おだやかな時代 2001.03


2001.03.31 Sat

 寒い。
 明日から 4月だってのに何なのよ、この寒さは。
 朝起きたら喉が痛いし、外見たら雪降ってるし、こんな日に休日出勤なんて嫌〜〜〜〜と思ってたら、職場の先輩から電話。
 ・・・そうよね。やっぱりこういう日は引きこもるに限るわよね。
 というわけで休日出勤は中止。
 週明けの惨状がなんとなく目に浮かんだけど、そんなこと気にしてちゃ SEなんて勤まりません。(大きな間違い)

 まあ、春の情報処理試験を控えてる身ではあるし、休出がなくなったからといって遊びに出る気力もなく、部屋にひきこもってました。
 だからといって真面目に試験勉強してたわけでもないんだけど。
 半年ぶりくらいに、今まで 1弦が切れたまま放置してたギターに弦を張って、弾いてたら一日が終わったという、かなり情けない状態。
 また今回も受験料が無駄になるのかしら。 (そう思うなら勉強しろ)

2001.03.30 Fri

 仕事で用があって、某大学の近くからバスで移動中のできごと。
 一緒に乗ってきた大学生らしき 3人をふと見たら、うち 2人は別にどーでも良かったんだけど、1人が短髪ヒゲがちぽちゃだったのね。
 あらちょっと好みかも〜とか思って、なんとなく会話を聞いてたら、どうも語尾が生ぬるい。
 「でしょぉ?(鼻に抜けるように)」 とか
 「いやぁぁ (語尾上げ)」 とか。
 この時点で疑惑、っていうかほぼ「あ、ゲイの子なのね」って確信はあったんだけど、そのうち会話の中に
 「大学生ナイトで・・・」とか
 「こないだ伏見さんが」
 などという発言が。はい確定。みなさん立派なゲイでした。

 なんか、羨ましかった。
 自分は就職するまで完全なクローゼット状態だったから、大学生の頃はゲイの友達なんて一人もいなかったし、まして自分の通う大学から、ゲイの友達とオネェぶっこきながら帰るなんて、想像もしたことなかったわ。
 ま、当時は大学生ナイトどころかゲイナイト自体がそろそろ始まるかって頃だったし、90年代に入ってからゲイに関する情報の量は確実に増えてるし。
 自分が学生の頃と比べたら状況が違うのはわかってるけど、それでも、もし当時からゲイ活動 (ってどんなよ) を始めてたら、どうなってただろうな〜って考えちゃったわ。

2001.03.29 Thu

 やっぱりストレス溜まってるらしい。
 週末でもないのに一人で二丁目 36.5℃へ。そして平日だというのに 2:00amまで遊んでたわ。やっぱり仕事からの逃避なのかねぇこれは。
 たまたま同じ方向に帰るお客さんが 2人いたので、一緒に 3人でタクシー相乗りして帰宅。安上がりで良かった〜。

2001.03.28 Wed

 いつものように、11:00amギリギリに出社したわ。  早起きして CD買いに行くなんて、私に出来るわけないのよね。

 夕方から客先で打合せ。
 たしか私の立場って、袋小路に入り込んだ火の車プロジェクトのお手伝いの筈なんだけどさ。どうして私が打合せを仕切らなきゃいけないわけ?
 今日の議題に関して、全体を把握してるのが私だけってのも納得いかん。

 などと内心にどす黒い怒りを抱えつつ、にこやかに打合せは終わらせたんだけど、さすがに同席してた部長 (私の上司) が、プロジェクトのメンバーに指摘してたわ。
 私はあくまでも、お手伝いの部外者。当事者が、自分が作るシステムの全体を把握してなくてどーすんのよ。

