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激安チェロ買いました!

カルロジョルダーノ(低価格弦楽器を扱う名古屋のメーカーです)の一番安いモデル、SC−90Sをゲットしました。

通販で32600円。2000円は送料で600円は代引き手数料だから、本体は30000円ですね。なんという値段!

日本国内で買える、一番安いモデルかな?(扱い店によっては6万円くらいまでの価格設定をしてます)

感触としてなかなか面白いです。
以下はあくまで個人的な感想ですのであまり参考になさらないでください(^^)
ちなみに回し者ではありませんので、良い点悪い点、対比して書きます。

右の写真、楽器の角が丸っこく見えますが実際は違います。私の写真の技術的問題です。この種の楽器の撮影は難しくて、ニスが光ってしまいます。ストロボを使うとこのようにf字孔の中が照らされて、白目みたいな感じに写ります。これはちょっと嫌だな。
良い点

主要ポイントのサイズが標準サイズをクリアしていること。(これがチェロの定義だと思う)
価格的に抵抗がないこと。(子供さんや初心者でもすぐ買える。家族で12人のチェリスト!の編成も可能)

フルセットである。(弓と<松脂=ちょっと変わったケース>とソフトケース付き)

4弦すべてにアジャスターがついたテールピースが付いている。

ペグの調整などはまあまあ。ペグの材質も問題はない。

たぶんレッスンでも使える。(要検証。今度師匠に見せてみます。何て言うかな)

梱包と搬送はとても丁寧。(駒は外して送ってもらいました)

職場の倉庫に置いておくなど気軽な使い方ができる。盗られても大丈夫。(悪天候の屋外演とかも)

練習用として最低限の機能を備えること。
飽きたりバージョンアップするときに、次の人に只で上げても良い。(チェロ普及活動!)
悪い点

響胴の材質がプレスの単板であること。(耐久性に難)

ペグと指板の材質が黒檀でない着色材であること。(指板削りができない?)

楽器としての風格みたいなものは低い(^^;(造りや板の感じはまあまあですが)

弦がいまひとつのレベルである。(中国ブランド?)

弓がへたるかも。(想像していたものよりは良いです。一応使える。ただ毛が少し伸びてる)
膠でなく接着剤で貼ってあるので箱を開けるような修理ができない。
気が付いたこと

カルロジョルダーノは愛知県の弦楽器メーカーで、中国で生産、最終工程は愛知県名古屋にて行っている。

エンドピンがぬけると、ネジが緩んで知らないうちに無くなることが有るということで、エンドピンのお尻に針金でストッパーが付いている。(共振しないのか?)

今使っているチェロ(イーストマン製、実売30万円台)の10分の1の価格だが、そこまでの機能的格差はなさそう。極端に上手い人(馬さんとか)・極端に下手な人(私)が弾けば素人(ほぼ私)には判別できないかも。

横から入れるソフトケースは使いにくい。(まあまあな物が付いてますが)

チェロとは何か(構造の定義や価格設定を含めて)、という問題を考えさせられた。

モンタニャーナモデル(私が使っている楽器)とストラディヴァリウスモデル(この楽器)の違いを知ることができた。(横幅がかなり違うので構え方も変わる。弓先のあたり判定が違う)

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