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ASIRA
All Shingon−International Relief Agency
全真言国際救援機構


薬林寺はASIRAの活動を支援します。

現在、住職はASIRAの広報委員の一員として活動しています。



全真言国際救援機構とは

ASIRA(アシラ)全真言国際救援機構は仏教NGOとして宗派の壁を越えた組織づくりの中で、援助を必要とする国内外の人々や社会への救援事業を確実に実践しています。
カンボジア地図あなたの善意で村人に命の水を!


仏教国カンボジア・スバイリエン州への支援事業、小満濃池(溜池=命の水)の造成により村人に命の水として感謝され貴重な村の財産となりました。
池
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全真言国際救援機構 平成8年度事業中間報告 ASIRA事務局よりの報告を転載 ◎カンボジア小満濃池(NO.4)の完成式及び黒板製作と配布 平成8年6月2日〜18日 スヴァィリェン州ボッス村、プレクチュラ寺院開発僧、ネム・キンテン師の要請による干ばつ時の緊急用池「小満濃池」 掘削事業は、NO.4の完成までに至り、竣工祈願祭に事務局長他、計8名が出席。No.4池畔で盛大に贈呈・完成を祝った。 事務局長は単身、現地に一周間滞在し、現地周辺の小学校で破損状況が著しい黒板22枚を補修修理の後、プノンペンの教育省下 木工作業所で、本会から既送の資材をもとに、50枚の黒板を木工作業所の勤務者を指導・監督して製作し、必要な学校に配布し 任務を完了した。 ◎神戸地蔵盆 平成8年8月24日 咋年に引き統き、関西地方特有の地蔵盆を神戸市北区・鹿の子台仮設住宅第4ふれあいセンターで開催。震災により失われてしま った、各地区・各町会単位で構成されている地域共同体と仏教習俗が伝統的に子供達の信仰体験となっているいとなみを、急造な 寄り集まり世帯となった仮設住宅群の中に復活させることで、住民の連帯意識を培う心のケアの一環として実施し、500人分の 供物は同日タ刻までに全て完配。 8月24日午後1時、即席のテント張り接待所に計5体の地蔵尊を奉祀。地蔵菩薩本顧経など読誦。参加住職は本会員含めて9師。 継続を期待されている。 ◎黒板をカンボジアへ送るプロジェクト活動 電気照明など皆無で、堀っ建て小屋同然の校舎にあって、更に文字教育すら困難な老朽黒板を使用している現状から、このプロジェ クトが急務であり、現地二一ズに応えるためオリジナルプロジェクトとして活動した。 ◇ 日本の既製使用黒板が、年限経過として廃棄されている。 ◇ 回収と営繕作業によって、充分再生することが可能。 ◇ 再生黒板150枚をカンボジア各地の小学校に提供することにより、教育によってカンボジアの難情を回復するためのオリジナ ルプロジェクトとして実施することとした。 O9月23日より、束京、神奈川、埼玉を中心として廃棄処分にある黒板の同収出張。延べ約7日間を要して、神奈川県会員寺院 境内に集荷。以降、同寺境内において延べ60日間を費やして黒板修理作業を継続。 ◇寄賭・・・川崎製鉄KKより黒板用長尺コイル100メートル東京黒板KKより旧黒板60枚 Ol0月4日、プノンペン、教育省下木工作業所宛て、黒板50枚分製作用資材を輸出。 O12月26日、横浜新山下埠頭の友宏貿易KKへ黒板156枚及び黒板消し500個、チョーク多数を出荷。荷積み作業7人。 6メートルコンテナにより、平成9年1月9日、カンボジア・シハヌークビル国際港へ輸出。 ◎阪神大震災三回忌迫悼法要 平成9年1月17日 大震災被災者に心のケアとして様々なとりくみ方が必要な中で、すでに二ケ年がすぎ被災者の忍酎が限界に達し、援助の連れや回 復に差が生じている。被災体験の共感よりも個人的な問題の解決に迫われ、被災者同士の人間関係にギクシャクしたすきま風が吹 く中で、一番の弱者はやはり高齢者であり、年金ぐらしという生活上にあっては、なお一層、不安感、虚脱感は深い。連れ添う者 を失った悲しみへのいやしが、ひとり碁らしになってしまった現状では尚更深刻であり、仮設住宅では、すでに120名をこえる 孤独死の80%以上が65歳以上であることが事実を物語っている。 神戸での常駐活動を続けている、神戸元気村のサンライス神戸運動(仮設住宅の独居高齢者を対象に月3kgのお米を届ける活動) とタイアップして、三回忌迫悼法要を共催するとともに、粗供養として3kgの米袋500人分を準備して、1月17日午前11時 から、神戸市東灘区の御影公会堂で法要を開筵。解散時に配布した。法要出仕寺院13ケ寺。 ◇「生きてゆく勇気に繋がりました」 ◇「簡単な合同葬のみで、以後本式な法事をしてやれなかった連れ合いに良いご法事をつとめて頂いた」 ◇「東京・横浜方面から私たちの悲しみや苦しみを忘れないでいただたて・・・」 参列者483名の方々から涙ながらの感謝の言葉をいただき、事務局長は、大任を果たせた喜びで帰途に ついた。
ASIRA事務局よりの報告を編集転載

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