5月30日(金)

今日は午前中、ロンドン市内観光の現地ツアーを申し込んであります。午後からは個人行動でどこかで食事をして、徒歩移動でウエストミンスター寺院へ行きます。そして15時半からイギリス名物、アフタヌーンティ(日本で予約済み)をして、その後大英博物館見学です。この日は博物館が夜8時半まで開いている日です。

早速また地下鉄でヴィクトリア駅まで移動です。昨日地下鉄に何回も乗っているので今日は余裕がありますね。4つ目の駅ヴィクトリアで降りて、ツアー事務所に集合です。8時集合でしたが、7時45分到着。

受付を終わり、トイレを済ませておこうと駅のトイレに行ってまた一騒動です。ここのトイレは有料で、お金を入れるとバーが動いて中に入れるようになっていました。ところがいざお金を入れてバーを押しても動きません。

どうしようかとまごまごしていると後から来た現地人(イギリス人)はお金も入れず、バーをまたいでひょいと中に入りました。私もまたごうとしましたが、足が短く無理。そこで下をくぐって入りました。出るときは普通に手でバーが動かせて出られました。見ているとみんなお金を入れずにはいっていきますね。

係りがいないとこんなもんでしょうね。ちなみに奥さんに聞くと女性用もバーが動かなかったとのこと。みんな下をくぐって入ったようです。有料ならもう少ししっかりしてほしいですね。どこも駅のトイレ(大きな駅のみトイレあり)は有料ですが、あまりきれいではありませんでした。

集合場所の事務所からバスステーションに徒歩で移動してここから出発です。このバスステーションは長距離のバスも出ており、いわばターミナルの役割を持っています。

今回のツアーは日本人十数名のグループで日本人ガイドが付いての出発です。

ロンドン塔

ロンドン塔(Tower of London)はロンドンを流れるテムズ川の岸辺、イースト・エンドに築かれた中世の城塞です。

正式には「女王陛下の宮殿にして要塞(
Her Majesty's Royal Palace and Fortress)」と呼ばれるように現在も儀礼的な武器などの保管庫、礼拝所などとして使用されており、またその景観からホワイト・タワーとも呼ばれています。

現在も英国王室が使用している宮殿だそうですが、ロンドン観光の目玉になるほど観光客も多く、内部にある建物の幾つかは、世界最大のダイヤモンド530カラットの「偉大なアフリカの星」など様々な歴史的展示物や、現在でも戴冠式などに使われる食器等を陳列して、見学できるようになっていました。

ヴィーフィーターの愛称で呼ばれるヨーマン・ウォーダーは、
14世紀以来ロンドン塔を守り続けてきた威厳ある護衛兵達。現在は、昔からの儀式を執り行うだけでなく、見学ツアーのガイドも行っています。

ロンドン塔の正面入り口です。ツアーの人たちは一般の開場時間前に入れます。
ヴィーフィーターの愛称で呼ばれるヨーマン・ウォーダーは、14世紀以来ロンドン塔を守り続けてきた威厳ある護衛兵達です。王室に貢献した者がここに住みことを許され、現在は、昔からの儀式を執り行うだけでなく、見学ツアーのガイドも行っています。ヨーマンのガイドは、所要時間約60分で、陰謀や当時の拷問の様子など、ロンドン塔の長い歴史を雰囲気たっぷりに紹介してくれます。最も英語なのでよく理解できませんでした。
ウィリアム征服王の時代に立てられたホワイト・タワーは、ロンドン塔の長い歴史を物語り、ここには多くの反逆罪に問われた者が幽閉されていたところです。現在は、王の武具や拷問用器具を展示した常設展を行っています。
ラウン・ジュエル The Crown Jewels
14世紀初頭から現在に至るまで、英国王室の財宝クラウン・ジュエルを守り続けています。
1715年から1939年に使われた5つの王冠や、1万2千個以上のダイヤモンドが展示されています。クラウン・ジュエルでは、世界最大のダイヤモンド「アフリカの星」が有名で、見学者はこれがお目当てです。

そばにいたヨーマン・ウォーダーの人に写真を取らせてもらいました。
出口付近からの外観です。こちらは現在空堀のようになっていますが、テムズ川側は今でも水の入った堀になっています。