 それでも CD屋が開いてる時刻には帰れたので、買ったわ。
 椎名林檎 「真夜中は純潔」。
 今までの楽曲は、ほとんどがロックバンドの音っぽいアレンジだったんだけど、今回のバックは東京スカパラダイスオーケストラなのよ。
 元ロック少年としてはバンド系の音を求めたいところだけど、でも今回の「真夜中は純潔」に関しては、もう、好き。カッコいいわ、この曲。
 カップリングでは珍しく、っていうか今回初めて、既発表曲のアレンジバージョンが収録されてるの。「シドと白昼夢」なんだけど、こっちも気に入ったわ。
 DVD「下剋上エクスタシー」には、また別のライブバージョンが収録されてるんだけど、そっちのバージョンも好きだし、今回のスカパラが演奏してるのも好き。聴き比べると、1stアルバム「無罪モラトリアム」収録のオリジナルバージョンが、ちょっとインパクトが弱い感じね。

 さて、とっととギターに弦はって、耳コピ始めるとするか。もしかしたら、もうバンドスコアが出てるのかもしれないけど。

2001.03.27 Tue

 腰の吹き出物は一晩寝たら沈静化。
 休む口実がなくなっちゃったわ。っていうか、口実があっても休める状況じゃないんだが。ああ逃避したい。

 新聞の夕刊に、椎名林檎のニューシングルの全面広告が載ってたわ。明日が CDの発売日だったのね。
 ってことは、今日の夕方には CD屋に入荷してたはず。
 あ〜買ってくれば良かった〜〜〜〜。
 ま、会社を出たのが 11:00pmだったから、TSUTAYAくらいしか開いてないけど。
 それにあんまり大きな声じゃ言えないけど、私のPCには、どういうわけかこの曲の mp3ファイルがあったりするのよねぇ。

 でも、やっぱり CDの初回盤は手元に置いときたいのよ。
 明日はちょっと早起きして、出社前に CD買ってから出勤するわ。(起きれるのか?)

2001.03.26 Mon

 昨日、せっかくT.Zからパーツ貰って来たのに、組み込んでるヒマなかったわ。っていうか日記書いた後、疲れて寝ちゃったのよ。
 今週は、なんか、ずっと帰宅は遅くなりそうだし。あのパーツ使った PCが組みあがるのはいつになっちゃうのかしら。

 仕事は例によって酷い状況なんだけど、体調までおかしくなってきたみたい。腰に、つーか尻にね、吹き出物ができちゃって痛いのよ。
 動かなきゃどうってことないんだけど、歩いたりすると服に擦れて激痛。
 赤い吹き出物で、中心部に、何ていうの、こう、めいた白い塊がある感じ。夕方くらいから痛み始めて大変だったわ。

 まあ、服に擦れるから痛いんであって、全裸でいればなんともないんだけど。
 あ、別に全裸じゃなくても、下半身裸でいいのか。
 でも明日、スーツにネクタイして下半身露出なんて姿で出勤するわけにいかないわよね。何とかDay じゃないんだから。

2001.03.25 Sun

 休日。
 昼からSAS & T.Zの愛の巣を襲撃したわ。
 って別に荒らしに行ったわけではなく、お昼ご飯をご馳走になったの。美味しかったわ〜。満腹。
 そして、T.Zがかなり大規模な PCのパーツ交換をしてくれたおかげで、余ったパーツを大量に頂いたわ。マザーボードと CPUとビデオカードと PC100のメモリ。ほぼ 1台組めるわよ。
 しかも、この余ったパーツって、既に一世代前のパーツとは言え、うちの最速マシンより高スペックだったりして。ありがたいわ〜。やっと Celeron 400MHzの環境から脱出できる。
 まあ今のマシンでも速度の不満はあんまりないんだけど、10万円以下で買えちゃう PCが PentiumIII 800MHzとか積んでると、やっぱり悔しいのよね。

 とりあえず今使ってる PCはこのまま残しつつ、こないだカリコのところから引き取ったケースにでも組み込んでみようかしら。
 でも ATX電源の規格がちょっと古いんで、起動できるか不安なの。
 もし起動しないようなら、いっそアルミ製の高級ケースでも買っちゃおうかしらね。CPUとマザーを買い換えようと思ってた金が、そのまま浮いたんだし。
 でもそうしちゃうと、私の部屋はどんどん PCオタク臭い部屋になっていくのよね。これじゃオトコなんて連れて来れないわ〜。

