さよならジュピター

太陽系の開拓を始めて数世代。人類は新しいエネルギー源として木星を太陽化しようとする。だが、自然保護を唱える一部の過激派がその妨害を行なっていた。
彗星の発見率が極端に落ちたため、オールト雲へ調査に向かった高速船が消息を断つ。丹念な事故調査の結果、小型のブラックホールが向かってきていることが判明する。しかもそのコースは太陽に向かっていたのだ。

映画はいまいちだったので、読む気があまりしないまま積読の山に埋もれていたのだが、冬樹蛉さんの評価が高いので読む気になったのだ。
週刊誌連載のものを長編小説としているので、記述の重複など気になるところは多かったが、とても面白かった。このまま映像化できないのは明らかだが、もう少しなんとかならなかったのか、と思ってしまう。

書名:さよならジュピター
著者:小松左京(あとがき)
解説:山田正紀
カバーイラスト:加藤直之
カバーデザイン:矢島高光
カバー印刷:真生印刷(株)
メカニックデザイン:宮武一貴
上巻口絵写真:模型:小川模型グループ 写真:柴田三雄
下巻口絵イラスト:張仁誠
発行所:徳間書店
印刷・製本:凸版印刷株式会社
初版発行:1983年5月15日(1982年4月サンケイ出版)
上:ISBN4-19-577438-1 C0193
下:ISBN4-19-577439-X C0193
形態:文庫(下:201-2 下:201-3)
定価:各480円(1984年2月10日4刷時)
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