ユメ十夜を鑑賞。
夏目漱石の「夢十夜」を題材に、10人の監督が撮った短編が10本。 まさに混沌とはこのことね。
だいたい原作からして混沌とした夢の話だというのに、それを10人の監督がよってたかって好き放題に映像化するものだから、それはもうカオスな世界に。
けっこう楽しめたけどね☆
ちなみに原作は青空文庫で読めるわよ。
割と原作を忠実に映像化したもの、かなり脚色したもの、設定だけ使ってほぼ別物にしたもの、といろいろ。
妙に印象に残ったのは、
- 武士姿のうじきつよし (かわいい☆)
- 出オチ芸人扱いの石原良純
- 異様にでかい付け髭の藤岡弘、
- 褌を締めたピエール瀧
- 安田大サーカスHIROの亀甲縛りとクロちゃんの半裸
- 豚に変化する本上まなみ
あたりかな。
混沌がお好きな方にはオススメよ。 (いるのかそんな人)
どろろを鑑賞。
TVでさんざんCMやってるから混雑するかと思ったけど、新宿三丁目の映画館では、客は半分も入ってなかったわ。
まあ、そんなもんか。
内容的には、
「ああ、やっぱりやっちまったか」
って感じ。
柴咲コウの吹っ切れた演技は、割と良かったと思うの。(好きな女優だから評価が甘い)
妻夫木聡も、それほど悪くはなかったわ。たまに棒読みが目立った部分を除けばね。
でも、せっかく妖怪のデザインとか頑張ってるのに、妖怪退治のエピソードを適当に流しちゃったりとか、端折っても良さそうなシーンを掘り下げてみたりとか、CGがたまにとっても安っぽいとか、突っ込み始めるときりがないのよ。
何ていうか、全体的に詰めが甘いような気がするの。
特に気になったのが後半のBGM。
あれほど、画面と違和感を感じるBGMって初めてだったわ。
そんな感じで、あまり見なくてもいい映画かもね。
あ、でも、
「急所蹴りを喰らって悶絶する妻夫木聡」
に萌えたい人は映画館へどうぞ☆
そういえば全然バイクに乗ってなかったな〜と思って、久々にエンジン始動。
かからない。
セルは回るものの、いっこうにエンジンかからず、そのうちバッテリーも上がりそうな気配に。
考えてみたらオイル交換も年単位でやっていないことに気づいて、おとなしく近所のバイク屋まで押していったわ。重かった。
このパターンでバイク屋に持っていくのは確か3回目くらいなのよね。
ほんと我ながら学習しないと思う。
ついでに点検も頼んできたので、戻ってくるのは来週くらいかしら。
ちなみにこのバイク、大学生当時に新車で購入した1991年製。
16年も乗ってるのかと思うと軽く眩暈が。
マリー・アントワネットを鑑賞。
マリーと言えば浪費家悪女の代名詞みたいに言われてるけど、この映画のマリーはそんな悪女じゃないの。むしろ、ただの バカ女。
14歳で政略結婚、18歳で王妃に即位という年齢を考えるとイマドキの女子高生と同じなんだから、やってることがアホなのも納得だわ。
ひらすら靴、ドレス、お菓子、ギャンブル、夜遊びと、無駄に豪華に繰り広げられる映像を眺めて楽しむのが、この映画の醍醐味かと。けっこう好きよ。こういうの。
とにかく徹頭徹尾、豪華。
建物の内装はもちろん、宮廷料理とか、馬車の中のカーテンに至るまで、ほんと無駄に豪華よ。
ステキ過ぎる。
当時のフランスにそんなケーキや靴があるか!などと突っ込み入れるのは野暮なのね。
潔いくらい時代考証とは無縁な感じだわ。
で、結婚相手がインポ野郎だった悲哀なんかも適当に織り交ぜられていて、マリーの立場に同情的な視点で鑑賞できるようになってるの。
ちなみにルイ16世、義兄にあたるヨーゼフ二世の助言で、あっさりとマリーを妊娠させたような描写になってたのよ。義兄がどんな助言を?まさか実践で性教育?
「試しに俺のここに突っ込んでみろ」
的な手取り足取りの指導が?