2001.03.24 Sat

 休日出勤。うりゃあ。(ちゃぶ台をひっくり返す)

 まっすぐ帰るのは納得が行かなかったので、久しぶりに二日連続で二丁目へ。今回は Bambooに行ってきたわ。
 そして、来てる客は私以外すべてカップル (だと思う、たぶん) という現実に、ますます納得がいかないまま、寂しく帰宅。
 いーんだけどさー、一人でも別にぃ。(B.G.M.「強がりはよせよ」by 研ナオコ)

 そうそう、二丁目に出たついでに雑誌の立ち読みでも (買えよ) と思ったら、Queer Japanの 4号が出てたので購入。
 しかし、G-Men とか Badi はあんまり買う気にならんのに、グラビアもエロ小説も載ってない Queer Japan はサクっと買っちゃうなんて、私も枯れてきたってことなのかしら。こういうの読んでるほうが楽しいのよ。
 あ、エロ方面はネットで間に合っちゃうってのも大きいかも。

2001.03.23 Fri

 うーん、こういう状況だと、ほんと仕事のグチしか日記に書くネタないわ。

 倒れそうになりながら 9:30amに出社。朦朧とした意識の中で打合せ。
 打合せのメンバーに、以前から何度か一緒に仕事したことがあるTって奴 (って先輩だが) がいるんだけど、私、こいつが苦手なのよね〜。
 妙にハキハキと喋る、プロジェクト管理を得意とする男なんだけど、確かに仕事はデキるのよ。
 だから使えなくて嫌、ってのはないんだけど、奴独特の押しつけがましいハキハキした喋りが苦手で。話してると、なんか追い詰められてるみたいな気がするの。
 今回もTの口調に押し切られる形で、また余計な仕事を押しつけられちゃったわ。この時点で深夜残業確定。

 結局、11:00pm頃に全てが嫌になって、仕事を放り出して帰宅。この時点で土曜の休日出勤が確定。あーあ。
 まっすぐ帰る気分じゃなかったので、ちょっとだけ寄って終電で帰ろうと思って36.5℃へ。
 でもねぇ、店を出たのは 2:00amだったの。電車なんて走ってねーわよ。
 久しぶりにタクシー帰宅もいいかと思ったら、空車なし。
 そういや給料日の週末だったのね。
 いいわ、脂肪燃焼のため歩きましょっ、とか言いつつガシガシ歩いて帰ろうとしたんだけど、結局 2駅分くらい歩いてからタクシーつかまえたわ。

2001.03.22 Thu

 10:00pm過ぎまで打合せ。
 そして明日は 9:30amから打合せ。
 起きられねーってば、そんな早朝。
 っていうか、仮に起きたとしてもアタマ働きません。使い物になりません。
 それに朝の通勤ラッシュの電車、乗るの嫌だわ〜。路線的に楽しくないの〜。一番前とか最後尾に乗っても何もないんだもの〜。
 でもわざわざ遠回りして、ハッテン車両を選んで通勤するほど根性入ってないので、おとなしく普段の経路で出社するけど。
 それよりも、1分でも多く眠っていたいわ。切実に。

2001.03.21 Wed

 会社の研修ルームに PCが搬入されてきたの。
 ちょっと頼まれてチェックを手伝ったんだけど、研修でたまにしか使わない PCにしては、結構なスペックなのよ。メモリ 512MBも積んでやがるの。
 まあ最近はメモリも安いから、ちょっと無理すりゃ買えないこともないんだけど、たまにしか使わない研修PCに、これは勿体ないわ。俺に使わせろって感じ。

 夜から会議だったため、またもや会社の売店で、閉店間際の半額セールのパンを買って食ったわ。それが夕食。
 なんかすごい嫌〜、こういうの。
 やっぱり夕飯は、家で手料理が食べたいわ。自分で料理しようなんて気はさらさらないが。

