ゲイの世界でモテる体形といえば、俗に SG (死ぬほどガッカリでも創価学会でもない) と言われるスーパーガッチリ体形と、スジ筋体形が二大巨頭でしょう。
これ以外にも太目好きのデブ専、さらに専門特化したミケ専 (三桁の体重が好き)、贅肉のない細い体が好きと多岐にわたるんだけど、主流はやっぱり「短髪色黒マッチョ」という言葉が表すように、筋肉がついてるタイプなのよね。鍛えた身体にうっすら脂肪がのったのなんてのもいいわよねぇ。
でも、一部のフケ専にはもしかしたらあるかもしれないけど、色白でたるんだお腹が好きってのはあんまり聞かないわ・・・私のことよ。けっ。
いや、私がそういうのを好きなんじゃないのよ。私のお腹がそういう状態になりつつあるのっ。 (すでになってるという噂も)
学生の頃は、身長は今と変わらず 175cmで、体重が 60kgなかったのよ。ウェストだって 60cmを割ってて、83-59-90のナイスバディとかほざいてた時期もあったの。今よりは小食だったし、食べても太る体質じゃなかったのよね。
しかし。21歳くらいの頃かしら、それまで変わらなかった体重が、いきなり増え始めたのよ。理系だったもんでちょっと授業が忙しくなって、バンド活動から手を引いた時期なんだけどさ。ステージに立たなくなった気の緩みと、授業がきつくなってきてストレス (ってほどのもんじゃないけど) のはけ口を食に求めたのが原因かしらね。まあ年齢による体質の変化もあったんだろうけどさ。気がついたら、それまで 59kgを越えたことなかった体重が、一気に 67kgくらいまでいったのよ。
正直、このときはちょっと嬉しかったのよ。それまではほんとに貧弱な体形で、顔なんかも骨ばってて強面だったし。脚が太くて胴と腕が細いっていうバランス悪いのが改善されたし。まあ増えたのは筋肉じゃなくて脂肪なのは確実なんだけどね。筋トレしたわけじゃなかったからさ。それでも、貧弱な体形がすこしはましになったと思えて。
ただ、もうヘビメタはできねーかなーという一抹の寂しさはあったけど。
そして就職。体重は65〜67kg前後であんまり変動しなかったわ。ただ、やっぱり筋肉が増えたわけじゃないから、お腹のたるみはちょっとはあったわね。
それからしばらくして、つきあい始めた男がエアロビと筋トレが好きなマッチョ系の人でねぇ。彼の勧めもあったし、ちょうどその時期バカみたいな残業が続いて月収がボーナス並みになった月があって、どうせあぶく銭だから使っちゃえってことで、オネェの集会場ティップネスに一年分の会費を払って会員になったのよ。それからというもの、デートといえばティップネス。ストレッチして、筋トレやって、エアロビして。
でも、体形が全然かわらなかったのよ。筋肉もつかなきゃ脂肪も落ちない、下腹もへこまない。まあ今思うと、あんまり真面目に取り組んでなかったのね、きっと。自分の体形にはそんなに危機感なかったし。
そのうち、その彼とはお別れすることになって、ティップネスも行かなくなって。だいたい、仕事忙しくて平日になんかまず行けないし、休日は他にやりたいことたくさんあるんだもの。
そうやって自分に言い訳をして、たまに運動するのはエッチのときくらい、という生活をしてると、じわじわと太って来るのよね。
まあ、70kgを越えた頃はまだ、
「きゃ〜これで野郎塾にも入れるわ」(爆)
とか言ってる余裕もあったんだけどさ。さすがに (身長 - 体重) の値が 100を下回りそうになりつつある現状には、危機感を感じ始めてるのよ。
どうしよう。やっぱり中途半端ってのはよくないわね。いっそもっと体重を増やして、デブ専界のアイドルとして君臨・・・ってのは嫌だわ。だいたい、デブは人が良さそうな可愛い顔じゃないと、主流派にはなれないのよ。私のキャラじゃないわ。
でもこのままいくと、一部で業界標準体形と呼ばれる、色白ぷよぷよ体形になってしまう。それだけは嫌だわ。ここは日サロに行って素敵な色黒デブに・・・って全然問題解決になってないわよっ。
やっぱり、またスポーツクラブに通うとか、泳ぎに行くとかしないとまずいのかしら。でも時間も金もないのよね〜。地道に、一駅前で電車を降りて歩くとか・・・でも暑い時期はやりたくねーなー。(結局、怠慢なだけ)
そして、私の年上の友達が口を揃えていうには
「30過ぎると、下っ腹に一気に来るわよ」
・・・やば過ぎるわっ。まだ20代なのにこの下腹でしょ。さらに30過ぎてもう一発、すごい波が来たら・・・いや〜ん、今度こそデブ専界のアイドルに。 (だからなれねーってば)
あ、でも外見はとっくに30越えてるから、すでに来ちゃってるのかも〜。 (自爆)
という、食欲がとまらないって話でした。エロネタじゃないわよ〜ほほほ。
はい。食事の量は控えます。酒はもともと呑まないから大丈夫。運動もするようにこころがけます。あと 5kgは落としたいわね。
などと言いながら、近所の焼肉食べ放題の店の割引券を手に入れて嬉々としてる私は、やっぱり業が深いヲンナなのでしょうか。