20時45分にチェックインを済ませる。ボーディングパスは関空−ドバイ、ドバイ−ローマの２種類もらい、ドバイでのトランスファー手続きは不要であった。出国手続き後のトランジットエリアのテレビが、ロンドンで爆破テロがあったことを伝えていた。
エミレーツ航空のドバイ行きＥＫ３１７便はゲート３７より搭乗。Ａ３４０−５００で、シートは２−４−２の配置。エコノミークラスの座席モニターも大きい。映画も日本のものが３本くらいあり、しかもオンデマンド。音楽も５００チャンネル位あり、当然日本のものもあった。ヘッドレストの左右が曲げれるようになっており、頭にフィットするようになっている。
15分遅れの23時30分に動き出す。１時間後に機内食、その後飲物のサービスがあり、上海、カルカッタ上空を通過し、２回目の機内食の後ドバイに翌４時10分（日本時間９時10分）に到着した。
ドバイ空港は早朝から活気にあふれいたが、トランジットエリアのそこらかしこで人が地べたに寝ており、少々異様な光景だった。喫茶店で小休止し、７時１５分定時にローマ行きＥＫ９５便はドバイを離陸した。この便はＢ７７７−３００型で、他社便では横に９席が多いが、エミレーツは３−４−３の10席の配置で通路が狭い。席も若干狭いと感じた。５時間５５分のフライトで７月22日11時10分ローマ・フィウチミーノ空港に到着。日本を出発して19時間かかったことになる。
日本も暑かったけど、ローマも暑い。
簡単に入国が終わり、ローマでやらなければならない、鉄道乗車券の購入をすることにした。ローマーからスイス・グリンデルワルドは夜行列車で行くことにしている。ローマからシュピーツ間の寝台・クシェットの券とスイス国内の乗車券となるスイスカードは日本で購入済みであるが、イタリア国内のローマーからイゼーレの区間乗車券は日本で購入できないので、現地で購入することとしていたのだ。空港鉄道駅で、空港駅からローマ・テルミニ間は難なく購入できたが、ローマ・テルミニからイゼーレ間は担当者が端末を何度も操作してもうまくいかない。どこかに電話をしてやり直してもだめ。結局、端末を指差し「ブロークン」とのこと。ローマー・テルミニで購入してくれということととなり、12時27分発予定が10分遅れて発車した列車に乗り込み、テルミニ駅に向かった。
テルミニ駅は大きな駅であった。駅を出て、カヴール通りを５分ほどスーツケースを転がし、ホテルジェノバに到着した。
ホテルの部屋はトリプル。とりあえずシャワーをして疲れを癒す。その後、徒歩にて三越を経由してスペイン広場へ行き記念写真。その後、テルミニ駅へスイスへの乗車券の購入と向かう。
テルミニ駅の乗車券の購入窓口は国内線、国際線、払戻し、15分以内の発車専用などにに別れていて、国内線、国際線はそれぞれ５つくらいの窓口が開いていた。いずれも相当な混雑だった。我々は、イタリア内の区間なので国内線の列に並び、時期に順が回ってくるだろうと思っていたが大はずれ。１人に要する時間が尋常でない。購入だけでなく相談も併せてやってるから長い長い。１時間後に順が来て窓口で購入済みの券を示し、接続するようローマ・テルミニ−イゼーレ間の乗車券をくださいと英語で言った。それは通じたのだが、「それなら、国際線の窓口で購入せよ。」との回答。イタリア国内のみの区間であること主張したが「ノー」の連続。しかたなしに国際線の列に最初から並ぶはめに。また１時間かかり、やっと購入できたときには足は棒のようになっていた。
目的を果たし、ホテルに戻り、ホテル前のピッツェリアで夕食を取った。
だらだらと列が前に進み、結局１時間で入口に到着。大人12ユーロ、子供８ユーロ。６歳未満は無料でした。
次は真実の口。歩いて25分。40分待ち。お決まりの口に手を入れて記念撮影。Ｍちゃんが寝てしまっていて、お父さんが抱っこしながら写真を撮る。
最後にトレビの泉に行こうと、一度テルミニ駅までバスで戻ることとし、切符を買おうと屋台の食べ物屋さんに聞くと「あっち」と指差す。ローマのバスは、事前に切符が必要で、現金では乗れないのだ。指差された方向に歩くと次のバス停まで来てしまうも、何もない。待っている人に聞くと、「あっち」とまたも指差し。その方向に行くとバス停があり、自動販売機があった。１ユーロを入れて操作するも切符は出てこない。別のコインで試すとお金だけ取られて切符はおろか何も出てこない。10ユーロ入れても返ってくるだけ。そばに、インターフォンがあったので取ってみると、英語で「本日は日曜日で営業していません。」とかなんとか言いよる。
しかたないので、ぐずる子供を肩車して徒歩でトレビの泉へ。むっちゃ暑ぅ。子供たちはジュースとアイスクリーム。父は当然ビール。
ホテル近くに戻り、スーパーでお土産を物色。リゾットの素などを購入。早めの夕食を済ませ、18時30分に預けていた荷物を受け取りホテルを出発し、駅へ向かった。
ほどなく、定刻20時38分列車が動き出した。すぐに車内検札が始まり、500ｍｌのペットボトルの水をもらい、こちらからは乗車券一式とパスポートと免税書類を預ける。黙って受け取ったとこをみると、免税手続きもしてくれる感じがした。
中段のベッドを自分達で造りつけ、ベッドメーキングをした。車内の冷房は、座席に座って肘あたりの窓際から吹き出すため、上段のベッドは焼けた屋根のためとてもじゃないけど寝れたものではないので、子供２人は中段、大人２人が下段で寝た。お父さんはなかなか寝付けず、23時10分にフィレンツェに到着し、30分停車の後進行方向が逆になったのまで記憶があった。