テムズ川クルーズ

この現地ツアーには、1時間ほどのテムズ川クルーズが入っています。国会議事堂、ビッグベン、セントポール大聖堂などを船上から見ることができます。

タワー・ブリッジ
ロンドンの象徴的存在で、観光スポットとしても有名なこの跳ね橋。19世紀半ばにロンドン市内でテムズ川を歩いて渡れるのは「ロンドン橋」のみでしたが、人口の増加につれて、通行の大混雑が問題となり、その解決策として建てられました。現在はこの周辺が港湾として利用されることが少なくなり、大型船の通過のために橋を上げられるのを見られる機会がほとんどなくなってしまったそうです。
クルーズの観光船。2階がオープン仕様になっており周りがよく見渡せます。
中央の塔がセントポール大聖堂です。
ロンドン・アイLondon Eye
1999年末に開業した観覧車。直径135m、カプセル1個当たり定員(25人)は共に世界一でしたが、現在ではシンガポール・フライヤー(直径150メートル、カプセル1個当たり定員28人)にその座を奪われてたそうです。当初は5年間だけの営業許可になる予定であったが、のちに恒久的な施設として認められたそうです。ガラス張りカプセルと料金の高いことで有名です。料金は15ポンド(約3100円)優先登場には25ポンド(約5200円)もかかります。
川から見た国会議事堂とビッグベン

バッキンガム宮殿

船を下りて再びバスで、バッキンガム宮殿へ。ここでは衛兵交代式を見学します。現地到着は11時半ごろで、ガイドさんから早く行かないと間に合わないからとせかされ、バスを降りて駆け足で宮殿前に移動しました。

さすがに宮殿の前には人がいっぱいです。ガイドさんがよく見れるいいところを教えてくれて、そこに到着するや否や兵隊さんの行進が来ました。これから上番する兵隊さんが宮殿に入るところです。昨日は空振りでしたが、今日はしっかり見ることができました。満足、満足。

ところがガイドさんいわく。明日は女王陛下のお誕生日パレードの予行があるので時間のある人はぜひ見ていってくださいとの一言。われわれは明日パリへ移動なので見ることができません。残念でした。イギリスでも珍しいほど大規模なものだそうです。

1日違いというのが悔しかったですね。ロンドンにこの時期行かれる方はぜひ調べていかれるといいでしょう。

昼食

このあとバスはトラファルガー広場まで行って解散でした。どこか食事のいいところがないかガイドさんに聞くと、すぐそばにパブがあっておいしいとか。名前を聞くとちょうどガイドブックに乗っている名物パブ。早速前進です。チャリング・クロス駅の近くにあるパブレストランで、1階がパブ、2階がレストランになっています。

店内にはシャーロックホームズ関連のグッズや資料などが飾られていました。
通常パブでは、昼間はランチや軽食なども食ることができるので早速ビールと念願のフィッシュ&チップスで昼食です。

ロンドンではここの食事が一番われわれの口に合いました。

シャーロックホームズカフェという名前のお店です。関連グッズが飾ってありました。
念願のフィッシュ&チップス。魚もカラッと揚がっていておいしかったですよ。ポテトも脂っこくなく塩味も薄味でしっかり全部いただきました。

ホース・ガーズ

昼食後、街をぶらぶらしながら徒歩でウエストミンスター寺院へ移動です。

途中ホース・ガードに寄りました。ここは現在近衛騎兵連隊の司令部として用いられており、ロンドンのホワイトホールとホース・ガーズ・パレードの間に存在するパラディオ様式の建物です。

現在ホース・ガーズは常に近衛騎兵隊によって警備されており、建物入り口では午前
10時から午後4時までは乗馬した近衛兵が常に警備しており、その様子を見ることができるため、ロンドンにおける観光名所の1つとなっています。

ウエストミンスター寺院

英国を代表するゴシック建築ウェストミンスター寺院では、1066年以降全ての国王の戴冠式が行われています。またあのダイアナ妃の国葬もここで特別に行われたそうです。

墓としての存在も有名で、多くの国王や女王、ウィンストン・チャーチル元英首相やシェイクスピアなどの文豪、偉大なる音楽家ヘンデルもここに葬られています。厳粛な雰囲気の中、
600以上の石碑と壁碑、そして美しいステンドグラスの数々。全てデザインが異なり、それぞれの意味と祈りが込められています。