2001.03.20 Tue

 初のマンション管理組合の総会。
 理事の選出にちょっと手間取ったくらいで、あとは管理会社のにーちゃんの司会で淡々と進んだわ。
 ちょっと理事にでも立候補して、管理組合を好き放題に牛耳ってやろうかとも考えたんだけど、けっこう年輩のオジサマが多かったので、若僧がしゃしゃり出て反感買うのも嫌だったから止めといたわ。
 それにしても、同じマンションにこんだけ人が住んでるのに、ゲイっぽい人は一人もいなくて残念。
 でも半分くらいはなぜか欠席してたわね。もしかしたらその中に、イケる兄貴がいるのかしら〜。
 ま、いたらどうするって訳でもないが。

2001.03.19 Mon

 「SG体型のSF募集
 とかいう文章を見ると、つい頭の中で
 「佐藤蛾次郎体型の職業婦人募集」
 と変換してしまう今日この頃。人はこうして枯れていくのかしら。

 枯れちゃうのは仕事のせいよ。
 今日も危うく帰りが終電になるところだったわ。正規化されてない DBが、これほど始末に終えないものとは思わなかった。誰に再設計させようかしら。

 明日は朝っぱらからマンション管理組合の総会なんてものがあるの。なんで休日に、普段より早起きしなきゃいけないのよぉ〜。
 でも、なんか議題の一つに、マンション前に勝手に駐車してるバイクの件とかあるから、行っといたほうが良さそうだわ。それ私のなんだもの。

2001.03.18 Sun

 春という字は一人で二日。
 ・・・いや、立ち読みした雑誌にあった言葉がツボにはまっちゃったので、なんとなく書いてみただけよ。

 中古CD屋でたまたま見つけて買ったもの。
 「理由なきハンサム」by ハンサム兄弟。
 椎名林檎が「発育ステータス」やったときに、東京で前座やってたバンドなのよ。どんな音なのかちょっと興味があったの。
 あと、ヴォーカルが短髪ヒゲガッチリで一重のタレ目という、なかなか美味しそうな外見だったので。(やっぱ買った理由のメインはこっちかも)

 で肝心の音は。
 あの、なんつーの、絶叫系パンクという、かなり受け入れ難いモノでしたわ。まあ 700円だったから諦めるとするか。
 そういや、椎名林檎の新曲もそろそろ出るのよね〜。アナログ盤は先行発売されてるんだけど、さすがに買う気のはちょっと。
 来週には CDが出るので、素直にそれまで待つわ。

2001.03.17 Sat

 翔ちゃん光一くんとランチ食べ放題。
 今回は新宿でカレー。っていうかインド料理か。
 食べ放題も、最近行ってなかったわな〜と思ってたら、実は 2週間前にも行ってたのね。葬式で地元に帰ってたせいか、ちょっと時間の感覚が変かも。

 味のほうは、値段の割には満足。だって 1,000円だもの。
 カレーの他にタンドリーチキンもあったし、好きなマトンカレーも食べられたしね。近所のカレー食べ放題だと、野菜カレーとか豆カレーしかないときもあるのよ。
 ただ、ドリンクが別料金だったのはちょっと不満。ラッシーくらい欲しかったわね。 (200円なんだから注文しろ)

 それから出社。
 雨降ってたし行きたくなかったんだけど、さすがに今の状況だと休出せざるを得ないわ。まあ、土曜に数時間働いたところで、気安め程度にしかならんが。

2001.03.16 Fri

 なんとか社会復帰。
 溜まってるメールを処理するだけでもかなり大変だったわ。仕事のスケジュールをグチャグチャにしちゃったから、計画し直さなきゃならないし。今のプロジェクト、手伝いって立場で良かったわ。

 残業が長引きそうな雰囲気、っていうか今週は仕事してないんだから確実に長時間残業だわ、と思って、社内の売店でパンでも買おうと思ったの。。
 閉店間際で、いろんなものが半額で売ってたから、「まぁお買い得。」とばかりに多めに買い込んだのよ。
 その 15分後くらいかしら。
 「これ残っちゃったんで、よかったら食べてください」
 って。
 売店のにーちゃんが、大量のパンと牛乳を抱えて現れたの。でかいビニール袋に 3つくらいあったわ。しかもギッシリ詰まって。
 あああ。こんなことなら待ってりゃよかった〜・・・と思っちゃった自分が、ちょっと情けなかったわね。半額のパンには 300円くらいしか払ってなかったもの。

