スポーツカイトというジャンルがあります。アメリカが発祥のスポーツのひとつで、個人あるいは複数のグループがスポーツカイト(複数のラインで操縦する凧)を操って、規定演技やフリースタイル・バレーなどの種目を演技するものです。そのなかでもとくに、4本のラインを使用するカイトをクワッドライン・カイトとよびます。2本のラインを使用するカイトはデュアルライン・カイトとよびます。
かわせみはどちらかというとクワッドラインが主なので、ここではこちらを中心に、いろいろ考察してみたいと思います。もちろん、デュアルライン・カイトも面白いもので、現在のスポーツカイトの競技状況はデュアル中心の傾向が強いのですが、クワッドには独自の味わいと深さがあり、その自在な飛行性能はたいへんユニークで魅力的なものです。
右の写真(撮影:Katumi Murakami)は、レボリューションのタイプ2というカイトを飛ばしているところです。
このように、4本のラインを2本のハンドルに装着してコントロールするので「クワッド」という名称が付いてます。
このモデルはサイズが小さいので、このように10メートルくらいのショートラインで飛ばしています。普通は100フィートくらいの長さのラインを使います。
蝶ネクタイのような不思議な形と、その優れた飛行性能がこのカイトの特徴です。ここでは頭を斜めに下げた姿勢で静止しています。このようにクワッドライン・カイトは自由な姿勢で静止し、まだあらゆる方向に自在に移動することができます。
フライト場所は、このように海岸の砂地が最適です。風がフラットで安定しているし、十分なスペースがあり、安全性も確保できるからです。
この場所は、葛西臨海公園近くの西なぎさという人工浜辺です。写真の日は3m/秒ほどの海風を受けてフライトしています。
レボリューションのタイプ1の基本フライトです。いちおう、飛びあがれることは前提として。
まずは空中に停止して、そこに静止する練習をしましょう。デュアルラインカイトのように8の字の練習はしません。あれはクワッドでは中級以上の技です。
このように手元のハンドルから左右2本ずつラインが出ています。まっすぐ飛ばして、途中で止めたところ。これをホバリング状態と呼びます。
上のラインを同時に手前に引き起こすとカイトは上昇します。下のラインを手前に引くと下降します。静止させるコツは、左右の羽根が浮き上がろうとするときに、頭を親指で押し込む感じにすること。両方の親指はハンドルの頭のところに置きます。
自転車で直進するときのハンドリングに似ています。手首を固定しないで、ゆるゆると軽く動かして、微調整します。
4本のラインは基本的には同じ長さにします。ハンドルがわに補助のラインを付けて、そこに微調整用の結び目を2cmおきくらいに付けておきます。弱風の場合は上を短く、強風の場合は下を短くします。これによってフライトの感じがかなり変わります。この調整は、かならずおこなったほうが良いでしょう。
これは縦位置のホバリング。横位置の手首の形をそのまま90度回転させるのですが、このときはかなりの強風のため、T字に近い形になってます。
横位置とはラインの上下関係が変わるので要注意。縦長のカイトが空中に静止している状態をイメージします。
カイトが左向きなので、右の2本が上、左の2本が下、という関係になります。この場合も、勝手にカイトが左方向に前進しないように親指で頭を押さえます。
こんどは頭を下に向けたホバリングです。これは最初は難しいですが、バランスの問題ですから、根気良く練習しましょう。
写真で判るようにハンドルの下側が左右に開いています。末広がりの八の字のように見えますね。ものの本によればハンドルは平行にするように書いてありますが、これはとても難しいです。
上手になるとあまり開かなくても安定するのかもしれませんが、僕はまだできません。実際にフィールドで感触を確かめてみてください。
ダウンフェースのホバリングの練習
1:まっすぐ天井まで上げて、下向きにターン
2:ゆっくり下げて途中で停止
3:段階的に、どの位置にでも止まれるように練習
ブラストにはSLEのシャフトが一本付属しているのですが、これはスペアシャフトではなくて、とんでもない強風の時に取り替えて使うためのセンタ-シャフトだそうです。
なし | ||||
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