内部の礼拝堂
回廊に囲まれた中庭
正面玄関

国会議事堂(ビッグ・ベン)

南に聳え立つヴィクトリア・タワーに対し、人気があるのは大きな時計が目印で、高さ96.3mのクロック・タワーのほうですね。「ビッグ・ベン」の愛称で親しまれていますが、ガイドさんによればビッグベンとはこの時計のことではなく。中にある鐘のことだそうです。

アフタヌーンティ(ホテル・キャピタル)

1800年代初期、7代目ベッドフォード公爵夫人のアンナマリアによってつくられた風習といわれており、当時の貴族は朝食と遅い夕食の2食しかとらないのが通常でしたが、その間の空腹を満たすため、午後にお茶とお菓子を楽しむことを思いついたのがきっかけです。

以後、アフタヌーンティーは宮廷内や貴族の間でお客様をもてなす習慣として広まっていき、今でも英国では、午後のゆったりとしたひとときを過ごすティータイムとして親しまれています。

ぜひわれわれも一度は体験しておかなければと思い、ホテルキャピタルのアフタヌーンティを日本で予約しました。

宣伝文句によれば、「こじんまりとして、落ち着いた雰囲気のホテルであるが、各国の大使館が御用達にしている本格派レストラン「
The Capital」はミシュラン2ツ星を獲得した名店。ファブリックやライティングにモダンな雰囲気を取り入れつつも、クラシカルな英国風の雰囲気を残したインテリアの中で頂くアフタヌーン・ティは、他の有名なティ・ルームと比較すると少しリーズナブル。ナイツブリッジでショッピングを楽しみ、ゆっくりと一息いれるのにふさわしい。」とありました。

アフタヌーンティ
一番上はサンドウィッチです。2段目はお菓子系統が乗っています。一番下には名物のスコーンです。そして奮発してシャンパン付で、注文しました。
キャピタルホテルの外観ですが、1階の左側の窓のところでいただきました。テーブルが6卓のみのこじんまりとした部屋でしたよ。

大英博物館

世界中の文化遺産、美術品を収蔵する世界最大級の博物館。180万年前から現在までの文化を網羅する遺物を展示し、その数はおよそ600万点。

博物館は英国議会の直属の管財人委員会によって運営され、所蔵物は国家財産であり、入館無料で全ての人に公開されています。

モンタギュー邸を改築してできた豪華な門構えの博物館は、彫刻家であり建築家であったピエール・ピュジェにより設計され、1759年から公開。
グレートコート
イギリスの有名なきゅうりビル「ガーキン」や「ミレニアム・ブリッジ」で著名なイギリスの建築家ノーマン・フォスターの設計による多目的ホール。近代的なストラクチャーでありながらも室内の風景は、かつての閲覧室の厳粛な雰囲気をそのまま保っており、新旧の融合が不思議な調和をもたらす空間です。ここには、ミュージアム・ショップやレストラン、カフェなどがあり、ゆっくりと寛ぐことのできる場所です。
ロゼッタ・ストーン。
象形文字解読の鍵となった、博物館で最も人気のコレクション。
1799年にナポレオン軍によってナイルの西デルタで発見されたこの象形文字が記された石は、紀元前196年のプレトマイオス5世の時代の法令が記されています。エジプト象形文字が使用されなくなってから1400年後の19世紀初頭、象形文字解読が遂げられる重大な鍵となった一品です。
その貴重な遺物だけに、第一次世界大戦時は、戦火を逃れるため、深い地下に隠されていたというほどです。

ここだけはガラス容器の中に入っていましたので、反射してしまいました。

「ラムセス2世(Room 4)」石像
エジプトのファラオの中で最も強い権力を持って統治したと言われる「ラムセス
2世」の像
7トンを超える「ラムセス2世(Room 4)」石像ですが、エジプトのファラオの中で、67年間もの長い間エジプトを統治し、最も力のあった人物と言われているラムセス2世は、世界遺産となったアブ・シンベル神殿を建築させた王としても有名です。この像は、紀元前1250年頃に造られたものとみられています

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