ドクターさん サイクロン日記  (ドクターさん公開遅くなってごめんなさい!!!)

「年末年始突撃レポート・カモ編」 (今回はドクターさんのメール原文のままです!) 緑字は筆者コメントです

 早朝の出猟       (朝は寒いぞ〜)

H17年、正月の夜明け前。 キュルキュルキュル・ブルル〜ン・ガラガラガラガラッ。 静寂の中、騒音発生器のディーゼル・ターボに火が入りました。 この日は年を越しての本年初の出猟。 いつもの様に出発前の許可証や登録証それにハンドポンプや弾など、携帯用品・備品はチェック済みで準備万端。 初キジの時は近場での社長出勤でしたが、今回の目的地であるカモ池は少し遠くなので、平社員の早朝出発となりました。 こんな時間帯はまだ世間様の活動前なので、道路はスイスイの貸切状態。 外気はガンガンに冷えての氷点下(−4℃)でも、10分もすれば暖房が効いてきて車はありがたいです。 これよりしばらくのドライブ…。 (まだ真っ暗ですね!)

 ほふく前進

ほふく前進で戦闘状態に突入。 ズリズリ・ズズズッ、ガサゴソ・ガサゴソッ。 地面にへばり付いた格好は、知らない人が見たらビックリするかも知れません。 現地に到着して車を離れ少し歩くと、突然こういうスタイルで池に接近です。 ここで初めてアタックした時は、ウッカリ立ったまま近づいた為、先に感付かれてしまい大失敗やってます。 ですからコレは大物?を頂戴する為の必須姿勢ですよネ。 膝や手はドロドロ、更に地面は冷え切っていて辛いですがガマンガマン。  

( 先は長いぞ〜 えんやこらさ〜 )

 池に到着      (まだおるかいな〜)

カモは居るかな?。 気づかれない様に、銃を片手に何10mも這いつくばってようやく池に到達。 これからが本番で緊張感は更に高まります。 ヘタに頭を上げたり枯れ枝をゴソゴソやりますと飛ばれてしまうので、悟られない様に低い姿勢のユックリ動作です。 遠くから双眼鏡で覗いた時は、20羽以上確認できています。 こうやって密かに接近を試みているいる間、ゲーム達の逃飛行は確認してません。 ですから充分期待ができそうです。 でも、狩猟に関係の無い鳥がそこから飛び立った時、つられて目標ゲーム達も行ってしまわないかと一瞬ドキッとしましたが、それはありませんで一安心。

 

 この写真は誰が撮ったのでありましょうか? 

 ドクターさんの奥さん? 

 それとも・・・・・????

 狙 撃      (やったるで!!)

ライフルのスコープで覗いてみれば、期待どうり沢山居てくれました。 水際のあちこちにカモ達が散らばり、のんびり泳いだり日向ぼっこをしたりしてくつろいでおり、私には気づいていない様子。 「近いのは53mダヨ」と、レーザー400が教えてくれます。 それで、その付近のじっとしているものに狙いを定める事に。 この条件ですと風は吹いて無いので、ほぼ正照準。 ここでの射撃はもう何度も経験してますので、銃やスコープの確認など結構落ちついてやれました。 首筋あたりに十字をピタリと合わせじっくりと狙い、タイミングの合ったところで引金を引きました。 その1発はほぼ思いどうりの所に命中し、まずはコガモ1羽ゲット(^^ゞ。 これを回収の後、他の池も廻ってさらに2羽追加。 もしかして?と、はじめの池に戻ってみると…。予感どうり、彼等も舞い戻っていました。 ニンマリの再チャレンジです。 弾道は四角い池のほぼ対角線上を飛ぶようなかたちになり、今度の測定では何と射程70mと出ました。 この距離で撃った事はありますが、まだ獲れた事はありません。 どうしよう?。以前ミルドットふたつ上の狙い越しで逃がしていますので、今度はミルドットひとつ上に修正してトライ。 もちろんこれは勘です。…着弾と共にドドドッと一斉に群れが飛び立ちましたが、1羽だけ首を水面につけ残っていました。 当たっちゃったワ。 必死で枯草を掻き分け、またもや水際の緊急回収作戦。 首にヒットしてほぼトンコロ。 こんな足の長い射程では初めての捕獲になりますので、同じ1羽でも嬉しさはプラスαです。

 本日の猟果 

やったね!。トータルでコガモ4羽ゲットする事ができました。 正月早々から幸先の良いスタートです。 小型とはいえ、半日でこれだけ獲れたのは初めてなので大満足です。 FXプレミア弾は3発が頭から首にかけて命中、もう1発は胴体に命中。 結果、4発撃って4発ヒット。開禁時はここで外しまくりでしたので、今日の猟果が信じられません。 カモの横に四角で銀色に光っているのは、プリチャージとコンビを組んでいるレンジファインダーです。

 帰 宅

夕陽に向かっての帰宅。満足な猟課を得られルンルンのお帰りドライブ。気のせいか、夕焼けがいつもより鮮やかに染まって見えます。「いやあ〜、今日はほんとに良かったワナ。今度もまた行かなくっちゃ〜」と、思いは次の出猟へ…。でもうっかりすると堤防から転落してしいますので、家に着くまでは油断できません。

 

 おまけ画像 

おまけ。これは昨年末(2004年)に同池で獲れたハシビビロガモです。射程40mでミルドット半分下狙いのトンコロでした。

状況から判ります様にカモキャッチャーを使うまでも無く容易に回収できてます。

( 鴨を撃つとこんな感じで浮いているんですよね!! これから始める人は参考にしてください。 )

ハシビロ鴨

嘴がシャモジの様に平べったく特徴のあるカタチをしています。

頭部の緑色は薄いですが全体的にきれいな鳥で、その羽根の美しさは特筆ものです。

コガモもそうですが、これもマガモ属の水鳥という事でその味覚に期待して、冷凍保存中です。 

この投稿は2005年1月4日に頂きましたが作者の激怠慢により掲載がめちゃくちゃ遅くなったことを

ここに深く反省しお詫び申し上げます。

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