2001.03.15 Thu

 お休み。ぉぃ
 いやー吃驚したわ。起きたら 11:30amなんですもの。
 おかしーわねー、目覚まし時計 2つセットしてから寝たはずなのに、 2つともきちんとオフになってるのよ。誰かが忍び込んでオフにしたのかしら。そんなわけない
 恐る恐る会社に電話して、後輩に「体調悪いから休む〜」って伝えて二度寝したわ。社会復帰失敗。

 そして天罰が下ったのか、起きたら喉が痛いの。ほんとに体調悪かったわ。こういうのも嘘から出たマコトっていうのかしら。いわないわね、きっと。
 せっかくだから、図書館から借りてきた本を一気読みしちゃったわ。栗本薫の「六道ヶ辻」シリーズから 3冊、「大導寺一族の滅亡」、「ウンター・デン・リンデンの薔薇」、「死者達の謝肉祭」。
 内容は、順に近親相姦、レズビアン、猟奇殺人。ってこう書いたら身もフタもないわな。一応、推理小説ではあるんだけど。
 このシリーズって近所の図書館にはこれしかなかったんだけど、ほんとはあと 2冊あるらしいの。読みたいわ。
 こうなったら、同じ区の他の図書館にも行ってみなきゃ。(買おうって発想はないらしい)

 明日は社会復帰できるといいなぁ。っていうか明日休んだら 9連休になっちゃうわ。さすがに行かないとまずいわね。今日は早く寝よ。
 眠れるといいんだけど。

2001.03.14 Wed

 会社はお休み。
 当初の予定では今日まで地元にいることになってたの。ほほほ。
 そんなわけで昨夜は二丁目に飲みに行ってたりして。地元で親戚に囲まれてノンケ演技してたから、ストレス溜まってたのよ。

 そして今日は、お買い物&読書三昧。
 私が葬式でバタバタしてる間に発売されてたのね。
 栗本薫著 グイン・サーガ 78巻「奇跡のルノリア」。
 なんかもう、タイトルからしてネタバレ。
 つーか前巻の「疑惑の月蝕」からしてネタバレだけどさ。一応ナリスは死んだことになってるけど、やっぱりこれって例のパターンよねぇ・・・と疑ってたら、思いっきりその通りだったわ。死んだふり作戦ってこれで何度目よ?
 まあ今回はヤオイ描写もなかったし、長々と続いたパロ内乱篇も一段落して良かったわ。またも主人公のグインが登場しなかったのはどうかと思うけど。

 んでね、うちのすぐ近所に区立の図書館があるのを発見したのよ。
 これでしばらくは、古本屋探しや Book Off巡りしなくて済むわね。さっそく何冊か借りてきたわよ。

 とりあえず、中島梓著「タナトスの子供たち - 過剰適応の生態学 - 」。
 いまさら書くまでもないかもしれないけど、小説家「栗本薫」と評論家・エッセイストその他もろもろ「中島梓」は同一人物ね。
 この本、一冊丸々使って「ヤオイ」の分析してんだけどさ、これ読むと、中島梓=栗本薫って「ヤオイ」と「ホモセクシャル」は全く別のもの、という認識はきちんとできてるのよね。
 そういう人がどうして、グイン76巻の後書きで、

ヤオイというものは私にとってはある意味「ホモや同性愛やすべての少数派」に対する差別への抗議や戦いから始まっています。

 などという、誤解を招くような記述をしちゃうのかしら。わからん。
 まあ、ヤオイによって癒される女性、ってのが存在することはわかったけど、それでもなんかヤオイに対する「アタシ達はそんなんじゃないわよっ」的な、なんともいえない嫌悪感は消えないのよね。
 これって前にどこか (2ちゃんかも・・) で読んだんだけど、ノンケ女性がエロ本に対して持ってる嫌悪感と、根は一緒なのかもしれない。
 とはいえ、実は私、嫌いだ嫌いだっていうほどヤオイ本って読んだことないのよね。誰かたくさん持ってる人がいたら、貸してくれないかしら。角川ルビー文庫とか。
 さすがに自腹で買うには金が勿体ない、っていうかあんなもん恥ずかしくて普通の本屋で買えないわ。ゲイ雑誌なら平気だけど。

