アイザック・アシモフの初期の短編集。発表順に並んでいて、作品の合間にアシモフの思い出話兼解説が入っている。正直、解説の方が面白かった。
作品の発表が、ほぼ四半世紀にわたっているので質とかにばらつきがあるのは否めない。特に初期のは今となっては懐かしいだけだ(もっとも、たまにはいいものだが)。アシモフを読み始める人には勧められるものではない。
邦題 | 原題 | 初出 |
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ダーウィンの玉突き場 | Darwinian Pool Room | ギャラクシイ・サイエンス・フィクション 1950年10月号(創刊号) |
狩人の日 | Day of the Huters | フュチャー・コンパインド・ウィズ・サイエンス・フィクション・ストーリーズ 1950年11月号 |
シャー・ギード・G | Shah Guido G. | マーヴェル 1951年11月号 |
バトン、バトン | Button,Button | スタートリング・ストーリーズ 1953年1月号 |
猿の指 | The Monkey's Finger | スタートリング・ストーリーズ 1953年2月号 |
エヴェレスト | Everest | ユニヴァース 1953年12月号 |
休止 | The Pause | |
望郷 | Let's Note | ボストン大学大学院ジャーナル 1954年12月号 |
それぞれが開拓者 | Each an Explorer | フューチャー30号 |
空白! | Blank! | インフィニティ 1957年6月号 |
蜜蜂は気にかけない | Does a Bee Care? | イフ-ワールズ・オブ・サイエンス・フィクション 1957年6月号 |
ばか者ども | Silly Assec | フューチャー 1958年2月号 |
木星買います | Buy Jupiter | ヴェンチャー 1958年5月号 |
父の彫像 | A Statue for Father | サテライト・サイエンス・フィクション 1959年2月号 |
雨、雨、向こうへ行け | Rain, Rain, Go Away | ファンタスティック・ウニバース・サイエンス・フィクション 1959年9月号 |
創建者 | Founding Father | ギャラクシイ 1965年8月号 |
地獄への流刑 | Exile to Hell | アナログ 1968年5月号 |
問題の鍵 | Key Item | F&SF 1968年7月号 |
適切な研究課題 | The Proper Study | ボーイズ・ライフ 1968年9月号 |
二四三○年 | 2430 A.D. | IBMマガジン 1970年10月 |
最大の資産 | The Greatest Asset | アナログ 1972年1月号 |
好敵手 | Take a Match | ニュー・ディメンションズII(ダブルディ 1972年) |
チオチモリン、星へ行く | Thiotimoline to the Stars | |
光の韻律 | Light Verse | サタディ・イヴニング・ポスト 1973年9・10月合併号 |