反在士の指環

超光速移動を可能とするアリス・ドライブにより、銀河系全体に移住した人類は「紅后」と「白王」の二大勢力に別れ全銀河を巻き込んで戦闘を繰り広げた。
その小競り合いで、故郷の惑星カールスを失ったカザ・マキは、二大勢力を動かしているそれぞれの者へ復讐を誓う。

ハヤカワSF文庫の「反在士の鏡」を読んだことがあったので前半は懐かしく−とは言ってもほとんど忘れていたのだが−読んだ。
ネタとして「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」が使われているので、それらを読んでいないと面白さが半減する。先にそれらを読むといっそう面白くなる。

書名:反在士の指環
著者:川又千秋(あとがき)
解説:牧野 修(「解説−カッコイイの王国」)
イラスト:コヤマシゲト
デザイン:大塚ギチ・海老原秀幸
編集担当:加地真紀男
発行所:株式会社徳間書店
印刷・製本:図書印刷株式会社
カバー・口絵:真生印刷株式会社
初版発行:2001年8月31日
ISBN4-19-905068-X C0193
形態:文庫(徳間デュアル文庫 Dか4-2)
定価:本体762円+税
参考情報
書名:反在士の鏡
著者:川又千秋
解説:鏡明
カバー:加藤直之
発行所:早川書房
印刷製本:中央製版印刷株式会社
初版発行:1981年7月31日
形態:文庫(1283 JA138)
定価:300円