1993年までしか書かれていないので、今となっては若干内容が古いのだが、UNIXの誕生から普及の過程、そしてライセンスフリーのUNIXライクOSの出現をインタビューをベースに解説している。 93年なので現在大きな流れとなっているLinuxは一部のマニアのものだったし、NetBSD/FreeBSDも生まれて間もない頃だ。当然本書ではあまり大きく扱われてはいない。 UNIXの文化の源流を調べたり、天才ハッカーの声を聞くには大変、良い本だ。