PC110 Tips


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コンパクトフラッシュからブートする

コンパクトフラッシュはPC110からみるとIDEのセカンダリHDDに見える。
DOSのFDSIKはCドライブ以外はアクティブにすることはできないのでせっかくの大容量を活かせないことがある。
起動ドライブ順を変更したり、PCカード起動の設定でCF-PCカードアダプタを使ってフロッピーブートしよう。


バッテリ交換

PC110はいくら節電に心がけても連続3時間が限界。
でももう一個バッテリがあれば交換すればいい。
パワーマネージャがインストールされていればサスペンド可能なので、 Fn+F4などでサスペンドさせ、交換するだけである。
PC110は内部に小容量のニッケル水素バッテリを持っているため、1,2分 程度ならLi-ionバッテリがなくてもメモリ上のデータを保持することが 可能である。
PC110のバッテリはデジカム用バッテリのOEMなので、ダメになっても大型 電機店で購入も可能。


外付けキーボード、マウスの接続

サスペンドして接続することで使用可能になる。FDも同じ。
なお、PS2.EXEでキーボード、マウスの接続ポリシーを変更することも可能。


DOSを使う

ふだん使っているconfig.sysとautoexec.bat。
マルチコンフィグにしてあり、

    環境
  1. いつもの環境。
  2. 英語版NetHack環境。
  3. RATOC REX5536AM + PD(SCSI)環境
としている。ブートは上側のPCカードスロットから行う。いずれの環境も下スロットのATAカードの抜き差しに対応している。
Diskは3.の環境では次のようにしている。

CONFIG.SYS

[MENU]
MENUITEM=START1,PC-DOS7.0/J
MENUITEM=START2,NetHack 3.0
MENUITEM=START3,SCSI
MENUDEFAULT=START1,5

[START1]
COUNTRY=081,932,c:\DOS\COUNTRY.SYS

[START2]
COUNTRY=001,850,c:\DOS\COUNTRY.SYS

[START3]
COUNTRY=081,932,c:\DOS\COUNTRY.SYS

[COMMON]
BUFFERS=3
FILES=40
DOS=HIGH,UMB
DOSDATA=UMB
LASTDRIVE=N
DEVICE=d:\DOS\HIMEM.SYS
DEVICE=d:\DOS\EMM386.EXE RAM I=B000-B7FF I=C900-DBFF X=DC00-DFFF FRAME=E000
DEVICEHIGH=d:\DOS\POWER.EXE ADV:MAX  
devicehigh=c:\dos\ramdrive.sys 4096 /a
DEVICEHIGH=d:\EZPLAY\SSDPCIC1.SYS /nc0=1
DEVICEHIGH=d:\EZPLAY\IBMDOSCS.SYS 
DEVICEHIGH=d:\EZPLAY\RMUDOSAT.SYS /MA=DC00-DDFF /IX=5,10 /PX=15E0-15EF,35E0-35EF,102
DEVICEHIGH=d:\EZPLAY\$ICPMDOS.SYS 
DEVICEHIGH=d:\EZPLAY\PAWATAS.SYS /NOBEEP
DEVICEHIGH=d:\EZPLAY\AUTODRV.SYS

[START1]
SHELL=C:\COMMAND.COM C:\ /P /E:512 /H
DEVICEHIGH=d:\DOS\$FONT.SYS /MSG=OFF
DEVICEHIGH=d:\DOS\$DISP.SYS /MSG=OFF
DEVICEHIGH=d:\DOS\$IAS.SYS
INSTALL=d:\DOS\IBMMKKV.EXE /M=S /Z=4 /C /L /J=90 /S=C:\DOS\MULTDICT.PRO /U=c:\dic\$USRDICT.DCT

[START2]
SHELL=c:\COMMAND.COM C:\ /P /E:160 /H

[START3]
SHELL=C:\COMMAND.COM C:\ /P /E:512 /H
DEVICEHIGH=d:\DOS\$FONT.SYS /MSG=OFF
DEVICEHIGH=d:\DOS\$DISP.SYS /MSG=OFF
DEVICEHIGH=d:\DOS\$IAS.SYS
INSTALL=d:\DOS\IBMMKKV.EXE /M=S /Z=4 /C /L /J=90 /S=C:\DOS\MULTDICT.PRO /U=c:\dic\$USRDICT.DCT
REM  ------ for REX-5536 ------
DEVICE=C:\USR\BIN\ASPI5536.SYS /PORT=300 /SOCKET=0 /PD
DEVICE=C:\USR\BIN\REXCD.SYS /D:PCMCIACD
DEVICE=C:\USR\BIN\REXDISK.SYS /A

[COMMON]
devicehigh=c:\dos\$ansi.sys 

AUTOEXEC.BAT

REM @ECHO OFF

@ECHO OFF
PROMPT $P$G
PATH c:\;d:\dos;d:\;C:\DOS;c:\usr\bin;
LH d:\DOS\KEYB.COM JP,932,d:\DOS\KEYBOARD.SYS  
set termcap=c:\usr\bin\termcap
GOTO %CONFIG%