 あと、HIVに関する記述も少しあったんだけど、1998年の後半に出版された本にしては、記載に納得できない部分があったわね。論理的に指摘できないのが悔しいけど、「そうじゃないだろ」って突っ込み入れたくなる部分が多々あって。
 まあ、著者は40代後半の既婚子持ち女性だから、30歳独身ゲイとは HIVに対する視点も相当違うんだろうなぁとは思ったけどね。

2001.03.13 Tue

 戻ってきたわ。
 祖母が亡くなることは前から覚悟してたし、正直言って母や伯父、伯母の看病疲れのほうが心配だったくらい。
 祖母は昨年末から自力では食事もできなくなってて、経管栄養だけで生きてた、っていうか生かされてたのよ。さすがに早く死ねなどとは思ってなかったけど、そういう状態で無理矢理生かされてるのも見てて辛かったのは事実だし、あんまり苦しまないで亡くなったみたいなので、まあ、来るべきものが来たかって感じね。
 そんなわけで、割りとあっさりした葬式だったわ。

 いや、それにしても疲れた。
 祖母って遺言状も残さずに亡くなっちゃったから、山とか畑とか有価証券とか蔵の中の美術品とか別荘とか城とか、遺産相続の争いでもう大変・・・なんてことはなく。奪い合うような遺産なんてありゃしないわよ。
 移動や告別式そのものはそんなに苦じゃなかったけど、その後の宴会と、場所かえて母の実家に親戚一堂集まっての酒宴が、もう苦痛で。
 母の兄弟の伯父、叔母は昔から知ってるからいいんだけど、母の従兄弟とか祖母の兄弟関係の親戚とかって、今回が初顔合わせなわけで。これがまた典型的な田舎のオヤジなんだわ。大酒呑みで態度が横柄で、酔っ払って民謡とか歌っちゃうような。
 ただでさえ私の勤務先は年齢層が低いから、50〜70代のオヤジって扱い慣れてないのよ〜。もう大変だったわ、なんとか会話を成立させるのが。
 酒飲まされるのも勘弁してほしかったわ。呑めないって言ってるのに、男がそんなことでどうする、みたいな。さすがにそこで「心はヲンナなの」とか言う度胸はなかったので黙ってたけどさ。

 伯父、叔母は別の意味で大変だったわね。
 「あら〜久しぶりねぇ、東京ですっかりいい男になって。 (歯の浮くようなお世辞) で、結婚はまだ?
 嗚呼、やっぱりそう来るのね。
 30過ぎて独身だなんて、彼らの常識ではとんでもない話なのよね。従兄弟連中もだいたい 20代後半までには結婚してるし。そんなに悪いかよ独身が。っていうかゲイだから結婚しないんです〜なんて、とても言い出せる状況じゃないわな。
 そんな酒宴の席で、唯一楽しかったことといえば、従姉の旦那がすっげえ可愛かったことくらいかしら。
 まあ結婚して子供いるくらいだからノンケなんだろうけどさ、短髪に優しげなイモ顔の 30代半ば。ハッテン場で見かけたら迷わず突撃したくなるような、もろ好みのタイプだったわ。いいな〜。私もああいうダンナ欲しい〜。

2001.03.09 Fri

 祖母が逝去。
 もう 90歳で、以前から入院してたから時間の問題だとは思っていたけど。
 母方の祖母だったので同居してたわけじゃなく。俺が高校に合格したときに、なけなしの年金から入学祝を手渡してもらったのが、記憶に残ってる最後の姿かな。そのときにはもう、老人性痴呆が進み始めていたと思う。
 葬式に出るので、しばらく地元に行ってきます。水曜あたりには東京に戻るつもり。

