十角館の殺人

綾辻行人の館シリーズ(?)の一冊目である。
面白いから読め、とだけ書きたいところだ。ミステリなので内容を書く訳にもいかないし。
ネタでひとつ気になった点があり、完全犯罪として成立しないような気がするのだが、読み間違いだろうか?

建築家、中村青司を含め4人の人間が殺された島、その島でミステリ研の有志が合宿を行っていた。
その頃、元ミステリ研の河南は「お前達が殺した中村千織は私の娘だった」という中村青司名義の告発文を受け取っていた。中村青司は死んだはず、であるならいったい誰が告発文を書いたのか?


書名:十角館の殺人
著者:綾辻行人(文庫版あとがき)
解説:鮎川哲也
カバーデザイン:辰己四郎
デザイン:菊地信義
発行所:講談社
製版:印刷:廣済堂
製本:千曲堂
発行:1991年9月15日
ISBN4-06-184979-4 C0193
定価:540円
形態:文庫(あ-52-1)

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