くらいになってるのよ。他にあるかしらこんな商品。
 CPUも、Intel独占に AMDが風穴を開けてくれたおかげで、かなり安くなってるのよね。ちょっと前までは、安い CPUだって 2万円くらいはしたのに。
 それから、この 1年くらいでバカみたいに大容量化が進んだハードディスク。13GBとか20GBなんて、一般的なユーザーが使い切る容量じゃないわよ。それが 3〜4万円で買えちゃうんだから。技術の進歩って凄いのね。

 この調子でいくと、そのうちメモリは数百MBが当然になって、HDDも数百GBが標準になるのかしらね。CPUのクロックはそのうち 1GHz越えそうだし。
 そんな高機能の PCで、何すんのかしら。
 きっと、会社では Wordや Excelで書類作って、自宅ではメールの読み書きしたり、ネットでエロ画像集めたりくらいにしか使わないのよね。


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