2001.03.08 Thu

 会社の後輩K (男) が、目を真っ赤に泣きはらしてトイレから出てきたの。
 何、どうしたの?まさかトイレで誰かにやられちゃったの?
 とか思ってきいてみたら、何のことはない花粉症の発作だと。
 なんか、オフィスのトイレが、やたらと花粉濃度が高いらしいのよ。通風孔から入ってきちゃうのかしら。

 でもさぁ、そんなKの姿を他部門の人が見て、
 「あの子、あそこの部でイジメられてるんじゃない?」
 って思われたら嫌だわ〜。
 首から「花粉症です」って書いた紙でも、ぶらさげるようにさせようかしら。 (それはイジメ)

2001.03.07 Wed

 部長が復帰。
 これで、手伝ってるトラブルプロジェクトの作業も減って、本来の仕事に戻れるかと思ったら部長の一言。
 「あ、うちの仕事は止めていいから、手伝いの方を優先させて」
 ぬゎんだとぉぉっ。
 それじゃ意味ないんだってば。私が他部門にいいようにコキ使われてるのを、見かねて介入したんじゃなかったのかいっ。(違います)

 ま、確かに手助けが必要なプロジェクトではあるんだけど。っていうか今さら手助けしても収拾がつくとは思えんが。
 とっとと違約金払って打ち切っちゃえばよさそうなもんだけど、そういう実績作っちゃうと他社の仕事も取りづらくなるから辛いみたいね。袋小路。
 最終的な赤字額、いくらになるのかしら。むしろ楽しみ。
 どーせ私は金の心配をする立場じゃないしぃ。

 それにしても、「仕事がデキるオンナ」を演じてると (ほんとに演じてるだけだが) 、余分な仕事が降ってきてやってられないわ。
 もう明日からは「アタマの悪い娘」路線で行こうかしら。

2001.03.06 Tue

 10:00amから客先打合せ。
 なんでこう早起きが連発するのよ。倒れるわよっ。
 とか思ってたら、同行するはずだった部長が風邪でダウン。はいはい、どーせ私がいつも貧乏籤ひくのよ。

 打合せの結果、なんかまた余計な仕事を押し付けられたわ。
 もう嫌、こんなの。
 今回のプロジェクトに関わった社員のうち、出社拒否が一人、入院が一人、退職が一人ってのもどうかと思うし。
 今年度分の有休はまだたくさん余ってるから、全てを放り出して、風邪ひいたことにしてしばらく休んじゃおうかしら。半分本気で考えちゃうわ。

2001.03.05 Mon

 朝から研修。
 8:00am起きは辛いわ。目覚ましだけじゃ起きない自信はあったので (そんな自信は持つな) 、家中のタイマーついてる機器をフル動員したわよ。目覚し時計 2つはデフォルトだけど、それに加えて携帯電話のアラームに、電話のモーニングコール機能に、MDラジカセのタイマー。さすがにこれだけやったら寝坊はしなかったわ。
 そして研修では墜落睡眠。よく寝た。(寝るな)

 で、北海道のS.I.G.N.くんが東京に来てるので、7:00pmに待合せしてたのよ。
 でも研修の講師が要領悪い人で、予定時間を大幅に延長しやがったのよね。おかげで待合せには 20分遅刻。なんか第一印象悪くない?私。
 一緒に夕飯食べて、二丁目をジパング、Bud、Argoの順で引きずり廻してみました。でも、どこ行っても
 「S.I.G.N.くんてダンガリーに行ってるんだ。じゃあ、多少の毒じゃ動じないわよねぇ」
 って言われてたわ。ダンガリーってそういう店?行ってみたいわ、私も。

2001.03.04 Sun

 翔ちゃん光一くんとランチ食べ放題。
 もう何回目か数えるのもアホらしいわ。
 その後、3人でカラオケへ。例によって椎名林檎とか歌いまくってしまったわ。あと、Ozzy Osbourne とか。どういう組合せよ一体。
 帰って日記書こうと思いつつ、いろんなホームページを見てまわってたら、なんか異様に眠くなって爆睡。
 というわけでこの日記は月曜に書いてます。なんか最近、このパターン多いわ。

