米軍現用装備装着法/空挺装備編

NAVY SEAL以上のボリュームを誇る82nd AIRBORN INFANTRYユニフォーム・セット。
空挺部隊のフィギュアや装備は、これまでも各社から発売されていましたが
パラシュートまでセットされた物はごく少数でした。
なかなか複雑でややこしいT10タイプ・パラシュート・ハーネスの装着法を解説します

1:パラシュート・ハーネス
2:ケイプウェイ
3:リザーブ・シュート用Dリング
4:リザーブ・シュート
5:リップコード
6:メイン・シュート
7:スタティックライン
8:スタティックライン・フック

メイン・シュート(6)にはスタティックライン(7)が取り付けられており、先端のフック(8)を飛行機内のワイヤーに引っかけて降下すると、ラインが延びきったところでキャノピー(パラシュート)が引き出されて自動的に開くようになっている(これをスタティックライン・ジャンプといい、自分でパラシュートを開く降下はフリーフォールという。通常、空挺部隊の降下はスタティックラインを使用して行われる)。
メイン・シュートが開かないときは、ケイプウェイ(2)を開け、中のリング(キャノピー・リリース)を引きメイン・シュートを切り離してから、リップコード(5)を引いてリザーブ・シュートを使用する


リザーブ・シュートを外した状態。リザーブ・シュートは、裏面の輪をウエスト部分のベルトに通し、上部のフックでDリングに固定する。チェスト・ストラップ(胸部ベルト)やレッグ・ストラップ(股間を通るベルト)の金具部分には、本来クッション・パッドが付けられている
実物ではサドル部(臀部にかかる部分)にも厚地のパッドが取り付けられている。サドルはメイン・シュート下部に固定されているが、本来は肩から胸の前を通ったストラップが、ウエスト部で背面に回りサドルを経てレッグ・ストラップに接続されるのが正しい


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