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サイフの注文を頂きました。
上のサイフが12年も使った財布で
下の財布が今回作った財布になります。

さすがに12年も使うとボロボロです。
縫い糸は、もう無くなっているし、チャックの横は破れているし。
今回はコレと同じ物を作って欲しいとの依頼でした。

今回はコピーに徹したので
可も無く不可も無くと言ったところです。

使いの荒い人なので
外側の見える部分の革はサドルレザー(多脂革)の2,7ミリで
中の見えない部分は1,2ミリの革で作り
以前の財布と厚みはほぼ一緒になっています。
ちなみに、全部2,7ミリで作ろうとして厚みを考えたら
物凄い厚みになったので止めました(笑)

革細工をやっている人がこの金具を見て
「この金具、ドコで売っているんだろう?」と思いますよね?
そういう時は「この金具が欲しい」と言って
ロットで買えば手に入ります。
名前は
「バネホックの特大15ミリのアンティーク仕上げ」
そのかわり1000個単位で、カシメる工具も必要になります。
何万円もかかりますので、覚悟してください(笑)

ここで、ちょっと革の話し。
下の革はヌメ革で上の革はサドルレザーです。

よく、サドルレザーという言葉を聞きますよね?
これは多脂革(たしがわ)と言って、なめした後の革に
油をしこたま塗った革をサドルレザーと言います。
主に魚の鱈(タラ)の油を塗るのですが
油を塗る機械の幅に合わせて余分な部分を切り落とします。

ただ、最近はレザークラフトブームなので
ヌメ革もサドルレザーという名前で売っていたりもするので
混乱すると思います。

コレは私の個人的な意見ですが
サドルレザー買って面積が少ない革を買うよりも
ヌメ革にオイルをしこたま塗っても同じような気がします。
半固形クリームでは中まで染み込まないと思うので
液状のオイルのほうがいいと思います。

ご注文誠にありがとうございました。