メトロポリス

映画『メトロポリス』の原作となった小説である。
映画のメトロポリスは映画にロボットを登場させた最初期の映画として、またその造形美で知られている。フィルムは全部は残っていないと記憶しているが、解説には記載されていない。現存するフィルムを繋いでドイツロックをBGMにした再編集版があり、日本でもビデオ販売されていた。1990年位の話だ。今も入手可能かはわからない。
ストーリーは典型的なデストピア物だ。今となってはさほど読むべき価値はないと言える。表現方法が流麗で壮大なので、その意味では面白いが。


書名:メトロポリス(METROPOLIS)
著者:テア・フォン・ハルボウ(Thea von Harbou)
訳/解説:前川道介(解説「映画『メトロポリス』について」)
発行所:株式会社東京創元社
印刷所:工友会印刷
製本所:本間製本
初版発行:1988年12月16日
ISBN4-488-55001-0 C0197
形態:文庫
定価:500円
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