:START1
:START3
REM  ------ for REX-5536 ------
IF EXIST PCMCIACD C:\DOS\MSCDEX /D:PCMCIACD /L:J
set term=ansi
smartdrv a- c+ d+ e+
LH d:\DOS\MOUSE.COM
LH d:\INKDRV.COM
GOTO :END

:START2
GOTO :END

:END
c:\dos\doskey.com
if not exist e:\*.* goto edrive
set temp=f:\
set web=e:
goto temp
:edrive
set temp=e:\
set web=c:
smartdrv e-
goto temp
:temp
set tmp=%temp%
set EXINIT=set ts:32 shiftwidth:4 ai
環境変数EXINIT,term,termcapはDOS上で使えるviクローンjstevieの環境設定用。
環境変数のtempはRAMDRIVEが割りあたるようにしている。ただ、たまにコンパクトフラッシュを抜いて作業することがあり、そのため、E:ドライブにファイルが存在するか確認をとっている。ファイルが存在すればF:ドライブがRAMDRIVE、存在しなければE:ドライブがRAMDRIVEであると判断している。


DOSで電源管理をする

一度コンパクトフラッシュの中身を吹き飛ばしてしまったので、必ず電源off後に抜差できるようにバッチファイルを書いてみた。

ps2 PMODE HIGH
rem ここに後始末のためのコマンドを書く。
ps2 PMODE LOW
ps2 _@OFF

CPUを33MHz駆動(High)に変更して後始末。普段使っている8MHz駆動(Low)に戻してから電源offしている。


Windows3.1を使う

PC110はPCカードから起動可能という希有なマシンである。おかげでハードディスク食らいのOSを入れることもできる。
Windows3.1をインストール後、HIMEM.SYSとEMM386.EXEはDOSの物を使うように再設定すること。
Windows3.1付属のものよりPC DOS/V 7.0付属のものの方がメモリ管理が上手だからだ。


Microsoft Windows 95(アップグレード版CD-ROM)のインストール

Windows95のインストールは可能であるが、単体で行うにはちょっとしたコツが必要である。そのコツの一部をここに書こう。

ちなみに私が使ったのは次の通り

メディアは省略。

    手順
  1. PCカードスロットにあるATAカードをCドライブにする。
  2. CD-ROMを使えるようにする。
  3. CD-ROMに移りsetupを実行する。
  4. 再起動してシステムの初期設定が終わるのを待つ。PCカード周辺を32bitドライバにするまで再起動しない
  5. Smart PCcard ドライバをインストールする。
  6. SCSI I/Fのドライバをインストールする。
  7. PCカード関連の16bit版のドライバを設定ファイルから削除する。
  8. IRQを正しく設定する。
  9. 再起動する。
以上でPC110単体でもインストール可能なはずだ。
config.sys: BUFFERS=3 FILES=40 DOS=HIGH,UMB DOSDATA=UMB LASTDRIVE=N country=081,932,d:\dos\country.sys DEVICE=d:\DOS\HIMEM.SYS DEVICE=d:\DOS\EMM386.EXE RAM I=B000-B7FF I=C900-DBFF X=DC00-DFFF FRAME=E000 DEVICEHIGH=d:\DOS\POWER.EXE ADV:MAX DEVICEHIGH=d:\EZPLAY\SSDPCIC1.SYS /NC0=2 DEVICEHIGH=d:\EZPLAY\IBMDOSCS.SYS DEVICEHIGH=d:\EZPLAY\RMUDOSAT.SYS /MA=DC00-DDFF /IX=5,10 /PX=15E0-15EF,35E0-35EF,102 DEVICEHIGH=d:\EZPLAY\$ICPMDOS.SYS DEVICEHIGH=d:\EZPLAY\PAWATAS.SYS /NOBEEP DEVICEHIGH=d:\EZPLAY\AUTODRV.SYS SHELL=C:\COMMAND.COM C:\ /P /E:512 /H DEVICEHIGH=d:\DOS\$FONT.SYS /MSG=OFF DEVICEHIGH=d:\DOS\$DISP.SYS /MSG=OFF REM ------ for REX-5536 ------ DEVICE=C:\DOS\ASPI5536.SYS /PORT=300 /SOCKET=0 /PD DEVICE=C:\DOS\REXCD.SYS /D:PCMCIACD DEVICE=C:\DOS\REXDISK.SYS /A autoexec.bat: REM @ECHO OFF REM ------ for REX-5536 ------ IF EXIST PCMCIACD C:\DOS\MSCDEX /D:PCMCIACD /L:J @ECHO OFF PROMPT $P$G PATH c:\;d:\dos;d:\;C:\DOS;c:\usr\bin; LH d:\DOS\KEYB.COM JP,932,d:\DOS\KEYBOARD.SYS
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