などと腐女子的妄想が膨れそうになったけど、実態は、真性包茎の手術を薦めたとのこと。つまんねーの。
ディパーテッドを鑑賞。
さすがに話題作だけあって、レイトにしてはそこそこの客の入り。
その分、イビキかいて寝てたり、スナック菓子をボリボリ貪り食ったり、携帯をパカパカ開けたりするクソバカも散見されたわ。
こういうのに耐え難くなってくると、家でDVDって方向に走るようになるんだろうな、きっと。
香港映画か何かのハリウッド・リメイクで、マフィアに潜入した警察の男 VS 警察に潜入したマフィアの男、という設定でテンポ良く進むストーリーは面白いわよ。
最後は、ちょっと救いがなく後味悪いエンディングだけど、それを差し引いても楽しめたわ。
主演のディカプリオは、「タイタニック」の若くてツルツルの頃には全然興味なかったけど、年取っていい感じに崩れてきたわね。今ならやれる。(やらせてくれるもんか)
もう一人の主役マット・デイモンに関しては・・・顔がタイプじゃないのでどうでもいいわ。
それにしてもヒロインのベラ・ファーミガ、美人といえば美人かもしれないけど、なんだか華がないわねこの女。ただの生活に疲れた三十路女にしか見えなかった気が。
古本屋で見かけて、うっかり買っちまったわ。
課長の恋。
正直、ゲイ雑誌を買うより恥ずかしかったわ。
だってこれ、BLコミック(要は、やおいマンガ) なんだもの。
しかも全3巻で、3冊とも買っちゃうなんて恥ずかし過ぎる・・・。
まあ、ギャグ漫画だけどな。
ノリとしては、G-menに連載してた「極楽コロシアム」に近いものがあるのよ。
冷やかすつもりで手に取って、表紙のインパクトにやられたわ。こういうの大好き。
願わくば、「極楽コロシアム」も単行本化して欲しいわねぇ。
ラッキーナンバー7を鑑賞。
原題は Lucky Number Slevin なので、 7 じゃないんだけど。
序盤30分くらいは話が理解しにくいし。
主人公の行動もなんだか不自然だし。
これはトホホ映画を見ちゃったかしら?と思ったけど。
我慢して最後まで見ると、けっこう報われるわよ、これ。
純粋にストーリーとして面白い映画だったわ。
普通に映画好きの方にもオススメ。
それから、肉分はちょっと少なめだけど、主要キャストはハゲも多いので、ハゲ専の方にもオススメ☆
これで、ルーシー・リューが着物で日本刀を振り回してくれればもっと良かったのにな。(それは違う映画)
成人式ね。
私の成人式の思い出は。
ないわ。
だって出席してないんだもの。
というのも、まだハッピーマンデーなんて制度がなくて、1/15に成人式をやってた17年前。
翌1/16に、これを落としたら留年★という必修科目の後期試験 (たしか第二外国語のドイツ語) を控え、土日と全く絡んでない日程で日帰り帰省するような金も時間もなくて。
何より面倒だったので、別にいいやと思って放置したの。
決して、振袖が着れなくてつまんない、とか、そういう理由で行かなかったんじゃないわよ。たぶん。
あ、だから未だに大人の自覚がないのか。てへっ☆(36歳)
シルバー假面を鑑賞。
91席しかない映画館は満席だったわ。
それも、かなり平均年齢高そうな特撮オタ風の男ばっかりで。
あんまりこの人たちと一緒にされたくないけど、傍から見てたら同類に見えるんだろうな・・・。
で、内容は。
っていうか内容以前に。
主役があまりにも大根。すっごい大根。
ハーフだから日本語は苦手なのかな、ドイツ語のセリフはまともだったしな・・・
と思ってたら、ドイツ語は吹き替え!
しかもこの主演の女、イギリス人と日本人のハーフ。ドイツなんて全然関係ないじゃん!
これだったら、ベッキーあたりに主演やらせたほうがよっぽど良かったんじゃないかしら。
さて、気を取り直して内容について。
ついていけなかったわ。
部分的には、すごくいい感じの映像もあったものの、わけわかんない展開とか、あまりに腑抜けなアクションシーンとか、強引な展開とか、ドイツの回想シーンでわざわざ外国人キャスト使ってるのに全部日本語で喋らせてるとか。
去年見たミラーマンのリメイクが結構面白かったので、これにも期待しすぎていたのかも。
監修が故・実相寺昭雄って時点で、去年みた「姑獲鳥の夏」のノリについていけなかったことに思い当たるべきだったわね。
別の友人宅で、オキャマ15人くらいで新年会。(正確な人数忘れた)
新年早々、ドM体質な某友人が、なんだかすごく嬉しそうな目に遭ってたわ。
まあ、抵抗できないように両腕を押さえつけてたのは私だけどな。
鉄コン筋クリートを鑑賞。
実は松本大洋の絵柄って苦手なんだけど、なんだか面白そうだったので。
年末に見ようとしたら満席で見れず、悔しかったってのもあるしね。
で。
確かに面白い映画だったわ。舞台となる宝町の風景は、
「大阪の新世界って確かこんな感じだったはず」
と思ったくらい、猥雑で魅力的。(一応ほめてる)
本職の声優さんはいなかったけど、セリフ聞いてて違和感もなし。
むしろシロ役の蒼井優は、本気でうざったく憎らしくなるくらいにハマってたと思うわ。
でも。
方向性は違うものの、去年見たローズ・イン・タイドランドに匹敵するくらいの気持ち悪さも感じたわ。
基本的に、子供が鉄パイプで人を殴りまくる話 (端折りすぎ) なので、あまり気持ちのいいものじゃないわよね。
そして、そんな映画に幼児を連れてくるアホ親がいたり、そのクソガキが本編中も喋ってたりして腹立ったわ。 R-18とは言わないけどさぁ、どう考えても子供向けじゃないでしょこれ。
夜は、前日の忘年会で食べ切れなった鍋を囲んで、オキャマ4人で新年会。