若者のサラ金被害

 サラ金の自己破産がふえていますが、最近では20代前半のの自己破産も増えてきています。
若者が安易にサラ金に手を出して身を崩す。しかも、その原因が問題です。ギャンブルに手を出して借金を作るケース。生活力もないのに背伸びをして借金してしまう安易さ。その結果、サラ金に走っていく若者の姿に接し、青年の生活奥深くまでサラ金が押し寄せている状況を実感していま
す。

●〜若者のサラ金被害ケース3〜  

社長にだまされて借金を背負わされたB子さんとその保証人になってしまった仲良しグループ

 Bさん{20歳}とその母が事務所にやって来た。かなり青ざめている。母親はいまにも泣き出しそうである。話をきくと声を震わせながら母親が答えた。
 「娘のBがここ最近様子がおかしいので、問いただすと1000万円もの借金があると言われました。 私は目の前が真っ暗になり、どうすればよいか相談にきました。私が代わって払うにも全く生活に余裕がありません・・・」今度は娘のBさんの話を聞いた。アルバイト先で知り合った社長から店の経営をしてみないかと持ちかけられ、うまい話とは思いながらも承諾
した。 それから社長から事務所の内装を一新するために設備費用がどうしても必要だからBさんの名義で借金をしてくれないか必ず返済はするからという言葉を信じ、Bさんは初めてサラ金からお金を借りることになった。 それからも社長から営業用車の購入のためとかカラオケ機材の購入などのためにお金を借りるようにいわれBさんはどんどん借りまくった。
合計で10社から700万円借りた。店がオープンしたらすぐに借金は返せるだろうと安易に考えていたのだ。
 それから返済期日が迫り、返済するためにまた他から借金するといった具合であっという間に1000万円に膨れ上がった。 社長に相談しようとしたら行方不明になってしまった。 困り果てて誰にも相談できずに悩んでいたところに母から問いただされたというわけである。

 そこで、まずBさんは自己破産を申し立てさせた。書類は相談所で手取り足取り教えながら3日で書き上げた。 しかし、問題は10社のサラ金のほとんどに保証人がいたことであった。 それも同じ20歳の友達五名がそれぞれ2社ずつの保証人となっていた。 みんな働いてはいたがいわゆるフリーターで自己破産した彼女の借金の月々の返済は出来そうにない。友達五名
も相談所に足を運んでもらい、彼らにはBさんは自己破産するため、保証人に借金の返済義務があることなどを伝え、何とか月々の返済額を少額にするようにサラ金の調停を行うことにした。

 借金の保証人に簡単に承諾してしまうケースが多い。 子どもの借金や親類の借金を親など身内が支払う義務は全くないが保証人となると別である。現にある友人の保証人になったばかりにその友人が自己破産したためその保証人の元に取立てが押し寄せ、払えない保証人も自己破産してしまうという例も多く見かける。 簡単に保証人にならないことである。

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