2002年 8月8日 全労済ホール・スペース・ゼロ
ミュージカル 『HUNTER×HUNTER the nightmare of ZAOLDYECK』

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『HUNTER×HUNTER the nightmare of ZAOLDYECK』
会場 日時
全労済ホール・スペース・ゼロ 2002.8.8〜14
サンケイホール 2002.8.17〜18


キャスト
ゴン 竹内 順子
キルア=ゾルディック 三橋 加奈子
クラピカ 甲斐田 ゆき
レオリオ 郷田 ほづみ
ヒソカ 高橋 広樹
イルミ=ゾルディック 風間 水希
シルバ=ゾルディック 笠原 竜司
ミルキ=ゾルディック 北野 康広
カナリア 鈴木 真仁
ゼブロ 土屋 裕一
ゼノ=ゾルディック 新田 将司
キキョウ=ゾルディック 薜 宏美
カルト=ゾルディック 七瀬 もも
執事 宮本 英喜
北村 哲也
林 伊織

これは、かんぺき、声優さん目当てで行きました(^ ^)あと、この舞台は毎年「良い」という噂を聞いていたので。
本当に観に行って良かったです。初めてミュージカルというものを観ました。歌が場を引き立て、盛り上がらせてくれるのです。

内容は中学生向きで、分かりやすいものでした。

物語は、ハンター試験に落ちて、会場を出て家(ククルーマウンテン)に帰ってしまったキルアを、ゴンが一緒に旅に出ようと誘いに行くところから始まります。ミュージカルの舞台ですから、原作やアニメとはところどころアレンジしてます。

いやぁ〜、すごい熱狂でした。やはり人気なのが、クラピカやヒソカが出て来ると声援がすごい!!声援が凄すぎて、台詞が聞えないときが多々ありました。

声優さんのキャスト(アニメ)を選ぶとき、本当にスタッフの方たちは、声とキャラクターを合わせてるなと感じました。なので、舞台を観ていても、ズレ・・・ミスキャストが無い・・・と思いました。
声優さんたちも、自分が演じたキャラクターの性格を忠実に表現してるのです。「声優」の前に、演技をする「俳優」なのだと感じました。
ゴンは戦いのシーンでよく殴られるのですが、竹内さんは、「うっ!」とか「うわっ!」とか、声を出してました。それによって、殴られるのは痛いんだぞ!というのが表れていたのです。
ゴンとキルアは、まだ子供ですから、二人の会話では、子供の無邪気さが表現されてました。
キルアは殺し屋の家で生まれて、その教育しか受けてこなかったとしても、まだ子供です。三橋さんの演技は、キルアは、まだ子供なんだよ、無邪気なんだよ、というのを的確に表現されてました。
キルアは自分を分かってくれない、イルミやキキョウ、ミルキの前では、彼等、彼女たちのことを相手にしてません。ところが少なからず、シルバやゼノは分かってくれます。シルバと話すシーンでは、ゴンがどれだけ凄いか、ゴンといて楽しかったか、を話しますが、シルバはキルアが話してる内容より、笑いながら、笑顔で話しているキルアの顔に注目してました。アニメで、そこが描かれていたかは忘れてしまいましたが、舞台ではそれ(無邪気さ)が伝わってきました。
キキョウは、キルアを悪い者から守りたいという想いから、キンキン声で言うのです。それはアニメでは伝わってこなかったのですが、舞台では悪い者から守りたいんだという、「想い」が、よりリアルに伝わってきました。

ハンター×ハンターに出演されてる方たちは舞台俳優さんが多いのでしょうか?台から飛んだり跳ねたりがすごくよくあるし、体が柔らかいし、驚きました。
なかでもゼノ=ゾルディックを演じた新田将司さんは凄かったです。
またゼノはギャグもあり、登場したときは体の前に
【一日一殺】と書いていたのが、第2幕ではパーティーのシーンでしたので、【熱烈歓迎】になってました(爆笑)それに気がついた人が思ったよりも少なかったことが残念ですね。あまり笑ってる人がいなかった・・・。ちなみに私も堪えきれなくてクスクス笑ってました。

私が一番好きな台詞は
イルミがキルアに人を殺せるようにするスイッチが入るようにするのですが、ヒソカがクラピカにそのことを伝えます。クラピカはイルミに何故そんなことをするのかを聞くと、イルミは「肉親さえも殺せる強さが必要だから・・・」と言います。クラピカは「それが強さだと本当に思ってるいるのか?」と聞きます。イルミは頷きますが、ゴンが
「優しさが人を強くするんだ」と言うのです。
私もその言葉を聞いたとき頷きました。
「優しさが人を強くするんだ」・・・忘れられない言葉です。

そして、私が一番共感したシーンは
キキョウが「キルア、あなたはここ(ククルーマウンテン)にいなさい。ここに居るのがあなたの幸せなの。今はまだよく分からないでしょうけど、そのうち感謝さえするわ。ここに居て良かったって、きっと思うわ」です。
人の価値感は人によって違うし、それを自分のモノサシで計るべきではないと思います。クラピカも「キルアの幸せはキルア自身が感じることだ」と言ってました。
あと、さらに私の体験を付け加えると、ここに居て良かったと思うことは無いと思います。自分が今までいた幸せとはまた
別の生き方=幸せを見つけたのですから、前の場所に居て良かったと思うことはありません。自分が行動して新しい幸せを見つけたのです。前の自分の居た場所のままでは知ることができなかった幸せなのです。それを前の場所の方が良かった・・・と思い返すことは、まずないと思います。
ここのシーンは、同じ体験をした人でなければ、分からないシーンだと思いました。
ただ、キキョウは理由があって、キルアにそう言ってるのです「この子を思う気持ちは誰にも負けないわ。間違った方向へ進む子供を正してやるのも、親の務めです」と言います。ただの決め付けではなく、キルアのことを想っての愛情なのでしょうね。
だけど人には人数分の考えがあるので、難しいところです。

尚、この舞台の様子はDVD化→販売されてます。DVDの最後に特典映像もあり、役者さんの一言づつのインタビューもあります。竹内さんがどれだけの演技をされていたのか、あのインタビューで分かります。

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