2001.03.03 Sat

 休日出勤。
 オフィス移転でバタバタしてて、あんまり仕事らしい仕事はしなかったけどね。梱包した荷物が届いたのは午後だったし、ネットワークまだつながってないし。
 でも休出手当は貰うわよ。当然だわ。

 昨日、二丁目に行きそびれたので、会社の帰りに寄ったわ。
 ジパング、Budとまわってから、しばらく行ってなかった36.5℃へ。
 今売ってる Badiに店の紹介記事が載ってるんだけど、掲載効果はあんまりなかった模様。むしろ、中島みゆきマニアの店 (いや確かにそういう側面はあるけどさ) みたいに思われて、敬遠されちゃう可能性もあるかもね。

2001.03.02 Fri

 這うようにして 9:00amに出社。倒れそう。
 9:00amなんて普通じゃねーかっ、って思う人も多いだろうけど、ふだん 11:00amに自主重役出勤 (フレックスの偏った使い方ともいう) してる身としては拷問なのよ。
 そうね、いつも 9:00amに出社してる人が、7:00am出社を強いられたと思って頂戴。(そんなことで威張るな)

 夕方は荷造り。私の部門は別のオフィスに移転することになってたんだけど、それ、来週からなのよ。
 それにしても。
 自宅の引越しのときにも思ったんだけど、人間には身の周りの品物を整理整頓する人と、ひたすら荷物として溜め込んじゃう人の二種類がいるのよね。
 私は、どうしようもないくらい後者。
 ま、そんなことは分かってんだけどさ。でも、なんで 1年もいなかったオフィスで、自分の荷物が段ボール 3箱になるのかしら。それも PCは別として。謎だわ。
 まあ、荷物を梱包しちゃったおかげで仕事できなくなったから、これ幸いとダッシュで帰ったわ。

 週末だから二丁目に出ようと思ってたんだけど、不慣れな早起きのせいで眠くて、まっすぐ帰って爆睡。
 2時間くらい寝たかしら。目が覚めて TVつけたら、中村玉緒が弁護士やってるドラマやってたのね、たまたま。
 見てて思ったんだけど、うじきつよしってこんなに可愛かったっけ? イケるわ。好みだわ。タイプだわ。とっても。
 その昔、カルトQの司会やってたときとか、さらに昔、子供ばんど (ってバンドがあったのよ。知ってる?) のヴォーカルやってた頃は、別にタイプともなんとも思わなかったんだけど、今日見たら、年とってちょっと雰囲気変わったせいか、むちゃくちゃイケることに気付いたの。
 どこに惹かれたのかは、自分でもよくわかんないんだけど。

 私、またオトコの好み変わってきたのかしら・・・?

2001.03.01 Thu

 今日は午前帰宅は回避できたわ。ギリギリだったけど。
 なんか土曜日も休日出勤めいた雰囲気がメリメリと漂ってるし、っていうか、最初からそのプロジェクトにいた人は土曜はデフォルトで出勤してたらしい。そんな生活は嫌。

 で、あまりの惨状が部長の耳にも入り、私が小手先でお手伝いしても埒があかないってことで、来週から部長自らが、このどーしよーもないプロジェクトに参戦することに決定。助かったわ。
 だってさぁ、下っ端作業者の私から見ても、プロジェクトの進め方自体が明らかにおかしいって分かるんだけど、プロジェクト仕切ってる偉い人には、なかなか言い出せないじゃない、そういうことって。
 あ、言い出せないってのは間違いだわ。私、ガンガン言ってた。
 でも、ほら、下っ端の言うことってなかなか聞いてもらえなかったりするから。部長レベルに介入してもらったほうが、話が早くていいのよ。

 そして明日は 9:00amという、私にとっては常軌を逸した早朝から打合せ。
 起きられないかも。


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