ワイド版コミックが平積で40冊(4列×10冊)くらいのスペースを確保しましょう。新刊コーナーだとさらに良いです。もし、出版社別にコーナーを設けているのならば、当然「講談社」の棚のところです。間違っても「小●館」の所に置いてはいけません。それは今後の取引に重大な懸念を及ぼすと思われますので、絶対にお止め下さい。
また、その際には他のコミックは全てその場所からは撤去です。「『島耕作』の方が売れるので、こっちをメインに置きたい」なんて言う本屋さんは、こっちから願い下げです。商売はこの際度外視です。売上げ補填等は一切行いません。
当然のコトながら、各巻の在庫は必要です。各巻平積×2列くらいは店に出しておかなければなりません。売れたらその分を補充できるだけの、ストックを置く必要があります。え?経費がかかりすぎるって? 心配しないで下さい。その為の再版制度です。ですが、フェアをやる以上は、「ウチの売上げだけで重版刷らせたるわい!」というくらいの気概を持ってください。意気なはからいは心意気です。
平積にしただけで「フェア開催」なんてのんきなことを言ってはいけません。いけないんです! それなりに客を集められるだけのモノにしないとダメです。まず、作者本人のサインがないとマズイでしょう。それも一つだけじゃなくって、三つくらい貰って置いた方がいいです。見栄えが良いですし、心無いファンがパクっていっても残りますからね。さらに売場に警備員を配置しておけば完璧です。それだけで話題をさらうでしょう。
他には作品の中に出てきたグッズを取り揃えると良いでしょう。例えば、「田村の男の世界」とか「世界史」とかです。間違っても既存の世界史の参考書とか置いてはいけません。「チャート式」とか「力の5000題」とかでは言語道断です。ちゃんと作りましょう。
ただし、「老女通信」は実際に発行されているものの方がベストです。エロ本出版社に問い合わせてでも、取り寄せるようにしましょう。恐らくこっちの売上げも伸びると思います。
他には「PEEPING TAMURA」のイメージビデオを作成し、♪チャンチャラリ〜ンと店頭で放映しましょう。化粧品売場で松嶋奈々子とか藤原紀香とかが繰り返し延々と流れているヤツをイメージしてもらえれば、結構です。