一つの指輪を手に入れたホビット、ビルボ・バギンズは平和に暮らしていたが、やがて平和にな暮らしに飽き、指輪を甥のフロドに託し放浪の旅にでる。
時がながれ、指輪の正体が冥王サウロンの恐ろしい道具であることを知ったフロドは、指輪を破壊するための旅にでたのだった……。
いわずと知れた指輪物語の第一部である。現在書店に並んでいる物は改訂版で3部作で9巻になっているが、私が読んだものはその前のもので全6巻となっている。
なにが変わったかといえば、活字の大きさとページの余白の広さである。新版では活字が大きく見やすくなっており、ページの余白も十分にとってある。旧版は活字は小さく1ページに無理に詰め込んでいる部分が多々あり、余白は最小限にとどめられていることがおおいのだ。
実は今まで何度か読もうと思っていたのだが全6巻ということと、その有名さが引っ掛かって中々手が出せずにいたのだ。
今回ようやく読み始めたわけだが、面白くて自分のウェブページの更新もままならぬ次第。困ったものである。
この指輪物語から70年前の事件について書かれた「ホビットの冒険」(岩波書店刊)を読んでから指輪物語を読んだ方がいいだろう。