毒薬の手帖

古代ローマから中世ヨーロッパ、現代に至るまでの主立った毒殺事件をメインに毒薬、ひいては化学の発展を(少し)書いている。
特に中世ヨーロッパに関して随分ページを割いており、各々の事例が実に興味深い。
面白いが内容があまりにも散漫な気がする。暇つぶしにはぴったりだが真剣に読む本ではないと思う。


書名:毒薬の手帖
著者:澁澤龍彦(文庫版あとがき)
カバーデザイン:菊地信義
フォーマット/デザイン:粟津 潔
発行所:河出書房新社
印刷・製本:中央精版印刷株式会社
初版発行:1984年2月4日(初出:宝石1962年1-12月号連載)
ISBN4-309-40063-9 C0195
形態:文庫(河出文庫121F)
定価:460円(本体447円)
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