読者からすばらしいカスタムの写真が届きましたのでご紹介します。

作者の奥さんも使用中のシャープ-UD2    とうとうメーカー在庫も無くなるとの話だ。 寒くなると威力が・・?? とか言われている炭酸ガスボンベを使用するUD2であるが、関東以南ならば十分使い道のある銃と作者は思う。

シャープ UD2 & ビクトリー 

UD2 4.5mm カスタム

投稿してくださった方はH県に住む某氏です。   

この銃のストック部のデザインはまるで競技銃のようでかっこいいですね。 写真を拡大すると切断部がきれいに加工されています。 マズルブレーキとの組み合わせでエアアームスのS200を思い出します。

それプラス・・・・ アタッチメントひとつで・・・  炭酸ガス銃の弱点を克服!!

この方はPB用の銃のパーツを流用して炭酸ガス銃の欠点であるパワーの均一性と温度変化の弱さをカバーしています。 安全のため親ボンベの高圧力を炭酸ガス銃と同じ圧力に減圧するようにレギュレーターを使用して調整しているそうです。  なんでもこのタンクを背中に背負ってホースをUD2に接続・・ まるで鯖芸の世界!

パワーは 1Lボンベ1900psi(129.3気圧)を830psi (56.5気圧)にレギュレーターで減圧して使用  クロスマンのプレミア4.5mm 7.9gr を800fts/平均 (244m/s)  で発射  11.3fp/lbs  これは十分にハンティングに使用できるパワーです。

普通冬場になると炭酸ガス銃ではボンベ2本使用しても 20発位 200m/s以下にスピードが落ちてしまいます。 それに対しこのシステムは70発 発射しても親タンクは1100psi(74.9気圧)くらいでまだまだ撃てそうとのことです。 

林の中でのキジバトの待ち撃ちヒヨドリの待ち撃ちには最適かも!!

最近は圧力の単位がMPsとかPs(パスカル)の表示になり気圧(atm)表示が少なくなりました。ちなみに psi は ポンド/平方インチです。  よく海外のサイトでの表現で3000psiの圧力で使用とあるのは204気圧(atm)のことです。

この方は高圧空気の危険性を認識し関連知識を十分に持っておられるようでこのUD2には60気圧以上の高圧空気を使わず安全な範囲で使用するようにしているとのことです。  

これらの改造について十分な高圧空気の知識を持たない人は絶対に真似しないでくださいね。

 パーツの加工技術を含めこれらはすべて自己責任ですよ!! 高圧空気は危険です!

シャープ ビクトリー

 

UD2と同じ某氏の所有 シャープ ビクトリー 

手入れもよく非常にきれいなビクトリーですね。 ストックの長さを透明なパーツで調整しています。 

北海道の近江屋さんのHPで詳しく紹介され全国でかなりの人が銃砲店を探しまくったようです。 

このHPでもリンクしているハングリーハンターのペロさんやマルチハンティングの趣味友遊でも使われていますね。

メダルが17個・・・ ってことは・・・       大先輩・・

 

2004年12月26日追記

    ようやく狩猟も解禁 早速UD2カスタムを使用しての狩猟報告です。

 

さらにパイプを利用しジョイント部の位置を調整し、1Lタンクをセットした状態のUD2カスタム これでヒヨドリの待ち撃ちに使用とのことです。 この形態ならば待ち撃ちで安定した空気圧なのでかなり期待が持てそうですね。  このシステムの弾の初速は240m/s位だそうです。

十分なスピードです。    ではこのシステムの作者の解説をどうぞ!!

某Hさん談  :  (原文のまま)

UD-Uの改造はビクトリーの代わりにと思って作っております。  チャージ口を見ると単に、高圧空気をチャージして使うみたいに見えますが、そうではありません。 なぜなら、液化したCO2を入れて、20発弱しか発射できないところに、空気を圧縮して入れても1発めと2発めの弾速は極端に変わってくるでしょう?
また、UD-Uのシリンダーに、1000PSI以上の圧力をかけるのはやめた方がいいと思います。(危険!) これは気温30℃でCO2があがる圧力が約1000PSIだからです。 

もっとも設計圧力が何気圧か聞いてないのでわかりませんが・・・)
それでは、圧縮空気は入れないのかというとそうではありません。UD-Uのシリンダーは、ただ単に2次圧で、1次圧を外部のタンクで補います。 小さなタンクを背負ってゴーストバスターみたいに使うのです。
これでセパレート銃の完成です。
小さなタンクはペイントボールで使っているタンクです。 このタンクは1リットル前後で、1次圧力(3000PSI又は4500PSI)2次圧力は高圧(固定)で800〜850PSI位のものか、調整可能(300〜1000PSI)な調節器が付いたものを使います。
これで、つなぎっぱなしで使えばUD-Uのシリンダー圧力は常に一定となり、高級射撃銃並の一定弾速が得られるでしょう。
さらに普通のPCP銃よりタンクが大きくなり発射段数は300発位は撃てると思います?
また、CO2と同じ圧力なら空気の方が膨張スピードがかなり速いため威力は強くなります。
もちろんCO2のボンベもつなぐことが出来ます。9 OUNCES位のタンクをつなげば100発以上は撃てるでしょう。
これで待ち撃ちでは、抜群の威力を発揮してくれるはずです・・・と勝手なことを言っておりますが、
まだちょっとしか使ってないのではっきりしたデータを持っていません。もちろんいいことだけではなく色々欠点もあると思いますが。

   それではこのカスタムの作者Hさんのヒヨドリ撃ちの報告です!!! 

  Hさん解説をお願いします〜! ( ・・と これまた作者の手抜き・・・ )  

(原文のまま ・・  一部省略 )

早速行って来ました。
土曜日の朝ニスを塗ってから近くの山へ出かけていきました。  ・・・・  ( この意味は後で分かる )
楠木の近く(30メートルくらい)で待ち伏せて、午前中で5匹ゲット。
午後から1匹、で合計6匹捕獲。この日は無風で、どんよりと曇っていました。

日曜日は午前中2匹、午後ゼロ、鳴き声はするのですが、風が強いせいか、なかなか姿が見えませんでした。もちろん失中が多かったのですが・・・  結局土日で、ヒヨドリのみ8匹でした。

UD-Uを使ってみて、気づいたのですが、銃を斜め上に向けて弾(プレミア)を入れると、閉鎖するときに、弾の頭の部分がシリンダーと銃身を止めているねじ孔に引っかかることがあります。
何かでねじ孔をふさがなくてはと考えております。  パワー的にはヒヨドリには十分だと思います。

ホースは、銃を持ったままだとじゃまにはならないのですが、銃を下に置こうとすると、ホースがじゃまで、置けません。
結局タンクも下に置いてホースははずして、ほとんどが一発ずつの充填で使いました。
ポンプをするよりホースをつなぐ方が早いからよしとしましょう・・・

ということでHさんの初猟は一応中くらいの成功だったようです。

そしてさらにHさんのカスタム計画はさらに暴走・・・ もとへ!! 過激なものとなっていくのであります。

 続く!!!   小出しが得意な作者でした。

では次回続編の予告!!   さてこれは何であろう!!!!!!

 

では   さいなら!!

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