★★ まあ好き。普通に聴く。
★ どうでもいい。場合によっては早送り。
おとぎばなし ─ Fairy Ring ─
楽曲いいのに・・・歌い方に問題ありすぎ。
前作、心守歌の「月迎え」がツアーの最終曲に採用された時点で、この展開は予想しなきゃいけなかったのかしら。今はこういうのをやりたいのね。
だからメルヘンばばぁは谷山浩子に任せときゃいいのに。
私が求める中島みゆきの立ち位置は、ここじゃないんだけどねぇ。
1. 陽紡ぎ唄
★
「夜会VOL.11 ウィンター・ガーデン」の曲。
って覚えてないんだけど。こんな曲あったっけ?
三拍子の可愛い曲。っていうか、果てしなくどうでもいい。
2. シャングリラ
★★
「夜会VOL.6 シャングリラ」の曲
思いっきり劇中歌だからねぇ。単独でほいっと出されても、だからどうしろと?って感は否めないわ。
ただ、こういう、勘違いチャイニーズな雰囲気のアレンジは割と好きだけどね。
3. おとぎばなし
★★
1988年、薬師丸ひろ子への提供曲。アルバム「Sincerely Yours」収録。
綺麗に清らかに歌うのは薬師丸ひろ子に任せて、本人が歌うなら、もっとやさぐれた感じにしてほしかったわ。
おとぎばなしを信じるような純真さは失っちゃったけど、それでもひと時だけ夢を見てみたいという年増女の業みたいなのを表現してくれたら、もっと好きになれたかも。
4. 雪・月・花
★★
1998年、工藤静香への提供曲。
コンサートツアーで歌ったときは、もっとドロドロしてて好きだったのに。
アレンジは悪くないんだけど、ちょっと間延びした感じかも。
これだったら工藤静香バージョンの方が好きだわ、私は。
5. 匂いガラス〜安寿子の靴
★★
唐十郎原作のNHKドラマの主題歌。
作詞が唐十郎なので、曲がちょっと無理矢理な感じかも。
特に「匂いガラス」はそんな感じ。歌い方も私が嫌いな声だし。
「安寿子の靴」は、単独で聴くなら★★★かも。
6. あの人に似ている
★★
1994年、裕木奈江と高倉健への提供曲。
今回は、共同作詞・作曲のさだまさしとデュエット。
でも、サビは確かにデュエットなんだけど・・・
それ以外ってお互い好き勝手に歌ってるだけなのでは?
まあ共作には違いないが。
あと、ちょっとだけ、高田みづえの「ガラスの花」に似てると思ったのは私だけ?
7. みにくいあひるの子
★★
1978年、研ナオコへの提供曲。
当時は子供だったけど、覚えてるわよ、この曲。けっこう売れたはず。
で、今回は歌い出しがいきなりメジャーコードだったので、何が起きたのかと思ったわ。
余計な小細工しないで、そのまま歌ってくれたほうが良かったかも。
8. 愛される花 愛されぬ花
★★
1986年、三田寛子への提供曲。シングル「少年たちのように」カップリング。
三田寛子のは聴いたことなくて初めて聴いたけど、けっこう好きな曲かも。
「愛される」=「赤い花」、「愛されぬ」=「白い花」で、決して「愛されぬ」=「雑草」ではないところがポイントかしら。
「あの人」が赤い花を好きなのは「生まれつき」だからで仕方なくて、決して自分に価値がないわけではない、と信じたいブスにとっては、割と共感しやすい内容よね。
もっとひねくれた解釈すると、ノンケに惚れちゃったオキャマの失恋ソングとしても成立するかも。
「赤い花」=「女性」、「白い花」=「男性」と置き換えると、ほらね。
さらにひねくれると、「赤い花」=「ガッチリ野郎系」、「白い花」=「スリムなジャニ系」などのバリエーションも成立するわよ。
9. 裸爪のライオン
★
1988年、工藤静香への提供曲。アルバム「静香」収録。
後藤次利が静香向けに書いたアルバム曲なので、ちょっと本人が歌うのは無理があるかも。
(それ言ったら「群衆」とかと同じパターンではあるけど、そっちは割と好きなのよね。)
この曲を収録するんだったら、「激情」のほうが聴きたかったわ。
10. 紫の桜
★★
「夜会VOL.10 海嘯」の曲。
海嘯では、「難破船」と並んで大好きな曲だったのに。それなのに。
なんでこんな歌い方になっちゃうのよ〜っ!
この曲は、やっぱり常軌を逸した大量の桜吹雪の中で、
ぅすわぁ〜くるぅあ〜〜〜〜♪
と咆哮してくれないと納得できないわ。
原曲が好きなので、辛うじて★★。
11. 海よ
★
1stアルバム「私の声が聞こえますか」収録曲のリメイク。
これも原曲の、何か悟ったような歌い方のほうが好きだわ。
あと、エンディングで 1分弱ほど続く波の音って、個人的にはあんまり要らない。